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365日味噌活宣言 ミソガールが届ける「新しいみその姿」

365日味噌活宣言 ミソガールが届ける「新しいみその姿」

2018年06月11日

私たち日本人にとって身近な食材の「みそ」。ところが、食生活の変化などの理由で、一般家庭でのみその消費量は年々減少傾向にあり、日本人のみそ離れは進んでいます。古くから、健康促進、病気の予防などの効能があると言われる発酵食品の代表格「みそ」。自らを「ミソガール」と名乗る藤本智子(ふじもと ともこ)さんは、自身のみそをとり入れた食生活で体質が改善した経験から、みその魅力に開眼。「おいしくて、人を幸せにしてくれるみその素晴らしさを、たくさんの若者や子どもたちへ伝えていきたい」と話す藤本さんのみそ普及啓発活動は「みそまる」という形となって、共感の輪を広げています。

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アパレル業界から「みその伝道師」に転身

2011年11月に「365日味噌活宣言」した藤本智子さんは宣言通り、まさに「みそに始まり、みそに終わる」日々を送っています。神奈川県で育ち、憧れのアパレルの仕事に就いた女性は、20代中盤に自分自身のこれからと体を見つめなおす機会がありました。当時の関心の中心は、おしゃれと美容とダイエット。不摂生な生活の代償は、彼女の体に「ひどい肌荒れと体調不良」となって現れていました。「美」に関わる仕事に関わりながら、自分の内面を磨くことを疎かにしていたことに気が付いた藤本さんは体質改善に取り組みました。
「本当に体に良いもの」を模索していたところ、みそ研究の第一人者である広島大学の渡邊敦光(わたなべ ひろみつ)名誉教授に出会い、日本の伝統食「みそ」に開眼。みそをとり入れた食生活を送るうちに、それまで何をしても治らなかった肌荒れがなくなり、貧血や花粉症を克服しました。その経験から「みそは若い女性の体や意識を変えるきっかけになる」と考えた藤本さんは、「みそ文化を活性化させたい」と、自らみその伝道師「ミソガール」を名乗り、みその普及活動を開始しました。

ミソガールと名乗り、みその魅力を発信

 

みその力に魅せられた藤本さんは、全国各地のみそ蔵を飛び回り、みそづくりの現場で「みそのこと」や「みそを取り巻く状況」を取材する一方で、東京農業大学の醸造学科に通い、味噌・麹学や発酵食品、体の機能性についてなど幅広く学び、2012年には「みそソムリエ」の資格を取得しました。そのころから「より発信していくこと」を意識し、自主イベントを企画・運営。それが全国各地の自治体や団体、企業の目に留まり、セミナーやみその仕込み教室などから声がかかるようになり、みその魅力をPRする「ミソガール」の活動は認知度を高めていきました。大手みそメーカー各社も彼女の「みそ愛」に応え、活動をバックアップ。「365日味噌活宣言」当時に、自身が思い描いた「みその伝道師」の姿に近づいていきました。ミソガールが編集長を務めるみそ情報紙「月刊ジャパン味噌プレス」を創刊したのは2014年のこと。現在は同紙とWEBサイトで「365日の味噌活」のなかで出会った、人、モノ、コトの情報を発信しています。

「みそまる」の誕生

「味噌活」を行う中で「日本人のみそ離れを実感した」ミソガールの藤本さん。全国津々浦々に存在する地域のみその味や、それを使った食文化の灯を消さないために「自分らしく、みその消費拡大に貢献できること」を意識する中で、「みそまる」のアイデアにたどり着きました。
「みそまる」は、みそ、だし、具材を混ぜて団子状に丸めた新感覚みそスープです。お湯で溶くだけで、個性的なみそスープが楽しめる「簡単、便利、おいしい、かわいい、おしゃれ」がコンセプト。
みそを味わう最もポピュラーな方法は、なんと言っても「みそ汁」。若者を中心にみそ汁を飲む習慣が遠のいた結果が、みそ離れの原因の一つと考えた藤本さん。「若い世代が食や農への興味を持つ仕組みが必要」という思いから、手軽で調理時間が短いのはもちろん、「見た目も楽しい」といった若者の感性に訴えかける「新感覚みそスープ」を考案しました。戦国時代に携帯保存食として食べられていた「味噌玉」をヒントにした「みそまる」は、「みそを作る人と原料の大豆の生産農家のみなさん、そしてみそを食べる消費者の思いをまあるくつなげる」ミソガールのコミュニケーションツールです。

みそまるで心を一つに丸める・つなげる

もともと、若者にみその魅力を伝えるために生まれたアイデアを形にした「みそまる」は、国境も年齢も超えた広がりを見せています。
2015年、イタリアで開かれたミラノ万博の日本館イベント広場で「みそまる」のブースを出展、翌年の伊勢志摩サミットでは国際メディアセンターで提供するなど、国際的な展開から、地域の食育活動や、飲食店・スーパー・百貨店の催事まで、400回を超える「みそまる」イベントを実施し、体験者は累計で20万人を突破しました。
「みそまるを体験してくださった人たちが、自分たちでみそをころころと丸めはじめてくれた」のを実感してきたころ、みそまる普及委員会を設立。併せて「より気軽で身近に感じられる、みそを取り入れた食生活」を提案するために、「みそまる」のレシピ本を出版するなど、共感の輪を広げる活動を続けています。
「みそまるとみその普及啓発活動」は、「フード・アクション・ニッポン・アワード」2015、2017や「東久邇宮文化褒賞」、「東久邇宮記念賞」などを相次いで受賞。今では「みそまる」は、藤本さんの「みそ文化を活性化させたい」という思いと重なって、ミソガールの代名詞に。
どんな食材とも相性が良く、全国各地の蔵で、その土地の気候風土で個性を育まれる「みそ」。今後は、それぞれの地域でつくられているみそと、その場所ならではの食材を掛け合わせた「ご当地みそまる」の開発に意欲を見せます。「みその個性と食材の持ち味が出会うことで生まれる変化が楽しみ」なミソガール・藤本さんの活動は期せずして、健康の増進を促す活動のみならず、地域活性化のアクションにもつながっています。

「みそまる」が描く人とみその新しい関係

「ご当地みそまる」と並行して藤本さんが取り組むのは、究極の「みそまる」を目指すプロジェクト。ミソガールが思い描く「究極のみそまる」を目指して、2018年の春、山梨県北杜市の畑で、みその原料となる大豆の生産をスタートさせました。農薬を使用しないでつくった大豆と、こだわりの目で選んだ米と塩。それに一流の職人の技術を加えた、どんな食材にもマッチする「みそまる用のみそ」づくり。ミソガール・藤本さんの「本物のみそ愛」を体現する「みそまる」がこれから、人とみその新しい関係を構築していきます。

株式会社ミソド(みそまる普及委員会)
http://misopress.jp/

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