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日本にも根付くかスパイス文化 選択肢を増やせる隠し味

日本にも根付くかスパイス文化 選択肢を増やせる隠し味

最終更新日:2018年01月24日

日本人の食への好みは実に様々で、日々変わっていきます。好みを反映するように、スーパーマーケットの棚も変化しています。これは、味を整える調味料の棚も同じ。売り場の一角、あるいは棚丸ごとを占めるように、登場してきたのがスパイスです。新顔という印象で受け止められているかもしれませんが、実は日本でも古くから使われてきた歴史があります。ブレイク前夜?馴染みの薄いスパイスについて知っていきましょう。

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日本でも増えるスパイス

スパイスと言えば、どのようなものを思い浮かべますか。
コショウやシナモン、クローブ、クミンなどは知っている方も多いでしょう。
カレーに入っているイメージも強いように、海外で作られてきた料理にはスパイスが欠かせないことも。カレーにクミン、洋菓子にシナモン、中華料理に八角、韓国のキムチに唐辛子、スペインのパエリアにサフランなど。各国の料理で独自のスパイスが使われています。
様々な海外料理店が増えるにともなって、私たちも知ってか知らずかして、スパイスを口にする機会も増えています。

スパイスの種類は様々

スパイスとハーブとの違いは乾燥しているかどうか

では、実際、スパイスとはどのようなものなのでしょうか。
スパイスを使った家庭料理をふるまったり、ラジオ出演、著書『料理をひきたたせる「スパイス」がわかる本』(セルバ出版)を出すなど、「スパイスの女王」の異名を持つ専門家、遠井香芳里(とおい かおり)さんに話を聞きました。
遠井さんがよく聞かれるのは「スパイスとハーブの違いは何か?」ということ。
「定義が定まっていないため、専門家でもまちまちです。一般的に多く言われるのは、スパイスとは乾燥した木の皮や幹、根、蕾。一方、ハーブはフレッシュ(生)だったり、葉や茎に当たるものです」。

パクチーの種はコリアンダーとしてスパイスに

同じ植物でも、使われ方で名前も異なることがあります。
例えば、ローズマリーは、生でも使えますし、乾燥しても使えます。大手企業でもハーブ系スパイスとくくるなど、区分はまちまちです。
また、近年、人気が高まったパクチーは、クセの強さからも想像がつくようにハーブにくくられます。ただし、その種はコリアンダーと言われ、スパイスに区分されます。

日本でのスパイスの歴史

薬としても使われたスパイス

スパイスは日本でも実は古くから使われてきました。
8世紀には海外から日本へ渡っており、奈良の正倉院からもクローブが見つかっています。他にもコショウやシナモンも輸入されていたようです。
さらに、薬としても使われた甘草(リコリス)は、江戸時代に栽培もされていました。山梨県の高野家では、江戸幕府から任された甘草の栽培管理でお屋敷が建つほど。現在では、甘草屋敷として観光地の一つにもなっています。

日本独自の和スパイス

何より日本には、独特のスパイスがあります。
ワサビ、ゴマ、ショウガ、山椒などがそれ。これらは和スパイスとも呼ばれるようです。
ご存じの通り、これらは現在も日本で栽培されているものです。
これらがスパイスの一種だと思っていなかった方も多いでしょう。スパイスは決して辛いだけのものではありません。

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