土壌分析の結果が出るのが遅い、そんな悩みに新提案!
“良い作物は良い土づくりから”。土づくりは、成分バランスを把握し、計画的に適切な施肥を行う事が重要です。
しかし、土壌の分析に時間がかかる事もあり、実施率は1割程度でしかないと言われています。普及が進んでいない理由の一つとして、土壌分析をする機関も少なく、それらの機関で分析を行うと結果が出るまで通常でも2週間、春先・秋前等、作付けが集中するときは1~2カ月待つこともあるようで、現状の仕組みでさばき切れないというのが実情です。
エア・ウォーター・バイオデザイン(株)が発売した土壌分析装置は、短時間で「成分バランスの測定」「施肥提案」が可能となり、土壌分析が誰でも簡単にできるツールとして期待されています。
エア・ウォーター・バイオデザイン(株)の土壌分析装置なら、その場で測定結果がわかります。
重要6成分を測定
計測できる成分は次の6成分です。
いわゆる「肥料の3要素」と言われる窒素(硝酸態窒素・アンモニア態窒素)・リン酸・カリウムと、ミネラル分であるカルシウム・マグネシウムです。この6成分が、作物の生育には特に重要とされており、成分量とバランスを見て土の状態を知ることができます。
試薬調合作業が不要で、誰でも簡単に計測可能
エア・ウォーター・バイオデザイン(株)の土壌分析装置は、専門家だけでなく農業法人様や協同組合様をはじめ農家様に至るまで、多くの方にお使いいただけるように、分析工程を少なく簡単にしています。
分析に用いるカートリッジには各成分の反応試薬が内包されているため、調合作業が不要です。
また、土壌成分の抽出作業は従来、成分ごとに異なる抽出が必要でしたが、共通の抽出液を用いた一括抽出にすることにより、簡便化を実現しました。
各成分の量と作物に適した肥料の種類や施肥量をレポートで提案
土壌成分の測定結果はチャート表示され、各成分バランスがひと目で分かります。「測定結果」から作物に適した肥料の種類や必要な量を提案するレポートを出力することができます。
また、ソフトウェアが提案した肥料をその場で再選択でき、お客様の志向に応じた独自の施肥設計が可能です。
改めて…土壌分析って本当に必要ですか??
作物の生育に肥料は必要不可欠であり、肥料が少なすぎても多すぎても作物はうまく育ってくれません。近年は、栽培期間の短い葉物野菜を1年の中で複数回栽培するという効率的な農地活用や、ビニールハウスなどの施設を使った促成栽培が普及してきました。このことが土壌中の養分過剰、あるいは特定の養分だけが残ってしまうような土壌成分のバランス悪化を引き起こしています。その結果、農作物に生育障害が発生し収穫量が低下するというような問題も出始めています。
また、ここ数年は気候の変動が激しく、作付け期間中における土壌養分のそれぞれの必要量はその年によって大きく異なることが予測されます。決まった量の肥料をそのまま与えるのではなく、作付けごとにこまめに土壌バランスをチェックし、適正に肥料を調整することで収量の安定化や施肥コストの低減につながることが期待できます。
お客様の活用事例
簡単・迅速に計測できるという特長を生かし、複数の圃場をお持ちの農業生産法人様にお使いいただいています。作物ごとの施肥基準値や肥料リストをカスタマイズできるので、土壌の特性や気候に合った独自の土づくりに反映することが可能です。
また、農業法人様以外にも農家様に向け新たなサービス提供を行うため、協同組合様や資材販売店様でもお使いいただいています。
JA京都中央 経済部 営農販売課様では、組合員への技術相談の強化と施肥改善による生産コストの低減を目的として、導入していただきました。
「分析してすぐに結果が分かるため、技術顧問がレポートをもとに的確なアドバイスをすることができる。」と好評をいただいています。
今後の展開としては、取り扱っている資材の提案を推進し、売り上げへの貢献に期待しているとのことでした。
◇ エア・ウォーター・バイオデザイン株式会社
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