おすすめ野菜ファイル3 廿日大根「スーパーマキシム」
春から秋がベストシーズン。条件が整えば、その名の通り20日で収穫できる廿日大根(ハツカダイコン)ですが、通常は40~50日が生育期間です。赤い表皮と中身の白い色のコントラストが印象的で、見た目麗しいその姿は、スライスしてサラダに添えると一気に華やかに。500円玉サイズまでが食べごろであるものの、大きくなりすぎてもスが入りにくいので、採り遅れの心配はありません。
★イチオシポイント★
廿日大根は何よりもその「強さ」が特長です。「手間を掛けなくても良いものが採れるので、家庭菜園の入門野菜に適しています。密植栽培もできるので、プランターでも、地植えでも、場所を選ばず育てることができます」。自分で作った野菜は自慢したくなるもの。「滑らかな肌に色落ちしない濃い紅色は、インスタ映えも期待できます」。
おすすめ野菜ファイル4 小カブ「玉里」
「カブと言えば武蔵野種苗園」と生産者に言われるほど、古くから研究開発に力を入れてきた作物の一つが「カブ」。同社のタネを開発するブリーダーチームが、気候変動に強く、食味に優れた品種を追い求めて、研究を重ねた結果、誕生した小カブが「玉里(たまさと)」です。
サラダカブと呼ばれる柔らかい品種の玉里は「独特の甘みを持っているので、サラダはもちろん、漬物、浅漬け、味噌汁、煮物など幅広い料理にご利用ください」。
★開発ポイント★
みかんのように皮がむけるほど、肉質がやわらかいことと、生育初期の段階から、丸くなるのが特長。6~9センチまでが食べごろで、大きくなりすぎてもスが入りにくく使いやすいという利点もあります。「市場では、球揃いの良さと肌の白さ、食味の良さで高い評価をいただいています」という玉里。50日の育成期間を要する小カブは、「家庭菜園では春から秋にかけてタネをまくと、品種の特性を発揮します」。