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生産者の顔が見える野菜を作る ローソンファームの取り組み

生産者の顔が見える野菜を作る ローソンファームの取り組み

2017年12月25日

コンビニエンスストアをチェーン展開する株式会社ローソンは、2010年から農業生産者と一緒になって、「ローソンファーム」の運営に取り組んでいます。その土地ならではの野菜や米を生産する農場を2017年現在、全国23ヶ所で展開しています。「ローソンがなぜ農場の運営を?」という疑問に答えてくださったのは、商品本部農業推進部部長の下澤洋(しもざわひろし)さん。そこには同社が描く、商品開発の新しい姿と流通改革へのビジョンがありました。

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消費者の生活スタイルの変化が「コンビニ」を変える

私たちの生活に欠かせない存在のコンビニエンスストアは、常に消費者のニーズや、ライフスタイルの変化に合わせた商品を提供しています。ローソンは2005年から、グループ店舗での生鮮野菜の販売をスタートさせました。

それまで、男性や若者の利用者が多かった中で、女性や高齢者に支持される「安心・安全で新鮮な野菜」を届けること。それを実現するためには「野菜の生産現場を知る必要がある」という考えの下、農家・農業法人と連携する「ローソンファーム」の構想が生まれ、2010年に千葉県香取市に第一号の「ローソンファーム千葉」が誕生しました。

ローソンが〝ファーム″で目指すのは、同社の商品開発、マーケティングのノウハウを用いて「生産者の顔が見える野菜の供給」を実現すること。

生鮮野菜の販売は、当時のコンビニ業界では画期的な取り組みでしたが、それまでコンビニを使わなかった人が近くにある店舗を利用するきっかけとなりました。

志ある農家と連携するローソンファーム

ローソンファームは、ローソンと同社が推奨する生産方法・生産管理に賛同した農家・農業法人が共同出資した会社です。その第一号は、千葉県香取市の芝山農園と設立した「株式会社ローソンファーム千葉」でした。代々続く家業をけん引する父と三人の息子さんが中心になって運営する農園は、ダイコン、サツマイモ、ニンジンなどの根菜類と、コマツナ、ホウレンソウといった葉物野菜を中心に生産しています。芝山農園がローソンファームの第一号に選ばれた理由は、期待する品質と収量の確保できることと、安定的に、長く続けていくためにも、生産技術を高める活動に取り組む若手スタッフの体制があることなどが挙げられます。実際に、社長に就いた四男の篠塚利彦(しのづかとしひこ)さんは当時26歳でした。

農園は、ローソンと協業することで、出荷先の安定、過剰生産リスクの分散、規格外生産物のロスを軽減。一方のローソンは、品質の高い野菜の仕入れ数量の安定化を見込めます。
ローソン農業推進部の下澤洋さんは、「よく誤解されるのですが、ローソンが栽培に携わるわけではありません。生産技術を研鑽する農業のプロである農家・農業法人のみなさんと、流通と販売が得意なローソンが、それぞれの長所を活かした姿を実現するのがローソンファームです」と両者のシナジー効果を解説。「確かな生産技術でできた野菜を、しっかり売るのがローソンの役割」だと言います。

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