“着るロボット”で、「しゃがむ」「立つ」「中腰の維持」がラクに

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“着るロボット”で、「しゃがむ」「立つ」「中腰の維持」がラクに

“着るロボット”で、「しゃがむ」「立つ」「中腰の維持」がラクに
最終更新日:2019年02月18日

泉州エリアは、大阪府の農業産出額の2分の1を占める府内最大の農業地帯(※農林水産省 2015農林業センサスより)。その泉州で「最先端技術」と「昔ながらの知恵」を融合させた新しい農業に取り組んでいる三浦さん。パワードウェア『ATOUN MODEL Y』(アトウン モデル ワイ)を使い、「中腰での作業が楽になった」と実感しています。 腰の負担を軽減する“着るロボット”の使い心地について語っていただきました。

水なすの植え付け、キャベツの収穫もスピーディーに

●●座談会参加者●●
・三浦 淳さん/泉佐野市で江戸時代から続く三浦農園の後継者。泉州水なすを中心に玉葱、キャベツ、春菊などの野菜を栽培
・深見 麻衣さん/三浦さんのお姉様。結婚後、実家の三浦農園を手伝いながら子育ても奮闘中
・福井 啓子さん/パワードウエア『ATOUN MODEL Y』の開発・製造を手がけるメーカー、(株)ATOUNの広報担当
・森川 史崇さん/ATOUNのデザイナー
・福村 善宏さん/全国で『ATOUN MODEL Y』の販売を担う井関農機(株)。アグリインプル事業部の担当課長

『パワードウエア』を持つ対談者 写真左から 森川さん、福井さん、深見さん、三浦さん、福村さん
「身長155cm~190cmまで対応。男女問わず体にピッタリ合わせられますよ」

福井:三浦さんに当社のパワードウェア『ATOUN MODEL Y(アトウン モデル ワイ)』を使っていただいて1カ月ほどになりますが、いかがですか?

三浦:一番効果を感じるのは中腰の状態で、連続的に作業をするとき。水なすの定植では腰を曲げ、腕を伸ばしたままの状態が続くんですね。これが結構つらいのですが、『ATOUN MODEL Y』を装着するとすごく楽になります。キャベツを切って収穫するとき、それからコンテナをトラックに積み込むときのしんどさも全然違いますよ。

福井:具体的にはどのようなところにメリットを感じておられますか?

三浦:楽にできるので、一つひとつの作業スピードが上がっています。腰痛もないし、これまでは毎日の農作業でどうしても足腰に疲労がたまりがちだったのですが、『ATOUN MODEL Y』を使い始めて、そのしんどさがなくなりました。
兄と姉、父も使っていますよ。父は出荷でJAに行ったとき、「すごい楽やで」って他の生産者にも自慢したらしい(笑)。皆、興味津々で「使ってみたい」という人もいたみたいです。

深見:玉葱を抜くときは、片っ端からではなく一つひとつの出来を見ながら選んで収穫するんです。だから中腰の姿勢が長く続きます。あるとき、装着を忘れて作業してしまって、すごくしんどかった。「着けたらよかった!」とつくづく思いました。

バックパックや抱っこ紐を参考に、着やすさ&デザインも追求

三浦:『ATOUN MODEL Y』を最初に見たときの印象は「小さい、カッコイイ!」。黒で引き締まった感じなのもいいなと思いました。

福井:他のパワードスーツを試されたことはありますか?

三浦:JAを通していろんな情報が入ってくるので、試着したことはあるんですよ。ただ、それらはいかにも「機械」といった感じで、ワイヤーが邪魔になったり着心地も良くなかったので使う気になれなかったんです。
『ATOUN MODEL Y』はリュック感覚でパッと着れて、装着には1分もかからない。重さも負担にならないので、朝作業を始める前につけてずっと着ていても気になりません。

森川:『ATOUN MODEL Y』を開発する際に参考にしたのは、バックバックや赤ちゃんの抱っこ紐。重い荷物を肩や腰でどんな風に支えているのかに注目したんです。装着のしやすさと安定感、同時にスタイリッシュな雰囲気も追求したので「カッコいい」と思っていただけたならうれしいです。

福村:前のモデルよりだいぶ改良されましたよね。背中が覆われていないから、蒸れたりしなくなりましたよ。

深見:確かにピタッと張り付く感じはないですね。さらに希望を言わせてもらえば、夏のハウスはかなり暑くなるので、このウェアにファンがつけば最高なのですが…。

森川:そんなこともあるかと思い、上からファンスーツも着用していただける仕様に。ぜひお試ししていただければと思います。

植え付けだけでなく収穫も。年間を通じて活躍してくれそうです


泉州水なすの定植、収穫時には中腰が続くため、足腰への負担がかかります

三浦:三浦農園では泉州水なすのほか、キャベツや玉葱、みぶ菜、ほうれん草、小松菜などいろんな野菜を育てています。
年間を通じて出荷作業があり、おじいちゃん、おばあちゃんに作業をしてもらうことも多いんです。それが大変で申し訳なかったのですが、『ATOUN MODEL Y』があれば体への負担を減らして今までよりも楽に作業をしてもらえそうです。出荷作業に慣れていない若いスタッフにも、どんどん使ってもらおうと思っています。
私自身も毎日いろんな作業で試してみるつもり。水なすは植え付けもですが、収穫のときも中腰の作業になるのですごく活躍してくれるのではないかと期待しています。

森川:『ATOUN MODEL Y』は炭素繊維入りの樹脂製で、軽くて強いのも特徴。タフなイメージのデザインにしていますが、外観だけでなく実際に強度もあり、衝撃にも耐えるので畑でも使いやすいと思います。

福井:『ATOUN MODEL Y』やITを積極的に取り入れつつ、伝統農法にもこだわっておられますね。これからどんな農業をしていきたいですか?

三浦:現在、水なすのハウスには水やりのタイミングや土壌のCO2の状態をアプリで監視できるセンサーを導入しています。「うどんこ病にかかりやすい」といったことをアラートで教えてくれるので、すごく便利。赤色LEDも実験中。IT農業にすることで、これまで感覚で行ってきたことをデータとして蓄積し、だれもが同じようにできるようにしていきたいと思っています。

「こんなカッコイイ農業があるんやで!」と知ってもらいたいんです


収穫時に続く中腰姿勢。『ATOUN MODEL Y』があれば連続作業も楽に続けられます

三浦:最先端技術を取り入れる一方で、頑固に守り続けているものもあるんです。三浦農園では農薬を徹底的に減らす農業に挑戦しています。農薬の代わりに飛ばないテントウムシや寄生するハチなどの天敵昆虫を使ったり、土壌細菌、納豆菌でカビの繁殖を抑制。漢方薬で樹勢を強くすることで、病気を防いでいます。

福井:人にも作物にもやさしい農業ですね。

三浦:まさにその通り。もう一つ、取り組んでいきたいのは『泉州黄玉葱 今井早生』の復活です。
昔はどの農家でも作っていたのですが、栽培が難しく、撰果もしにくい品種で皆やめてしまいました。『泉州黄玉葱 今井早生』の種は三浦農園にしかないので、責任もある。環境の変化に弱い伝統野菜ですが、甘くておいしい地元特産の玉葱を蘇らせて、多くの人に味わってもらえたら。
私が農業を継いだのは、おじいちゃん、おばあちゃんたちが楽しそうに農業をしていて、自分もやってみたいと思ったから。これからは私が楽しそうに最先端の農業に挑戦する姿を見て、若い人たちに「こんなカッコイイ農業があるんや!」と思ってもらいたいですね。

メーカーの株式会社 ATOUN 福井さんに開発側の想い、現状についてお話を伺いました。
福井:老若男女だれもが働きやすい「パワーバリアレス社会をつくろう」というスローガンのもと、2003年に設立されたメーカー、ATOUN。社名には「あ・うん」の呼吸で人とロボットが助け合える社会を目指す、との思いがこもっています。
『ATOUN MODEL Y』のプロトタイプは、2015年、福井県での「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」に参加。コンテナ運搬作業者の作業時間を最大約30%削減することに成功しました。 その後、軽量化、通気性や脱着のしやすさ、動きやすさなどの改善、防水防塵性などの面で改良を行い(国際保護等級IP55)、『2018年ロボット大賞』優秀賞を受賞。現在は物流業界で注目を集めていますが、今後は農業界で本格普及を目指します。農林水産省のスマート農業推進イベントや実証実験にも参加し、認知度の向上に取り組んでいます。

販売代理店担当者である福村さんにもお話を伺いました。
福村:『ATOUN MODEL Y』は全国の井関農機でも販売します。農家での検討は少しずつ増えてきていて、なかなか好評です。
販売店には試着用の商品も置いていますから、ぜひ体験していただきたいですね。

株式会社ATOUNのパワードウェア『ATOUN MODEL Y(アトウン モデル ワイ)』、一度試してみてはいかがでしょうか。

最後に取材スタッフも試しに装着させていただいた感想ですが、
キャベツが何個も入った重そうなコンテナが、ヒョイと軽々持ち上がることにビックリ! 無理に引っ張られる感覚はなく、こちらの動きに合わせてさりげなくサポートしてくれる感じで違和感ゼロ。腰をつかって「ヨイショ」と力まなくても、腕の力だけで持ち上げることができました。
1度の動きでこれほど実感できるということは、1日何十回と足腰を曲げ伸ばしする植え付けや収穫なら、どれほど楽になるのかは想像に難くない。近未来を思わせるデザインもポイントで、これを着けて活躍する生産者が増えれば、子どもたちが「なにそれ!? そんなのを着けて働けるなら、自分も農業がしたい!」と憧れを抱いてくれるのでは? と想像が膨らみ、楽しい気持ちで三浦農園を後にしました。


重い時には30kgにもなるキャベツコンテナ。運搬や積み込みでも効果を実感

〇連絡先〇
・企業名:株式会社 ATOUN(アトウン)
・郵便番号/住所:631-0801/奈良市左京6丁目5-2
・担当部署・担当者名:広報担当 福井/営業担当 三輪(みわ)
・電話番号:0742-71-1878

株式会社 ATOUN のホームページはこちら

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