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アウトドアで家電が使える!かわいいハンディー蓄電機で農作業を快適に

アウトドアで家電が使える!かわいいハンディー蓄電機で農作業を快適に

普段家で使っている家電製品を外で使いたいと考えたことはありませんか? 農作業で一服する時、すぐにお湯を沸かすことができれば、休息のひと時が贅沢で素敵な時間になるでしょう。現場で電動ツールを手軽に使えたら便利なことも間違いありません。そんなニーズを気軽に叶えてくれるハンディータイプの蓄電機がホンダから発売されています。様々なアウトドアシーンで見た目が可愛らしい最新のアイテムを活用すれば、注目を集めることも請け合いです。

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いつでもどこでも好きな場所で家電が使える

冒頭のワンシーンは広い展示会場ホンダブースの一角。電源が引かれていない通路脇のフロアスペースでヤマハ電子ピアノの演奏が披露されていました。行き交う観客達は「えっ?どうやって音を出しているの?」とふと足を止めます。よく見ると、その電源コードは何やら可愛らしい赤いボックス状の何かに挿されていたのです。
一瞬誰もが発電機かと思ったでしょう。しかしそれは完全無音で機能していました。エンジン等の動力でオルタネーター(発電装置)を駆動するタイプで無いことは明白です。多くの人はすぐにそれがバッテリー(蓄電池)である事に気づいた様子でした。携帯型の電池はこれまでにもレジャー用途等の製品にありました。
AC(交流)家庭電源が取り出せる一体型で、これほど愛着の持てるデザインにこだわった商品を目にするのは初めてです。ガーデニングや農業、あるいは緊急電源としても活用自在な新商品は大いに気になる存在です。

ホンダが開発したハンディータイプの蓄電機

ホンダは5月に開催された国際バラとガーデニンショウにも出展。
写真はペイントカスタマイズが施された参考展示品(撮影:近田 茂)

一見それは、食卓を飾るトースターの様にも見えます。角を丸めた可愛らしいデザインと素敵なカラーリング。スマートフォンをデコるのと同様、ペイントカスタム等オリジナルデザインで何やら飾りたてる楽しみもありそうです。
ホンダのパワープロダクツ(旧汎用製品事業)が2017年8月にリリースした「LiB-AID(リベイド)E500」はこれまでに無い携帯型蓄電機なのです。黒いグリップのついた箱状のデザインは持ち運びできるハンディータイプであることの証。重量は5.3 ㎏です。この箱から100V家庭電源やUSB 電源(それぞれ2口)が取り出せます。様々なニーズに合う電気ツールの使用で農作業の効率アップやランチタイムを豊かにすることで快適性を向上する等、まさに自由自在の使い方ができるでしょう。

高品質な電源供給

リチウムイオンバッテリーとインバーターを組み合わせたオールインワン型、3色のカラーバリエーションから選べる

リベイドが優れているのは、リチウムイオンバッテリーと家庭電源を取り出せるインバーターを一体型で仕上げられたことでしょう。しかもいかにも道具感覚の補助バッテリーではなく、デザインやカラーリングにもこだわる事でパーソナルユースにもターゲットを拡大して造られたところにあります。ガーデニングやDIY、ガレージ作業やキャンプ等、趣味での利用にも自由自在に使えるのが特徴です。しかもとても高品質な電源供給が賄える「正弦波インバーター」を搭載している点も魅力です。詳細解説は割愛しますが、例えば昔のレコードを聴くターンテーブルを回す場合でも、回転ムラの無い綺麗な音楽再生ができますし、パソコン等の精密機器も安心して使えます。今や家電製品の多くが精密な電子制御部品が入っているので正弦波インバーターは不可欠と言えるのです。

使い勝手と能力は果たしてどうか

製品カタログの一部を抜粋。電気使用のめやすがわかりやすく表現されています。

リベイドには充電式リチウムイオン電池が内蔵されています。スマートフォン充電用のモバイルバッテリーでもお馴染みですね。その容量は377Wh 。能力を示す定格出力は300W、最大出力は500Wを発揮するそうです。ごく簡単に言うと300Wの電化製品なら約1 時間の連続使用が可能であることを示しています。めやすとしてはカタログ写真をご覧頂いた方が判りやすいでしょう。また充電にかかる時間は約6時間。家庭電源で充電しますが、専用コードを使えばカーバッテリーからも充電可能です。なお主要諸元表によると、充放電寿命は1000回以上と明記されています。
リベイドの小売り価格はE500JNが7 万9920円。アクセサリーソケット充電器同梱のE500JN1 は8 万6400円。Honda Cars(ホンダの自動車ディーラー)で販売されています。

デザインのルーツと商品としての将来性

1964年に造られたポータブル発電機の初代試作機。

リベイドのデザインモチーフになったのは、E300というポータブル発電機の初代モデル。写真は熟成版のEM300。

リべイドのデザインモチーフ。その原点は初代ポータブル発電機のE300にあると言われています。それ以前の1964年にはソニーのマイクロTVを見るための発電機という発想でE40が開発されていました。ホンダの蓄電機「リベイド」の原点はそこにあるのです。
さて今後は年々進化するバッテリー技術及び生産量の増加傾向から判断すると、さらなるコストダウンや性能向上が期待できます。同じ大きさなら使用電力がは大きくできます。同じ容量でより小さく軽い設計も可能に。当然コスト的にもより買いやすい価格設定になるでしょう。多くの人がこの機能性を存分に活用すれば、ライバル商品の出現も含めて、より充実した市場になることでしょう。

【参考】ハンディータイプ蓄電機「LiB-AID E500」を発売(ホンダ ニュースリリース 2017年8月31日)

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