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「酪農の仕事をするなら、まず住人であれ」。共に地域を作る人、募集

「酪農の仕事をするなら、まず住人であれ」。共に地域を作る人、募集

オホーツク管内にある遠軽町の郊外にある『社名渕(しゃなふち)みどり牧場』は、3軒の酪農家によって設立された牧場です。牛乳の生産はもちろん、教育活動にも力を入れており、『酪農教育ファーム』や『体験交流牧場』として、さまざまな酪農体験を提供しています。また、地域とのつながりを重要視した酪農経営を行っており、現在、新たに地域の住人となって共に働く人材を募集中です。

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3軒の酪農家で立ち上げた協働牧場

遠軽町の中心部から車で約20分の山あいにある『社名渕(しゃなふち)』という地区には、5軒の酪農家と1軒の畑作農家を中心とした、25軒程の小さな集落があります。
この地区にある『社名渕みどり牧場』は、もともと個人経営だった3軒の酪農家が集まって設立した協働牧場です。伯谷(はくたに)清人さんを代表に、石丸博雄さん、高栖(たかす)正則さんの3家族で1998年に会社としてスタート。2000年に、フリーストール牛舎を設置し、牧場が完成しました。

(左)高栖さん(中)石丸さん(右)伯谷さん

「実は、私たちの親同士が同級生だったのです。みんなよく知っている幼なじみなのですよ」と伯谷さん。社名渕で生まれ育った3人は、この地への愛着を込めて、牧場名にその名を付けました。
2019年1月現在、4名の正規スタッフのほか、海外からの実習生やワーキングホリデーで訪れている人も含め10名ほどが働いています。20代〜40代前半の若い人が多く、今は半分が女性。仕事は分業制で、それぞれ搾乳や哺乳、牛舎の清掃などに汗を流しています。

中堅となる若手スタッフの皆さん

(左から)
中村美里さん…芦別市出身。経験2年3カ月。
河井紅実(くみ)さん…東京出身。経験半年。
上田勘太さん…大阪出身。経験8年。
出先(でさき)国彦さん…福岡出身。経験3年。

牧場のモットーは、牛と人に優しい環境の中、安全で高品質な牛乳を生産すること。2008年には優秀な牛乳生産者に送られる『乳質改善大賞』を受賞しました。

酪農を学ぶ、教育ファームとしての役割

『社名渕みどり牧場』には、教育ファームの顔もあります。中央酪農会議の『酪農教育ファーム』の認証を受け、子供達を対象に牧場での教育活動を実施。伯谷さんは酪農教育ファシリテーターとして、「牛乳が届くまで」「牛のからだ」などのテーマで子どもたちに話をするほか、酪農の仕事を体験させています。

紙芝居風にお話しする伯谷代表

近郊の小学校の社会科見学が主で、「牛の歯は何本あるの?」「なぜ牛は白黒なの?」と聞かれることもあるそうです。子どもが何気なく発した質問は、酪農家にとっても学びの機会になっていると言います。新しく入ったスタッフの1人も、酪農教育ファシリテーターとして活躍しています。

また、牧場の一部を、一般に開放し見学を受け入れる『体験交流牧場』にも加盟しています。このような活動を行うのは、多くの人に、酪農のことをもっと知ってほしいという思いがあります。「酪農の仕事は、搾乳のイメージが大きいと思うのですが、それ以外にもあることを伝えたい。我々の仕事を知ってもらい、酪農を理解し応援してくださる方を増やすのが目的です」と伯谷さんは言います。今では、酪農教育で訪れた小学生が中学生になり、この牧場を体験学習の場に選んで再び訪れてくれる子もいるそうです。

新しい方法や技術を仕事に生かす。セミナーや研修会への参加を奨励

『社名淵みどり牧場』は、スタッフの教育にも熱心です。最新の技術を学ぶことができるセミナーや研修会への参加を奨励しています。「若い人には意欲的に新しい方法や技術を学んでもらい、仕事に取り入れてほしい。交通費や宿泊費、参加料は牧場が負担するので、その分しっかり勉強してもらいたい」。

牧場の設立から約20年、酪農を取り巻く環境は変わり続けています。以前に比べて、牛舎での牛の快適さが重要視されるようになり、空間に余裕を持った飼い方にしたり、換気の方法や牛のベッドを改良するなど、伯谷さんたちも常に新しいことを取り入れてきました。しかし、変えていないこともあります。
現在、約230頭の乳牛を飼育しており、24頭を一度に搾乳できるロータリーミルキングパーラーを使っていますが、搾乳ロボットなどは導入していません。「もし、ロボット化されたとしても、人がいないとここでは生活できません」と伯谷さんは言います。「人がいるからこそ集落があり、この地で酪農ができる」という思いは、スタッフにも共有されています。

牧場の一員である前に、社名渕の住人であれ

伯谷さんたちがスタッフに求めているのは、社員である前に、社名渕の住人であることです。「うちの牧場で働く人は地区の自治会の一員として各種行事に参加します。小さなコミュニティでは人が大事。同じ地区の仲間として交流し、助け合うことが必要なのです」と伯谷さん。

例えば、夏のお祭りでは屋台を出すなど牧場スタッフも参加します。地区内外から多くの人が訪れて大変賑わうそうです。また、繁忙期には他の牧場を手伝うこともあります。東京からこの牧場に来て半年というスタッフは、「ここでの生活は、地域とのつながりが感じられて温かい」と話してくれました。

スタッフは、社名渕に暮らしながら地域の一員になっていきます。家電付きの社宅を完備しており、文字通り身一つで来てもOK。しかも3LDKの一戸建てです。「実は、元教員住宅を活用しています。夫婦や子供がいても大丈夫ですよ」とのこと。
求めている人材は、地域とつながり、牧場のチーム全体のことを考えて動くことができる人です。ここにマニュアルはありません。社名渕の仲間となって、牛と人のために働いてみませんか。


なお社名渕みどり牧場は、2019年3月23日東京・新宿で開催される「就農FEST」に参加します。
詳細はこちら

社名渕みどり牧場
住所:北海道紋別郡遠軽町社名淵95番地1
電話:0158-49-2188
※短期の酪農体験・アルバイトも随時受け入れしています。

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