優れた女性人材活用事例を表彰、102経営体が新たに「WAP100」認定

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優れた女性人材活用事例を表彰、102経営体が新たに「WAP100」認定

優れた女性人材活用事例を表彰、102経営体が新たに「WAP100」認定
最終更新日:2019年01月10日

積極的に女性人材を登用し、経営面で成果を出した生産法人・個人を認定するプロジェクト「農業の未来をつくる女性活躍経営体100選(以下、WAP100)」の表彰式が3月6日、東京・渋谷区文化総合センター大和田で行われました(主催:日本農業法人協会)。「女性が変える日本の農業」をテーマに、認定者が女性の登用事例や働きやすい環境づくりの工夫について語るパネルディスカッションも行いました。

女性の活躍推進を評価、新たに42経営体を認定

壇上で認定証を受け取る生産者ら

WAP100は、農畜産物の生産事業を行いながら、女性の活躍を推進している全国の法人・個人の農業経営体を認定するプロジェクトです。2015年度から2017年度の3年間で、102の経営体を認定しました。

評価のポイントは、①経営者の理念や方針に沿って、②具体的な取り組みを行い、③経営上の成果が表れている、という点です。
育児休暇など就業規則の整備や女性の幹部登用などを積極的に行ったとして、2017年度には新たに42経営体を認定。表彰式では、北海道から沖縄まで28都道府県の生産法人らが集まり、日本農業法人協会の山田敏之(やまだ・としゆき)会長から手渡しで認定証を受け取りました。

日本農業法人協会の山田敏之会長

山田会長は挨拶の中で、「農業経営で重要な生産・販売の両面で、女性の力なくては成り立たない。次に続く人たちの見本になるように、今後様々な発展をしていって欲しい」と、認定証受章者を激励。「農業を『子どもが就きたい仕事』(ランキング)の一位にしたいという目標がある。女性が働きやすい職場環境づくりは、そのための一つの道標と考えている」と続けました。

野中厚農林水産政務官

来賓の野中厚(のなか・あつし)農林水産政務官は、「少子高齢化、人口減少に直面するなか、政府を挙げて女性の登用や働き方を推進している。女性が農業経営に関与すると、収益性が向上するという調査結果も出ており、農林水産業の成長産業化を図るために、女性の社会進出や活躍は不可欠。女性地域リーダーの育成や、女性が能力を発揮できる環境づくりに推進していく」と、祝辞の中で述べました。

「女性が変える日本の農業」をテーマに議論

表彰式に続き、認定法人の代表4人によるパネルディスカッションが催され、「女性が変える日本の農業~働きたくなる・継ぎたくなる・渡したくなる・始めたくなる農業経営体~」をテーマに、農業現場での女性活用事例などを紹介しました。

農業界での女性活用について議論を交わす、パネリスト

社員15人すべてが女性というウーマンメイク株式会社(大分県、施設野菜)の平山亜美(ひらやま・あみ)代表は、女性社員の視点を活かし、子育て中の母親を意識した『やさいまま』という葉物商品のブランド開発事例を紹介。ピンク色を基調としたパッケージにしたことで、消費者が自発的にSNSで拡散するといった、「女性の視点で作ったものから、自然と生まれた効果が、他社にない長所」と話しました。

専業農家7組の夫婦が創業メンバーという、株式会社早和果樹園(和歌山県、果樹)の秋竹俊伸(あきたけ・としのぶ)代表は、「女性の『粘り強さ』は、男性では太刀打ちできないほど。こちらが働き方の自由度をサポートしてあげれば、(仕事の成果で)応えてくれる」と、女性社員の能力を評価しました。

グリンリーフ株式会社(群馬県、工芸作物)の澤浦彰治(さわうら・しょうじ)代表は、生産法人では珍しい事業所内託児所を開設。育児休暇取得者の早期職場復帰や、子育て世代の新規採用を進めた事例を紹介しました。

株式会社あずみ野エコファーム(長野県、養豚)の川上志江(かわかみ・ゆきえ)代表は、「経営者は、女性や若者など自らには不足している知識を持っている存在から、謙虚に学ぶ姿勢が大切。女性従業員は今後も(少数派の)立場に甘えず、一歩踏み込む覚悟を」と、経営者と労働者双方の意識改革を呼び掛けました。来場者は、女性ならではのアイディアや登用事例に興味深そうに耳を傾けていました。

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