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2018年4月 三重県農業大学校に「農業版MBA養成塾」開設!

2018年4月 三重県農業大学校に「農業版MBA養成塾」開設!

三重県における45歳未満の新規就農者は年間130人ほどで、その7割以上が農業法人へ就業しています。さらなる新規就農者の就業の受け皿となる農業法人を確保していくため、起業家などの若きビジネス人材の育成が求められています。そこで三重県は、三重県農業大学校内に「みえ農業版MBA養成塾」を2018年4月に開設することを発表しました。

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「みえ農業版MBA養成塾」開設の背景

農業版MBA養成塾

三重県は温暖な気候で、大阪府や京都府、愛知県などの消費地に近いこともあり、農業を展開しやすい県の一つです。近年は、年間130人ほどの新規就農者(45歳未満)がいるそうです。

しかし、今後課題となるのが、新規就農者の就業先の確保です。新規就農者の7割以上が、現地の農業法人へ就職しています。安定的な農業の雇用を生み出していくためには、起業家や農業法人のビジネスマネージャーなどの人材を育成していくことが必要となります。

これまで三重県では、産学官が連携した人材育成の仕組みについて検討を重ねてきました。そして、民間農業法人等と三重大学大学院地域イノベーション学研究科、三重県の産学官が連携した「みえ農業版MBA養成塾」を開設することになったのです。

三重県農業大学校では経営学やフードマネジメントなどのスキル、三重大学大学院地域イノベーション学研究科ではプロジェクトマネジメント力、さらに農業法人等によるインターンシップと、それぞれの専門分野を包括的に学べるプログラムが提供可能となります。

「みえ農業版MBA養成塾」の特徴と対象となる人材像

農業版MBA養成塾

「みえ農業版MBA養成塾」の最大の特徴は、県内の農業法人で雇用型インターンシップとして年間1,500時間程度働きながら、農業の現場で農業ビジネスを学べる課程があります。さらに農業経営やリーダーシップ論などに加え、食品の流通加工やGAP、HACCPといったフードマネジメントに関する知識も身につけることが可能。三重大学大学院地域イノベーション学研究科と連携するため、三重県の地域社会や現場における課題への対応策なども演習できます。

「みえ農業版MBA養成塾」が対象とする人材ですが、農業経験の有無は問いません。農業ビジネスを展開する起業家を目指す人、地域農業の核となり地域革新を目指す人、農業法人のビジネスマネージメントに携わりたい人などで、おおむね40歳までの人が対象です。

「みえ農業版MBA養成塾」の概要と塾生募集

「みえ農業版MBA養成塾」の概要と塾生募集については以下のとおりです。

【みえ農業版MBA養成塾】

開設:2018年4月
場所:三重県農業大学校(三重県松阪市嬉野川北町530)
塾長:株式会社伊賀の里モクモク手づくりファーム会長 木村修氏
名誉塾長:三重県知事 鈴木英敬氏

養成期間:2年(1年次:プライマリーコース、2年次:アドバンスコース)
受講料:年間118,800円
募集人員:3~5名程度(対象者多数の場合、増員可)
選考方法:面接、小論文

プレ申込み(インターンシップ受け入れ法人による面談等):2018年1月31日(水)まで
本申込み(願書受付):2018年2月1日(木)~2月15日(木)
入塾選考:2月28日(水)
合格発表:3月2日(金)

近年は農業で起業したいと考える方も増えてきています。そんな高い志を持つ方は、最初のステップとして、選択肢の一つとなり得るのではないでしょうか。

 
みえ農業版MBA養成塾

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