「vitaminG」の人気メニュー。野菜カクテルとは
もともと料理人だったというマスターの柿崎(かきざき)さん。お店で提供している野菜やフルーツを使ったカクテルには、野菜をどのように生かすかなど、野菜ソムリエの資格を取得した柿崎さんならではのこだわりが詰まっています。
vitaminGで野菜やフルーツを使ったカクテルのメニューを始めたのは、約2年前とのこと。表の看板メニューを見たお客さんが「野菜カクテル? 飲んでみたい……!」と足を運ぶことも少なくないそうです。見た目が華やかなのはもちろん、飲みやすさにこだわりながら、素材の味もしっかりと楽しむことができるのが、vitaminGの野菜カクテルが人気である理由のひとつ。テレビでも紹介された「小松菜&ミックスジュースのスムージー」はウォッカベースのすっきりとした優しい味わいで、小松菜特有の苦みも気にならないおいしさです。
パクチースムージー・ゴーヤのカクテル・メロンマティーニ──素材の味を生かしたカクテル
vitaminGで提供しているゴーヤのカクテルには、加熱処理をしたものではなく、生のゴーヤが使われています。ゴーヤの独特の苦みも、あえて素材の味を残したままカクテルとして飲むことで、そのまま楽しむことができます。初めて飲むお客さんの中には、「これ、大丈夫かな?」と一瞬不安な表情を浮かべる人もいるそうですが、「とても飲みやすかった」という感想がほとんどで、残さず飲んでくれるとのこと。野菜カクテルと聞くと、女性客が多いイメージがありますが、男性客が半分以上の割合を占めているというvitaminG。パクチースムージーといったチャレンジ精神あふれる新感覚のカクテルは、男女問わず人気を呼んでいるようです。
自分で作ることがなかなか難しい、野菜を使ったカクテル。「ぜひ、気軽に立ち寄ってください」と柿崎さん。野菜の他にも、イチジク、パッションフルーツを使ったお酒など、メニューも豊富なので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
野菜×お酒の相性はバツグン!?
vitaminGのように野菜やフルーツを使ったカクテルなどが近年人気を呼んでいますが、野菜を使ったお酒は、野菜を栽培している生産者にとってもマーケティングの一環として注目されています。例えば、長野県産のトマトを丸ごと使い、畑から収穫したばかりの新鮮でさわやかな酸味を味わうことができるお酒「吉野物語 トマト」。奈良県の株式会社北岡本店が展開する「吉野物語」シリーズでは、トマトの他にもイチゴ、柿、カボチャなど、15種類の野菜やフルーツを使ったお酒を味わうことができます。北岡本店以外にも、関東で作られているネギ焼酎など、これからも野菜とお酒を組み合わせた商品は話題を呼びそうです。
野菜の素材をそのまま生かした「野菜カクテル」。飲みやすさはもちろん、野菜そのものの味がしっかりと生かされた新感覚のカクテルとして、ますます注目を浴びそうです。まずはvitaminGの野菜カクテルを飲んで、自分のお気に入りの味を見つけてみませんか?