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生産者の試み

27歳 農業家の挑戦!次世代の農業基準「グローバルGAP」取得を目指す

27歳 農業家の挑戦!次世代の農業基準「グローバルGAP」取得を目指す

最終更新日:2017年12月28日

農業の経営方針などで、親世代と意見が合わずに悩んでいる後継ぎ農家の方も多いのではないでしょうか。「“自分たちのやりかたにこだわるだけでは、農業を後世に伝えていくことはできない」と言うのは、3代目農家として専業農家を営む横山勝太(よこやましょうた)さん。新しい農業の在り方を模索し、農業生産者の国際基準である「グローバルGAP」の認証取得にも取り組む横山さんに、未来の農業が目指すべき姿についてうかがいました。

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多様化していく時代へ対応するために

グローバルGAP

神奈川県横浜市いずみ野で野菜の専業農家を営む横山さんは、農家の3代目です。祖父から受け継いだ2ヘクタールの畑で、トマトやナス、キャベツなど30~40品目の野菜を栽培しています。忙しい仕事のかたわら、神奈川県の地産地消を推進する農業家や料理人の集まりである「濱の料理人」プロジェクトにも参加し、横浜市の食文化形成にも力を入れています。

「自分たちのやり方だけにこだわらず、同業者や作物を扱う小売業や飲食業など様々な人たちと話すことで、視野を広げることが大切だと思っています。『濱の料理人』に参加したのも、そういった活動の一環です」。若干27歳の横山さんですが、祖父から受け継いだ農業の経営方法を、少しずつ現代の経営方法に変えていく試みを続けています。

レストランやスーパーへの直販や、カラフルな野菜作りの活動もその一つ。
「良くも悪くも、時代は変わっていく。農業も柔軟に変わっていかなければ」。

地域で栽培された農産物のブランディングや、消費者と生産者を結び付ける地産地消など、これまでになかった考え方を積極的に吸収して実践しています。現在もっとも力を入れているのが、「グローバルGAP」の取得です。

農業生産者の国際的認証基準GAP

グローバルGAP

GAP(ギャップ)とは、「Good Agricultural Practice」の略。直訳すると「適正な農業の実践」を意味します。農業生産者の国際的な認証基準として、大きな注目を集めています。

農薬の使用状況や土壌、水質、農業に携わる人との安全などの項目を、第3者が審査した後に取得すれば、「国際的なレベルで安全、安心な農業生産者である」証明となります。GAPの審査、認証を行う機関は複数ありますが、中でも「グローバルGAP」は118以上の国で普及し、実質的な国際基準となっています。

GAPは、農業生産者の安全性を証明するもので、作物品質の担保をするものではありません。また、取得したからと言って農産物がブランド作物として扱われるわけでもありません。

しかし、食の安全性への関心の高まりを受けて「グローバルGAP」を仕入れ・調達の基準として採用する企業は確実に増え始めています。日本国内では、イオンなどがすでにグローバルGAPを採用しています。今後も、小売や飲食など多くの企業が参画することが予想されます。こういった流れを受けて、グローバルGAPは日本国内の多くの農業家にとっても、無視できないものになりつつあります。

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