熊本から全国へ。「オランダ式のトマト独立ポット耕栽培」で農業の未来を支える!

マイナビ農業TOP > 農業ニュース > 熊本から全国へ。「オランダ式のトマト独立ポット耕栽培」で農業の未来を支える!

PR
農業ニュース
熊本

熊本から全国へ。「オランダ式のトマト独立ポット耕栽培」で農業の未来を支える!

熊本から全国へ。「オランダ式のトマト独立ポット耕栽培」で農業の未来を支える!
最終更新日:2019年07月05日

九州を拠点とする有明商事グループの株式会社有明ファームは、農業でインフラを支え、地域との関係性を深めてきました。最先端技術を駆使した栽培法を生かし、2020年4月より農地を拡大して収穫量アップを目指します。常に新しい取り組みを試みる企業のアグリビジネスに挑戦する軌跡、農地所有適格法人※を設立した経緯など、これからの展望について伺いました。

トマト栽培の革命児!? 最新鋭のシステムをご紹介

有明ファームトマト園では平成22年より、岐阜県の農業試験場で開発されたオランダ式の独立ポット耕栽培を用いて、70m×50mの広さのハウスでトマトを栽培しています。オランダ式とは、トマトの苗が一つ一つ独立したポットに植えられており、育成状態に合わせて養液、温度、湿度、CO2などをコンピュータ管理する栽培法です。コンピュータの自動制御により、養液を供給。栽培方法がマニュアル化されているため、栽培技術の習得も容易になります。これにより、年間を通して安定した栽培が可能となり、高い収量が見込めるといいます。

有明商事グループってそもそも何の会社?

有明商事グループは1899年創業、令和元年には120周年を迎える大牟田本社の企業グループです。
創業当時の事業である運送業のほか、大牟田市から熊本市に5工場を構える生コンクリート製造、工場配管用の耐摩耗性工業用セラミックス二重管や学校給食用の業務用強化磁器食器等のセラミックス製造しています。さらに、九州・沖縄~関西以西の400万人に再生紙トイレットペーパーを供給する製紙業、大牟田周辺で計250床の介護施設運営する福祉事業を行っています。

平成22年より、6つ目の事業としてアグリビジネスをスタート。長洲町でトマト、玉名市で椎茸の栽培を開始しました。平成30年12月には1.5haの農地を購入し、現在は国の助成金を利用して160m×72mのトマトハウスを建設中。令和2年4月より運用を実施予定です。20連棟の新設トマトハウスでは年間約350tの収穫量を見込んでいます。

※農地所有適格法人とは
農地を法人として取得するには、農業従事者が株式の50%以上を保有し、農業を主体事業として行う法人を設立しなければなりません。また、現在の日本の法律では、農業以外の業種を行う会社では農地を購入できないため、トマト園20棟増設にあたって設立された会社が株式会社有明ファームとなります。

なぜ企業として農業参入に挑戦したの?

「アナタの明日と、共に有る」―それは、有明商事グループの経営理念である”人々の生活に必要なものを提供する”というブランドスローガンです。
農業参入の背景には、3つの理由が挙げられます。

<1> 遊休地の活用(地理的要因)
有明商事グループの生コン部門(有明生コングループ)では、最盛期には大牟田市から熊本市の地域で7つの生コン工場保有していました。しかし、大牟田周辺地区は人口減少地区であることから、老朽化したを最新の設備に置き換え、現在は5工場に集約化を図って経営しています。こうして発生した2工場分の広大な遊休地を活用し、熊本県玉名地域に『有明ファームトマト園(トマトの独立ポット工栽培)』と『きのこ園(菌床椎茸)』を開始しました。

<2> 地域雇用の確保(人的要因)
5工場に集約したことであぶれてしまう従業員や地域雇用の確保のためにも、労働集約型の産業である農業を選択しました。また、福祉事業経営のノウハウを生かして就労者支援施設を農園に併設、農業の軽作業を通じて就労困難者の社会復帰を支援することで、地域福祉の役割も果たしています。

<3> 日本農業が置かれる現状(外的要因)
日本農業の就労平均年齢は60代後半、10年先は壊滅的に農業就労者が減少する危機があります。また、日本の農産品の自給率は30%台と低く、中国や東南アジアなどの国からの輸入に頼っている状況です。これらの国は爆発的な人口増加により、生活水準も向上。日本国内で食糧を賄わなければならない時代が到来した場合、日本は食糧危機に直面する可能性があります。食糧安保は日本の重要課題であり、人間が生きていく上で必ず必要なものです。

企業がアグリビジネスに挑戦する理由は、そこにビジネスチャンスを感じるからなのです。

なんで椎茸? なんでトマトを選んだの?

選択にあたって検討した3つの要素。

①1年を通じて栽培可能なシステムが構築されている作物

法人経営となると、1年を通して給料を支払う義務があります。また、農業従事者ではない素人を集めて取り組むため、だれでも容易に栽培できる方法が確立している作物かどうかを検討しました。

②マニュファクチャー的な要素がある作物

企業としてどのポジションで競争していくかは経営課題です。完全にオートメーション化された栽培方法が確立した作物を選択すると、大手企業と競争していく可能性があります。マニュファクチャー的な要素を含む栽培システムを選択し、個人農家より生産性を高めることで競争力をもって経営できる作物かをどうかを検討しました。

③1年を通して大きなマーケットが存在するメジャーな作物

農業は需要と供給のバランスで価格の乱高下する業種です。収穫量を高めることで売上高を伸ばす経営方針のため、自社参入の際に需要と供給バランスが崩れない大きなマーケットが存在するメジャーな作物かどうかを検討しました。

以上の要素を満たす農作物が椎茸(①は菌床栽培、②は菌床体で育った椎茸を目視で収穫、③は消費量年間約1万t)、トマト(①は独立ポット耕栽培、②は誘引や摘果、収穫は人手で行う、③は消費量年間約3万t)だったのです。

有明ファームのこれからの展望

目下の課題は人材強化。求める人材像は? 農園長にお聞きしました

有明ファームでは、令和2年4月の運用にあたり正社員7名、パート15名程度を募集しています。求める人材像を山口農園長にお聞きしました。
「正社員では、地元で働きたい、農業をやってみたい、最新の農業技術を学びたい、といったやる気のある高校生、大学生などを求めています。トマトが最適に育つ環境をデータ管理しながら、栽培管理や実作業を行ってもらいたいです。パートさんは、地元で短時間でも働きたい(子育て中のママ、60歳以上のシルバーでも歓迎)農業をやってみたいなどの方を応募しています。いずれもやる気がある方を求めています」。 

有明ファームのその他の取り組み

生鮮として出荷できない不揃いなトマト・椎茸は、自社の関連会社でレトルト食品に加工し、熊本のお土産店や全国のこだわりスーパーなどに流通させる農業の六次産業化に取り組んでいます。また、『ももいろクローバーZ』の妹分として九州を拠点に活動するアイドル『ばってん少女隊』に有明ファームのCMに参加してもらい、新しい視点で農業の魅力を発信しています。

有明ファーム
TEL:0968-76-8222
公式ホームページはこちら
お問い合わせはこちら
ご意見・お問い合わせは、ページ内のメール送信フォームをご利用ください。
※記載欄【必須】に「マイナビ農業を見た」と一言お書き添えください。

マイナビ2020
有明商事グループ 正社員採用情報はこちら

~有明商事グループ企業動画をはじめ関連動画はこちら~
有明商事グループ企業動画

関連キーワード

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

カテゴリー一覧