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日本最古の農業書 「農業全書」とは

日本最古の農業書 「農業全書」とは

最終更新日:2018年09月05日

江戸時代の1697年(元禄10年)に『農業全書』という農業についての全書がつくられました。「全書」とは、読めばその分野に関することが何でも書いてある書物を指しますが、『農業全書』もまさにその通りで、現在にも通用する農業に携わる人たちの指南書となりました。
今回は、出版物としては日本最古の農業書といわれる『農業全書』についてひも解きます。

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「農業全書」ってどんなもの?

古民家

『農業全書』は、徳川幕府第5代将軍徳川綱吉の時代の1697年(元禄10年)につくられました。日本で出版されたものとしては日本最古の農業書です。中国の明の学者、徐光啓(じょこうけい)の『農政全書』を参考にしたとされています。

それまでも「農書」はいくつか存在していましたが、日本の自然観や中国の思想を取り入れ、農業思想・技術について体系的にまとめた本格的な農書として、『農業全書』は他とは一線を画していました。あまりに優れているため、三度にわたって版を重ねたほどでした。水戸光圀や徳川吉宗が高く評価していたという言い伝えもあります。

全11巻から成り、序文は福岡藩の儒学者であった貝原益軒(かいばら・えきけん)、中心となる1巻から10巻までは元福岡藩士の宮崎安貞(みやざき・やすさだ)(1623-1697)が書きました。付録である11巻は同じく福岡藩士で益軒の兄、儒学者の貝原楽軒(かいばら・らくけん)が書いています。

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