東京のど真中で脱穀機が唸る 筑波大附属駒場中高校の米づくり:脱穀編 – マイナビ農業

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東京のど真中で脱穀機が唸る 筑波大附属駒場中高校の米づくり:脱穀編

東京のど真中で脱穀機が唸る 筑波大附属駒場中高校の米づくり:脱穀編

2017年12月14日

東京・世田谷区にある筑波大学附属駒場中・高等学校では、前身である東京農業教育専門学校附属中学校以来の伝統を引き継ぎ、水田・農業を重要事項に置いて教育を行っています。稲刈りから1カ月後、中学1年生の生徒たちは、校内で脱穀作業を体験。わずかな種籾から育てた稲が無数の米に変わるのをその手でしっかりと確かめます。

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脱穀作業を必ず経験

校庭に溢れる農村のイメージ

 脱穀とは稲穂から米粒の入っている籾を取り出す作業。人の手だけで籾を取るのは大変な仕事なので、脱穀機を使います。そのエンジン音を聞いたことがありますか?ブルブルブルという、あまりシャープとは言えない、どこかのんびりした感じの音から広がるイメージは、青く晴れ渡った秋の空のよう。

その青とコントラストをなす稲穂の黄金色。その二つの色に彩られた長閑な農村の風景です。そのイメージが渋谷に程近い、東京のど真中にある筑駒中高校の校庭に溢れます。

農業から想定外の状況に対処する力を養う

 10月14日(土)に刈り取った稲は約1カ月間、稲架掛け台で天日干しに。そしてこの11月16日(木)に脱穀を実施。学校のスケジュール上、毎年この日程は大きく変えられませんが、今年(2017年)のように天候が不順だと調整するのが大変です。しかし悪天候という想定外の状況でもやるべきことをこなし、普段と同じレベルの能力を発揮するのも将来的には重要なこと。自然相手の農業からはそんな力も養えます。

脱穀機に掛ける

 朝8時半から作業開始。手順や注意事項の説明が終わると、生徒たちが稲架掛け台から稲束を降ろして、それぞれ手にします。水田委員の生徒がその稲束を広げ平らにならして脱穀機に掛けると、選別された籾米が機械の後ろにある口から勢いよく吐き出され、みるみる容器はいっぱいになっていきます。手に残った稲わらには、まだ少し籾米が残っている場合が多いので、最後にそれらを手できれいにこそぎ取ります。この籾米はもち米です。

完了するのは日暮れ前

この作業を中学1年生3クラス123名、高校1年生41名が行います。同校は中高一貫校ですが、高校から入る米作り未体験の生徒が1クラス分いるので、彼らも参加。つまり6年間でも3年間でも在学する生徒全員が、必ず一度は米作りの全工程を経験することになるわけです。作業中、脱穀機が詰まって10~20分間停止してしまうこともしばしば。そのため一日作業になり、完了するのは日暮れ前になるとのことです。

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