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海外で大人気!新型容器で拓ける「日本産完熟大粒イチゴの市場」

海外で大人気!新型容器で拓ける「日本産完熟大粒イチゴの市場」

2017年12月31日

イチゴ王国 栃木県のブランド力をさらに高める新品種、大粒イチゴの「スカイベリー」。このスカイベリーのような大粒イチゴの流通拡大のために、宇都宮大学と宇都宮大学発のベンチャー企業、アイ・イート株式会社は新型容器「フレシェル®」を共同開発しました。生産から流通時のイチゴの傷みを少なくし、鮮度を大幅に長く保ちます。同社の代表、寺門孝(てらかどたかし)さんに話をうかがいました。

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新型容器「フレシェル®」で完熟イチゴに付加価値を

オーナーズ

甘くておいしいイチゴは傷みやすく、流通や保存に多くの手間のかかる農産物の一つです。農林水産省ではイチゴは野菜として分類されていて、追熟しておいしくなる果樹、例えば桃や柿とは異なり収穫した時がおいしさのピークとなります。

「熟すまで収穫を待つと流通の段階や家庭で傷みやすくなり、熟す前の青い未熟の時に収穫すると糖度が低いままで、酸っぱいイチゴになってしまいます。日本のイチゴは海外のものに比べて格段においしいです。家庭での冷蔵庫保存も3、4日、長くても1週間が限度であり、品質の低下は避けられません。海外まで広く流通させるには品質保持が高い壁となっていました」と寺門さんは語ります。

イチゴの名産地 栃木県にある宇都宮大学では、農学部附属農場、柏嵜勝(かしわざきまさる)准教授のもとでイチゴの品質を保つ研究が10年にわたり続けられてきました。2014年に大粒イチゴ「スカイベリー」が誕生し、ほとんど同時期の2015年に開発されたのが大型イチゴ用の新型容器「フレシェル®」です。

「フレシェル®」はカプセル状の大粒イチゴの専用容器で、イチゴの最も硬い部分の果底部と茎でイチゴを保持し、食べるやわらかい部分には一切触れることがないため、接触による果肉の劣化を防ぎます。

「フレシェル®を使うことにより、輸出において品質の劣化を防げます。家庭でも低温状態であれば購入後2週間程度の保存が可能になります。このプロジェクトは栃木県をはじめとして日本産イチゴの輸出を後押しできたら、というのが大きな狙いです」。

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