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農業ハウス用暖房機器の市場拡大への期待 ~勝川熱工の挑戦~ 

農業ハウス用暖房機器の市場拡大への期待 ~勝川熱工の挑戦~ 

産業分野で特殊用途の熱交換器を設計・開発・製造する勝川熱工株式会社(大阪府東大阪市水走5―2―32)は、多様な熱交換器を製品化する技術力とノウハウを持ちます。生産設備の頼れるパートナーとしてプロセス空調のリーディングカンパニーを目指す会社です。同社のアグリビジネスへの展開とその可能性をご紹介します。

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今後が期待される農業業界への熱交換器の役割

熱交換器とは温度の高い物体の「熱」をできるだけ効率良く他の物質へ伝える装置のことを言います。多くの場合は流体である気体や液体が使われますが、もっとも代表的なものは「水」です。工場や機械の冷却水を利用して温水にしたり、逆に温水を冷水に「熱交換」したりすることによって再利用を図るのです。こうして「熱交換」を行なうことによって、燃料の消費を抑える、排水の再利用ができる、などの多くのメリットを与えてくれるのが「熱交換器」なのです。

熱交換器が使用される世界観のイメージ図

熱交換器専門メーカーの勝川熱工株式会社は、昭和9年の創業以来、産業設備向け熱交換器の開発、環境施設向けの予熱、排熱回収目的の熱交換器の供給を行ってきました。
同社はこれまで主な販売経路を大手ゼネコン、プラント設備、機械メーカーとしてきましたが、自社で生産設備を行えるメーカーであれば、自動車、食品、機械、化学、医薬品、鉱工業、紙、パルプ等あらゆる産業へとターゲットを拡大することができるとみています。中でも農業は熱交換器導入により大きな効果が期待できる業界と捉えています。
次世代の産業として期待されるアグリビジネスで熱交換器は非常に大きな役割を期待されています。農業ハウス用暖房機器の需要は企業の植物工場事業への参入や、大学や研究機関向けに案件が増加しているなどの時流により今後、市場は拡大傾向にあります。農業ビジネスは大規模事業だけではなく、農作物栽培の実証試験や、第六次産業の発展により小型植物工場の建設も進んでいくものと考えられます。
また、近年では自然災害に強い鉄骨構造のハウスの出現により厳しい気象環境の変化に十分に対応し安定した生産を行えるようになってきました。勝川熱工は、農業ハウス加温システム、 植物園の暖房機器選定、農業ハウスの暖房(空調)システム開発を通じて新しい時代の農業発展への寄与へと前進していきます。

用途により様々なタイプがある熱交換器

工場、農場、家畜舎、きのこ栽培に適したKKL型ユニットヒーター

KKL型ユニットヒーターは天井の低い工場の暖房や乾燥室(農場、家畜舎など)、スポットヒーティングに適しています。蒸気や温水を熱源とし、寒冷地では小型のボイラーがあれば、電気に比べ圧倒的な熱量があり暖かい環境をつくります。また、電気代より低コストで暖房費の節減にもなります。例えば、高さ約2.5mに設置し吹き下ろし、3m先の作業場5~6人の暖房空間を作ることができます。吹き降ろし角度調整も出来ます。同社では木材乾燥、キノコ栽培等の小屋などへ設置実績があります。また、防爆型モーター仕様、SUS製の耐蝕仕様などの特殊用途の設計製作も行っています。

工場、体育館、市場など、大スペースの温度を効率的に平均して上げるよう設計されたV型ユニットヒーター

V型ユニットヒーターは天井付近に取り付けます。

KKL型と同じく蒸気や温水を熱源としたものですが、天井が高い施設の場合はV型ユニットヒーターを使用して温風を吹き降ろします。KKL型がスポット的な用途に対して V型は広範囲に温風が広がるのが特徴です。冬場の作業場の暖房、水切り乾燥室に適しています。

排温水、地熱利用、温泉水利用の放熱管として乾燥、融雪など様々な用途に活用されているエロフィンチューブ

エロフィンチューブが使われている温室(写真左の窓下部分:酪農学園)

農業ハウス、施設園芸、植物園、などの暖房用放熱管として使用されています。管内に温水、蒸気、不凍液等を通しハウス内の加温を行います。放熱自体は自然対流なので鉄管、ステンレス管のどちらを使用しても放熱能力は同じです。また、寒冷地の融雪用放熱管としても使用されています。同社へ使用目的・使用方法・使用環境などの計画条件を提出すれば、農業ハウスに最適な数量などの提案を受けることができます。

新時代のエネルギー産業と農業界への取り組み

地熱利用例(小国町森林組合施設)

代表取締役 勝川社長に今後の展望などを伺いました。
「当社は、創業以来80年の間、産業設備向け熱交換器の開発、環境施設向けの予熱、排熱回収目的の熱交換器の供給を行ってきており、官民問わず認知度は非常に高い会社と自負しております。現在、急速に進行している技術革新分野へも既に取り組んでいます。燃料電池車用商用実証水素ステーション2か所のプレクール設備《愛知県名古屋市/神の倉水素ステーション》《神奈川県横浜市/旭水素ステーション》にプレクーラーを納品し保温工事を行いました。また、再生可能エネルギーとして現実性の高い地熱利用(温泉の地熱乾燥利用)では、熊本県にある小国ウッディ協同組合が、小国町森林組合を窓口に熊本県林業研究指導所の協力の下、実験棟を建設し2年間の実証実験で成果を残し、更に乾燥庫を増設し需給体制を整えました。当社ではあらゆる産業の生産ラインへの熱交換器の供給を行い、経営の安定化を図ってきました。設計力・技術力においては他社とは一線を画していると自負していますが、エネルギーの変換法の要である熱交換器のさらなる市場創出に投資を行い、需要を増大させていくことが今後の経営戦略の課題であります。その中でもアグリビジネスへの展開は特に重要であるとみており、弊社のこれまでに蓄積したノウハウを駆使すれば対応が十分可能です。」と、農業業界への挑戦に自信を深めています。
新時代のエネルギー関連企業へも積極的なアプローチを行ない大きな可能性の下に成長を続ける同社、今後の更なる飛躍が期待されます。

現地調査は全国どこでも対応可能、お気軽にお問い合わせください。
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【お問い合わせ】
勝川熱工株式会社 営業部・工場
〒578-0921
大阪府東大阪市水走5-2-32
電話:072-967-2255
FAX:072-967-2256
メール:info@@katsukawa.co.jp
勝川熱工 ホームページ

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