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クリスマス直前!日本ワインとご当地チーズで「和インパーティー」はいかが?

クリスマス直前!日本ワインとご当地チーズで「和インパーティー」はいかが?

最終更新日:2018年10月17日

最近、どんどん美味しくなっていると話題の「日本ワイン」。気になってはいるけれど、どれを飲んで良いかわからない方も多いのではないでしょうか。150種類以上のワインを取りそろえ、その6割が日本ワインだという「ワインバー 葵」(東京都文京区)。店主の小林善孝(こばやし・よしたか)さんと綾(あや)さんご夫婦に、今飲むべき日本ワインと、相性ぴったりのおすすめ国産チーズ教えてもらいました。

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品種の多様化、海外帰りの醸造家がレベルを底上げ


ここ10年の間に目覚ましい進化を遂げた「日本ワイン」。ソムリエの資格を持つ小林さんも、「ボルドーやナパバレーといった、世界的に有名な産地のワインと肩を並べても、引けを取らないものになってきた」といいます。フランスなどワインの本場で醸造技術を学んだ造り手が増え、国内で栽培するブドウの品種が多様化したことが、飛躍の主な理由です。

頂き物の京都産ワインを飲み、日本ワインの魅力に目覚めたという小林さん。まずおすすめしてくれたのは、日本ワイン普及の立役者ともいうべき「小布施ワイナリー」(長野県小布施町)。フランス・ブルゴーニュなどで醸造を学んだオーナーによる、哲学をもって作られたワインは、これまでの日本ワインの印象を覆す、強烈な存在感を持つワインです。自社畑のブドウだけを使った「ドメーヌ・ソガ」シリーズなど、インターネットでの購入ができないにも関わらず、熱心なファンが多いです。

小林さんは日本ワインの魅力の一つを、「気軽に生産地へ行けること」だと語ります。“行って楽しいワイナリー”の元祖ともいうべきは、「ココ・ファーム・ワイナリー」(栃木県足利市)。栽培とワイン造りの様子を楽しめる見学ツアーを楽しんだり、敷地内のカフェで目の前の急斜面に広がるブドウ畑を眺めながら、まさにその場で作られたワインを楽しんだりできます。毎年恒例イベントの収穫祭には、出来立てのワインを求めて多くの人が集まります。国際線のファーストクラスで提供される実力はもちろん、「農民ロッソ」「こころぜ」「風のエチュード」といった可愛らしいネーミングも魅力です。

ブドウの栽培から瓶詰めまで

おすすめの日本ワイン。左から、ドメーヌ タカヒコ、小布施ワイナリー、はすみふぁーむ、ココ・ファーム・ワイナリーのもの

自然派ワインに興味がある人には、「ドメーヌ タカヒコ」(北海道余市町)のワインがおすすめ。雨後の筍のようにビオワインの造り手が増える中、生産技術が高い同ドメーヌのワインは、「ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)」としてお客さんにも薦めやすいといいます。「安定感がありつつ、味に個性があって素晴らしい」と小林さんも太鼓判を押します。ちなみにドメーヌとは、原料となるブドウの栽培から醸造、瓶詰までを自分たちで行う生産者のこと。ドメーヌ タカヒコでは、栽培が難しいとされる繊細な味わいの「ピノ・ノワール」という品種をメインに手掛けています。

日本ワインに多く使われる品種は、赤ワイン用の「マスカット・ベーリーA」と、白ワイン用の「甲州」です。地元産のブドウにこだわる「ダイヤモンド酒造」(山梨県甲州市)の「マスカット・ベーリーA」を使ったワインは、「甘くて軽め」という同種の印象を覆し、世界からも評価される複雑で完成度の高い仕上がりです。

「甲州」は、名前を見ても明らかですが、山梨で生産されることがほとんど。珍しく長野県で栽培・醸造を行う「はすみふぁーむ」(東御市)の甲州を使ったワインは、より寒い気候で育ったブドウのキリっとした美味しさが引き立っています。

コストパフォーマンス&味◎プロが推すご当地チーズとは

熟成により表面が赤くなる「ロビオーラ」(中央左)など、種類豊富な国産チーズ

ワインの友として欠かせないのは、「チーズ」。最近は、北海道や北関東といった酪農地帯を中心に、中国・九州地方でも国産生乳を加工した「日本チーズ」も多く作られるようになりました。しかし、ブームの兆しはあってもワインとは異なり、適正な価格と質の点ではまだまだ輸入物の後塵を拝する、贈答向けの高級品という位置付けです。

その中でも質・価格ともに、チーズプロフェッショナルの資格を持つ綾さんをも唸らせるのは、「新札幌乳業」(北海道札幌市)の「北海道小林牧場物語 手づくりブルーチーズ」。熟成具合が適度で、ブルーチーズならではの「ピリっと感」と、白い部分の旨味のバランスが絶妙だといいます。工場から車で約10分の距離にある牧場で、搾乳から24時間以内の新鮮な牛乳を使って作られます。「新鮮であればあるほどミルクっぽさが出る」(綾さん)というチーズ。なめらかでコクがあり、うま味の強い生乳の味がそのまま出ています。赤ワインに合わせて頼むお客さんが多いそう。

新鮮な国産の良さが如実に表れるのが、フレッシュチーズ。フレッシュチーズの作り手のうち、おすすめは「ルーラルカプリ」(岡山県岡山市)。ここで作るのは、真っ白でシンプルなフレッシュチーズ「フロマージュブラン」1種類のみ。ヤギのミルクは成分が母乳に近く、アレルギー反応が出にくいなどの理由で健康食品としても注目されています。ヤギの搾乳ができる春から秋限定の生産となりますが、ワインバー 葵でも「お店に出すと、いつの間にかなくなっている」(善孝さん)という人気の商品です。濃厚ですが決してしつこくなく、さっぱりとした酸味が特長です。

一方、ヨーロッパ直伝の技術により、熟成タイプのチーズも見逃せない美味しさになってきました。イタリアの製法を使った「ロビオーラ」(「チーズ工房 白糠酪恵舎」、北海道白糠町)は、表面を塩水で洗いながら熟成を進ませることで、表皮が赤くなったチーズです(※イタリア語で、ロビオーリ=赤くなるという意味)。もっちりとした食感です。北海道産のチーズは、都内でも百貨店の催事やアンテナショップなどで、比較的手軽に安く買えるのでおすすめだといいます。ミルクのような味わいのある、樽熟成などの濃厚な白ワインは、このタイプ(ウォッシュタイプ)のチーズとのペアリングが相性抜群とのこと!

「えこひいきや物珍しさからではなく、単純に美味しい」(善孝さん・綾さん)とプロも認める日本ワイン。東京五輪・パラリンピック開催を前に、世界から熱視線を受けること間違いなしです。注目のご当地チーズと組み合わせ、気の合う仲間と“和インパーティー”を開いてみてはいかがでしょうか。

取材協力:

ワインバー 葵
東京都文京区関口1-18-9-2F(江戸川橋駅徒歩1分)
03-6823-8246

※小売価格は製造元へお問い合わせください。

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