潅水時間の削減や病気の蔓延を抑制する「ラブマットU」(ユニチカ)の魅力を紹介

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潅水時間の削減や病気の蔓延を抑制する「ラブマットU」(ユニチカ)の魅力を紹介

潅水時間の削減や病気の蔓延を抑制する「ラブマットU」(ユニチカ)の魅力を紹介

最終更新日:2019年01月24日

日本でも有数の農業県宮崎の田野地区は、農業が盛んな地域です。なかでも寒干し大根は有名で、毎年、あちこちの畑に見られる『大根やぐら』は冬の風物詩にもなっています。そんな田野で、14年前からイチゴ栽培をしている大野恭弘さん、福子さん夫妻は、9年前のユニチカ製『ラブマットU』との出会いをきっかけに1日2回合計4時間かけていた潅水の時間を劇的に削減することができました。
大野さんご夫妻、メーカーのユニチカさん、商社の積水ヒノマルさん及び宮崎県総合農業試験場の皆さんのお話を通して、『ラブマットU』の魅力を紹介します。

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夏の1日4時間の水やりの負担と炭そ病の予防が大きな課題でした

イチゴを作り始めたのはいつからですか?
大野さん 会社員勤めを辞してから始め、今年(2018年)で14年になります。キュウリとトマト、イチゴの中からどれを作ろうかと思ったのですが、イチゴを生産している農家が近隣で2軒だけだったので、あえてイチゴを選びました。畑の広さも2反と、イチゴを作るにはちょうどいい広さ。それにイチゴはみんなが好きな果物だし、誰かが、「素人でも作れる」と言ったんですよ。でもこれは後になってとんでもなく大変だと分かりましたけどね(笑)。

また、冬場のハウス栽培では、キュウリやミニトマトは日中18〜20℃を保つために重油を焚かないといけないですが、イチゴは最低5℃でもいい。経費も安く済むのもありがたかったですね。結果的に、イチゴとブルーベリーを作っています。

育てているイチゴの種類を教えてください。
大野さん メインは『おおきみ』、他に『恋みのり』『さちのか』を作っています。『おおきみ』のいちばんの特徴は実が大きいこと。大きいものは、小さなタマゴくらいあるんですよ。それに、酸味と甘さのバランスがいい。希少価値があって、九州でも数えるほどの農家しか作っていません。

花が少なく、実が少なく、経済的な品種としては厳しいので、売り方を考えないとダメな品種です。うちでは主に、インターネットで委託販売をしていて、後は、東京の有名ホテルや近所のカフェで使ってもらっています。

大野さんご夫婦の優しい手により、恋みのり、さちのか、希少価値が高いおおきみが育てられています

『ラブマットU』を導入される前の課題をお伺いします。
大野さん 3月に親株を手に入れて、9月中旬くらいまでにランナーと呼ばれる苗を準備する工程があります。8月になると、定植する株の準備ができますが、これに毎日水をやる必要があります。雨天時以外は毎日、梅雨が明けると1日2回灌水します。

実は本圃2反分の苗床で1回2時間かかっていました。
つまり1日4時間は水やりに取られていたわけです。もちろんほかにも農薬散布などの仕事もあります。主に妻がやってくれていましたが、一生水やりで終わるのかというほどでしたね(笑)。

何か対策は取られましたか?
大野さん いろいろやってみました。スプリンクラーをつけてみましたが、風が吹くと全体にはかからない。それにこの土地はダムの水を利用しているのですが、高地なので水圧が安定せず、スプリンクラーからの射出が霧状にはならない。
充分な水が与えられず、2年目には、炭そ病で3分の1くらいの苗が枯れてしまったこともあります。炭そ病の予防を何とかしないといけないというのも大きな課題でしたね。

2反(約1983㎡)のビニールハウスで約2万の苗がスクスクと育ちます

今では1日2回ひねるだけ。手が空いた分、他の作業ができるように

『ラブマットU』との出会いについて教えてください。
大野さん 9年前、ハウスの担当だった積水ヒノマルさんが、ユニチカさんを連れて来られたのがきっかけです。当初は、炭そ病予防ができるということでの紹介でした。まずはサンプルを使ってみてほしいということだったので、半列くらい使ってみました。
そうしたら、その部分だけ水をやらなくて済んだのです。全部の苗にマットを敷いたら、どれだけ楽になるのだろうと想像するだけで笑みが浮かびました。

その後、助成金を使うため、当時、宮崎県専門技術指導担当にいた黒木さんに相談したら、別会社の商品と比較することになりました。普及センターの方も来てテストをしたのですが、最終的に『ラブマットU』のほうが優れているという結論が出ました。
翌年、宮崎では口蹄疫などの問題もありましたが、積水ヒノマルさんとユニチカさんに手配していただいて、田野地区のすべてのイチゴ農家で導入することになりました。

実際に導入されて、どんな変化がありましたか?
大野さん 2反分の畑で1万8000〜2万ポットの苗を育てていますが、今ではほとんど手灌水はしていません。その分、投薬や他の作業に時間を割けられます。お天気にもよりますが、午前、午後に1回ずつ蛇口をひねるだけです。

福子さん 実は、田野の知り合い農家のご主人が病気になられて、奥さん1人でイチゴを育てなければいけなくなったことがありました。『ラブマットU』を紹介したところ、すぐに導入を決められて、「灌水がとても楽になって、おかげでイチゴづくりを続けられる」と喜んでいらっしゃいました。
他の農家さんは、「空いた時間で釣りに行ける」と言ってましたね。うちでは、夏場のブルーベリーの収穫や剪定に労力を使えるようになるなど、いいことばかりです。

ラブマットUの詳細はコチラでご確認できます

灌水以外の効果もありましたか?
大野さん 頭上潅水をしないので炭そ病の発生原因となる泥はねが全く無く、予防に繋がっています。品種にも寄りますが、今年もほとんど発生しませんでした。

大野さんは、『ラブマットU』だけでなく、他にもいろいろなことにチャレンジされているそうですね。
大野さん 環境制御といって、ハウスの中の環境をデータ化して、イチゴ作りに生かしています。ハウスの中の気温や湿度、日射量、二酸化炭素の濃度、黄砂などのデータを見ながら二酸化炭素を焚く時間を設定したりしています。

就農される前に抱いたイメージとのギャップと今後の目標を教えてください。
大野さん 楽を想像していたから、本当は大変ですよ(笑)。素人にできるもんじゃない。確かに実を成らせるのはできるかもしれませんが、収穫した後のパック詰めもこれまた大変。あとはいかに病気を出さないようにするかですね。

これからの目標はオンリーワンになることですね。自分にしかできないイチゴを作ること。『おおきみ』は、自分が作らなかったら、日本でここまで普及しなかったと自負しています。あとは、イチゴをつくって、みんながうちのイチゴを食べて、喜んでくれる姿を見るのが一番です。

大野さんとの出会いで広がった『ラブマットU』の魅力とは?

『ラブマットU』を大野さんに紹介した、ユニチカ株式会社農業資材グループ長の伊藤彰広さんと、代理店である積水ヒノマル株式会社の吉村伸二さんにお話を伺いしました。

(前方右から時計回り)大野ご夫妻(恭弘さん、福子さん)、ユニチカ農業資材グループの九州担当浦邉さん、同農業資材グループ長伊藤さん、商社機能を担う積水ヒノマルの宮崎担当吉村さん、ユニチカ農業資材グループの広報担当紺野さん

ユニチカにおける農業資材の現状についてお聞かせください。
伊藤さん 農業用不織布という分野において、弊社の先輩たちが農家さんと共に開拓してきて、今に至っています。1973年(昭和48年)に『ラブシート』という商品を作って45年になりますが、現在の主力商品は、不朽の名作『ラブシート』と、露地野菜にべたがけとして使用する『パスライト』です。

『ラブマットU』はどんな商品ですか。
伊藤さん 『ラブマットU』は『ラブシート』と呼ばれる黒い布に、白い基布を貼り合わせた商品で、育苗や鉢物の灌水用マットとして発売したものです。イチゴ苗への灌水には、多くの労力と時間を要しますが、『ラブマットU』は灌水チューブから出る水を含水し、水平方向に均一に伝播させます。
黒いラブシートに白い綿のような布をニードルパンチ機で貼り合わせています。
黒い布は、水を拡散し、根っこがマットの中に入らないような役目を持っています。

10年ほど前にイチゴ農家で炭そ病が発生した時に、このマットを使った底面灌水方法が有効であることが、各県の農業試験場の先生方の論文でも発表されました。そこで、岐阜県、徳島県、愛媛県の試験場に訪問して、やり方を勉強させてもらうことも行いました。

九州地域におきましては久留米市に在している国の施設のイチゴの育苗は、すべて当社のマットを使っていると聞きます。使ってみた感想をお聞きしながら、農家さんにこの資材を紹介すれば、お役に立てるんじゃないかと思っています。

大野さんとの関わりや存在について教えてください。
伊藤さん 大野さんには、イチゴの底面灌水用の育苗マットということで、紹介させていただきました。実際に使っていただきながら、忌憚のないご意見をいただいています。大野さんには、ダメなものはダメと言ってもらえるのがありがたいと思っています。
実際に使っている生産者の方のご意見が非常に貴重なので、その意見をフィードバックするという形でやっています。

他の農家さんが大野さんの現場を見て、話を聞いていただくと、農家さんも理解しやすい。これまで、熊本県、鹿児島県などのイチゴ農家さんをお連れした事例もあります。イチゴ農家以外では、観葉植物などの鉢物の灌水補助や、野菜の苗の灌水などに使われてもいます。

代理店の吉村さんにお伺いします。どういう経緯で大野さんに『ラブマットU』を紹介されたんですか?
吉村さん 当社は、九州で農業資材の代理店をやっています。基本的には、新しい商品をいろんな農家さんに、県を通じて試験してもらったりしながら、商品提案をしています。
『ラブマットU』は作業の効率化ができるということで、上司が大野さんをご紹介したのが始まりです。大野さんから始まって、今では他の地区でも紹介していっているところです。今後は、南宮崎などに広げて、底面給水マットが定着していけばいいと思っています。

『ラブマットU』の価値、そして今後の可能性とは?

『ラブマットU』導入の際、宮崎県の専門技術員(指導担当)としてアドバイスをいただいた現・宮崎県総合農業試験場生物環境部の黒木修一さんにもコメントをいただきました。

宮崎県総合農業試験場 生産環境部の特別研究員兼副部長の黒木副部長

この試験場でも『ラブマットU』がいろいろな形で使われているんですね。
黒木さん ここでマットを使い始めて3年目になります。水管理は結構難しいんですが、ほどよく水を供給してくれるところが最大の魅力ですね。

大野さんとの出会いは?
黒木さん 2009年当時、私は県の専門技術員(指導担当)をしていました。当時は炭そ病対策も大変で、底面給水マットや雨よけを検討しようということで、大野さんの地区をモデル地区にあてたことがきっかけです。
大野さんの協力や他県の検証データを活用しながら、様々なサンプル検証を行い『ラブマットU』の効果を得ることができたので、忘れられない方ですね。

宮崎県総合農業試験場の一角でも『ラブマットU』が利用され貴重な研究結果が集められています

黒木さんから見た大野さんの印象を教えてください。
黒木さん いい意味のチャレンジャーだと思います。いいものを、新取の心で取り入れることはなかなかできることではありません。特にイチゴは、最初から何番花房まで出るか決まっていて、収量を上げるには果実を大きくするしかないんです。

それでも、しくじってしまうと、小さくなったり、花房が減ったりしてしまいます。だから農家さんは失敗しないように、いつもと違うことはしなくなる。そうすると新しいことはしたくないし、チャレンジするのはすごく勇気がいります。

大野さんはチャレンジする方で、こちらのアドバイスも聞いてくださるので、期待以上の成果が出るんです。もちろんご本人は苦労もあると思いますが。大野さんがマットを使われていることは大正解だと思いますし、細かい工夫もされています。

『ラブマットU』の今後の可能性についてはいかがでしょうか?
黒木さん うちみたいに実験をしているところでは、ものすごく重宝します。水かけ3年といって、均等に水をかけるのはとても難しいのです。『ラブマットU』の場合、植物が自分で必要な水を吸ってくれるので、病気が発生しにくく、広がりにくい。

イチゴは水が切れると、根っこが傷む病気に似た症状を出します。病気なのか、水かけに失敗したのか一見分からないので大変ですが、水かけむらがない全体なら、そういう症状が出れば病気とすぐに分かります。

特に今は人手不足の時代なので、水やりに苦労されている鉢物農家さんにも広がるのではないでしょうか。省力化はとても大事です。夏の疲れやすい時に、水やりで疲れることはありません。体力をできるだけ温存してもらいたいですね。

伊藤さん 私も、大野さんのところに行ってみて、省力化で喜んでもらえたのがとてもうれしかったです。

〇関連情報〇
ラブマットUの詳細はコチラでご確認できます

ユニチカの気になる農業資材はコチラでご確認できます

ユニチカの会社情報はコチラでご確認できます

大野農園のFacebookコチラでご確認できます

〇連絡先〇
・企業名:ユニチカ株式会社
・郵便番号、住所:103−8321 東京都中央区日本橋本石町4−6−7 日本橋日銀通りビル8階
・担当部署名:スパンボンド営業部農業資材グループ
・電話番号:03-3246-7564
・問合せ先:https://www.unitika.co.jp/nonwoven/inquiry/index.html

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