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農業と観光業を組み合わせ、通年雇用実現。札幌で都市型農業をしませんか

農業と観光業を組み合わせ、通年雇用実現。札幌で都市型農業をしませんか

196万の人口を抱える大都市・札幌で農業を営む藤井徹さん。観光業を組み合わせることでスタッフの通年雇用を実現させ、多品目の野菜を作り、自ら販売する都市型農業を実践しています。2018年4月には「北海道・藤井ファーム・ラボ株式会社」として農業経営を法人化。生産から加工、販売まで手掛ける6次化を視野に入れ、事業の拡大を目指しています。

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地元で取れる野菜を、地元の人に食べてほしい

徳島県から札幌篠路に入植した先祖から数えて5代目にあたる藤井徹さん。

父親の代は水稲と農耕馬(篠路ペルシュロン)の肥育が中心でしたが、藤井さんは畑作を増やし、80haの耕作面積で小麦やじゃがいものほか、アスパラ、水菜、かぶ、小松菜、トマト、きゅうり、とうもろこし、ブロッコリー、キャベツ、ズッキーニ、ゴーヤ、なす、ししとう、ピーマン、メロン、スイカ、ヤーコン、枝豆、かぼちゃ、大根、白菜など、多品目の野菜を生産しています。

5年ほど前からは「地元で取れる野菜を地元の人に食べてほしい」と、『とれた小屋ふじい農場』の名前で直売所を開設。コープさっぽろの店舗でも『ご近所やさい』として販売しています。

「うちの野菜は有機肥料を使い、農薬を最小限にした減農薬栽培。だから畑には鳥がいっぱいやってくるよ」と藤井さん。確かに事務所の横ではスズメのさえずりがにぎやか。冬にはサギやコハクチョウなどが羽を休めにくることもあるそう。「鳥は正直だから、薬の多い畑には来ない」と笑います。

農場のすぐ近くには大きな団地があり、北海道教育大学札幌校のキャンパスが広がるエリアで、こんな田園風景が残っていることに驚く人も多いはずです。

観光客に、収穫体験や自然体験を提供

藤井ファーム・ラボの経営の特徴は、農業と観光業を組み合わせている点です。夏にはトマトやとうもろこしの収穫、秋にはじゃがいも掘りなど、体験メニューを用意して観光客を迎えます。

冬は、畑を駐車場にして隣接する茨戸川でのワカサギ釣りも提供します。結氷した川に穴を開け、小屋や釣り竿をレンタル。観光客が手ぶらでワカサギ釣りを楽しめるようにしたところ、首都圏や関西からはもちろん、台湾など雪の降らないアジア圏から大勢の観光客が訪れるようになりました。

雪に覆われた畑は「スノーパーク」として開放し、スノーモービルやバナナボートなども体験メニューに追加。今年の冬は新たにドローンを導入して、雪原の上でのドローンの操縦体験も始める予定です。

「多品目の野菜を栽培するには人手が必要ですが、冬場の雇用が難しかった。スタッフに通年で働いてもらうために、なんとかしなければと考えたのが、冬のレジャー業です」と藤井さん。おかげで現在は夏場のパートに加え、6名の従業員を通年雇用できるようになりました。

3年前からは、少し離れた場所に市民農園『札幌北とれた ふじい農園』も開設。50haを1区画として市民に貸し出したところ、50名以上が利用する盛況ぶり。これも都市部だからできる事業の一つと言えるでしょう。

技術を身に付けて、農業者として独立してほしい

北海道・藤井ファーム・ラボでは、今、来期に向けて新規スタッフを募集中です。藤井さんは「将来、農業者として独立したい」という意欲のある若い人に来てほしい」と言います。

新規就農のサポートはさまざまな市町村で実施されていますが、都会育ちの若者がいきなり田舎で暮らすのはギャップが大きいもの。その点、藤井ファーム・ラボなら、札幌市の中心部から車で約30分と近距離で、住み慣れた都市部で生活しながら、農作業の技術を学べるのがメリットです。

北海道・藤井ファーム・ラボ 社長 藤井徹さん

「例えばファームレストランを開きたいとか、農業や食に興味のある女性でも働きやすいと思いますよ」と藤井さん。実際に、ここでスタッフとして働きながら農地を探し、石狩市で農業者として独立した人もいるそうです。

「1月から来てくれれば、種まきから一通り教えられます。4月から働くなら移植からのスタートです。新規就農希望者には、一定期間、国から給付金が交付されるので、その間に野菜の栽培技術の基本を身に付けてほしい」と藤井さん。

今後、北海道農業の担い手として活躍してくれそうな若いスタッフを求めています。

高付加価値化で「儲かる農業」が目標

藤井さんが目指しているのは高収益農業です。
冬場に、ほうれん草や小松菜など、寒さに強い野菜をハウスで育てたり、ニンジンなどを雪の下で寝かせて、春に掘り出して販売したり、さまざまな工夫をしています。

ロメインレタスやロマネスコなど珍しい野菜はもちろん、札幌黄(玉ねぎ)や札幌大長なんばんなど希少な伝統野菜の栽培にも力を入れています。

「農産物の生産だけではなく加工販売の6次化も検討中です。今はまだ黒ニンニクやなんばんを使った三升漬けくらいですが、商品開発の研究も進めていますよ」という藤井さん。
2018年から朝鮮人参などの薬草の栽培にも着手し「将来は、認知症予防に効果のある漢方薬を作りたい」と夢を語ります。

斬新なアイデアで次々と事業を広げていく藤井さんの新しい農業スタイル。技術から経営手腕まで、勉強になることがいっぱいありそうです。

北海道・藤井ファーム・ラボ株式会社(旧とれた小屋ふじい農場)
住所:北海道札幌市北区篠路町拓北243番地2
TEL:011−773−5519
HP:http://toreta-fujii.com

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