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土の中で革命が起きている!? 注目のバイオスティミュラント資材の効果を生産者に聞いてみた

土の中で革命が起きている!? 注目のバイオスティミュラント資材の効果を生産者に聞いてみた

土壌を改善して作物の収穫期間を延ばしたり、収穫量をもっと増やしたい――
そんな生産者さんにお勧めなのが、世界的に注目されている「バイオスティミュラント(生物刺激物質)」資材です。土壌や植物の状態を向上させることで作物本来の風味を回復させる特別な資材として、国内でも導入する農家が増え続けています。植物本来が持つ免疫力を高め、その生長を助ける効果にいち早く注目し、試験的な導入を開始した茨城県結城郡の農事組合法人「八千代産直」の坂入清史さんに、実際に使用してみた感想を伺いました。

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白菜生産量日本一を誇る茨城県・八千代町での試み

白菜の生産量では全国一の茨城県結城郡八千代町。ここで四季を通じてさまざまな作物の生産を行っているのが農事組合法人「八千代産直」です。組合には現在24名が所属しており、春・秋には白菜をはじめキャベツ、レタス、ブロッコリー、大根、カブ、ホウレンソウなどの露地野菜の栽培に取り組むほか、夏場はスイカ、メロン、トマト、ナスなどを育てています。収穫物は生活協同組合などに直接卸しています。理事の1人坂入清史さんは「通常の“慣行栽培”に比べて、農薬の使用回数や化学肥料の窒素成分が50%以下で生産する“特別栽培”で野菜を育てています。できるだけ薬剤や化学肥料に頼らず、環境にも負荷を与えず、植物本来の力を発揮させる方向を目指しています」と語ります。ちょうど取材時の7月末日には畑でナスが光り輝き、ミニトマトが鈴なりになる風景が広がっていました。坂入さんらがバイオスティミュラント資材を導入することになったきっかけを聞きました。

『マイコジェル』を試験中のナス畑

試験的に『マイコジェル』をトマト、ナス、スイカに導入

「もともとは農業用資材の販売店さんの紹介で、バイオスティミュラント資材のメーカー、スペイン・キミテック社の方が現地視察のためにうちに来られたことがきっかけでした。わざわざスペインからということで手打ちそばをふるまいつつ、熱心な製品の説明を伺いました。興味深い情報をもらったので、まずは試しに実験してみようということで、結果的に収量が増えたり、作物の出来がよくなれば続けましょうということになりました」(坂入さん)。組合の若手を中心に6~7名に参加してもらい、まずはバイオスティミュラント資材の中の『マイコジェル』という高濃度菌根菌をトマト、ナス、スイカなどで試験中です。菌根菌とは植物の根と共生する生きた菌類のことで、土の中でこの菌根菌が増殖することで植物の状態を向上させ、植物本来の風味を回復させます。具体的には菌根菌の働きにより、根っこの先の菌根から伸びた菌糸が周囲の土壌に広がり、水分と養分の吸収を促進します。

「課題は作物の品質向上と収量アップ」と語る坂入さん

メロンはつるの伸びが良く、スイカは“花どまり”が小さく

実際に使用してみての実感値はどうだったかを聞いてみました。
「スイカやメロンに関して言うと、つるの伸びが良く、元気な状態が長く続いて枯れるのもゆっくりだった気がします。根から茎へ栄養を供給していくので糖度も上がるし、食味もよくなっていくのかなという感じがしています。スイカは“花どまり”というお尻の部分が小さいほうが甘いとされていますが、マイコジェルを使ったほうが小さい傾向がありますね」(坂入さん)。ナスは『大黒田』という皮がやわらかくて食味のいい品種を育てていますが、こちらも『マイコジェル』をテスト中で、肌の張りや肉質の向上に期待がかかります。

「大黒田」という品種のナスで『マイコジェル』のテストを続けています。

「経営上の課題はやはり作物の品質向上と収量アップです。質を上げておいしいものを消費者に届けていけば、自然にリピーターの拡大につながるはずです」と語る坂入さん、最近はIPM(Integrated Pest Management=総合的病害虫・雑草管理)にも関心を持ち、農薬散布を減らすための実験に取り組んでいます。こうした八千代産直での先進的な取り組みに地元の生産者仲間も注目しています。

スイカの“花どまり”の大きさ比較。下の赤く囲んだスイカが『マイコジェル』を施用したもの。上の無施用のものに比べ、花どまりが小さく縞模様もきれいに出ています(いずれも品質の良さの表れです)。

3つの資材の相乗効果で品質や収量アップに期待

八千代産直のように農薬をなるべく使わず、植物本来の活力を向上し、品質や収量アップにつなげたい生産者の間で、『マイコジェル』はじめバイオスティミュラント資材への関心が徐々に高まっています。事実、八千代産直から取引先の担当者に試験中である旨を伝えたところ、「これ、糖度上がるんだよね」というコメントをいただいたそうです。

バイオスティミュラントの成果を実感する八千代産直のみなさん

日本国内の市場を担うハイポネックス ジャパンでは、2016年から独占販売をスタート、現在は『マイコジェル』のほかに発根伸長促進剤『ライゾー』、有機活力液肥『ボンバルディア』の普及に取り組んでいます。『ライゾー』は強い発根伸長力で高温期や降雨期のストレス耐性を高め、開花時や果実肥大期の養分を必要する時期にも効果を発揮、『ボンバルディア』も植物と土壌へのダブル効果で成長促進、抵抗力アップ、土壌の通気性や養分の吸収力を高める効果があります。これらを組み合わせ、時期に応じて施用することでさらなる効果が期待できます。

2016年から独占販売をスタートした3つの商品を、今後は積極的に農業界に提案していきます。

株式会社ハイポネックス ジャパン
〒532-0003
大阪市淀川区宮原四丁目1番9号 新大阪フロントビル11階
TEL06-6396-1122(代表)
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1962年設立。アメリカで開発された化学肥料「微粉ハイポネックス」に着目し、取り扱いを開始。以来、その時代のニーズにあった製品を輸入・開発し、現在も家庭園芸肥料として、高いシェアを維持しています。主な事業は園芸肥料(家庭用・生産者用)及び園芸資材等の輸入・製造・卸。主力商品はハイポネックス原液、マグァンプK、プロミックなど。生産者向けの業務用資材の開拓にも注力しています。
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【商品情報】
『マイコジェル』  【商品動画】
『ボンバルディア』  【商品動画】
『ライゾー』  【商品動画】

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