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北海道初のアウトサイダーが酪農経験者を渇望「月給50万円出す」

北海道初のアウトサイダーが酪農経験者を渇望「月給50万円出す」

酪農王国十勝の幕別町にある『有限会社田口畜産』。平成26年に、北海道で初めて、農協系団体が運営する指定団体への出荷をやめて、独自の出荷ルートを確立させたことが大きな話題となりました。なぜ、北海道から本州の企業『ММJ(ミルクマーケットジャパン)』(本社:群馬県)へ、直接出荷する道を選んだのでしょうか。今、この『田口畜産』では、現場の中核を担い、人も牛も管理できる酪農経験者を求めています。田口廣之代表(59)に、お話を伺いました。

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メガファームからギガファームへ

北海道十勝のほぼ中央、幕別町にある『田口畜産』は、隣接する帯広市から車で約15分、とかち帯広空港から約20分という場所にあります。昭和29年に創業し、2代目の田口代表が経営を引き継いだ、平成2年より規模を拡大。現在では、乳牛1324頭(うち搾乳牛1028頭・令和元年6月現在)を飼養しているメガファームです。

子牛からの育成はせず、初任牛(妊娠牛)を購入して生産性を高めることにより、平成30年度の生乳出荷は約8500t、令和元年度は1万t突破を見込んでいます。ギガファームの仲間入りを果たす予定です。

農協系団体が運営する指定団体から、本州のメーカーへ、生乳を出荷

平成18年2月、従業員の社会保障を充実させるため、法人化を果たします。ところがその直後の3月、生乳需給の不均等を背景にした、生産調整がなされ、1カ月間で156tもの生乳を廃棄することになりました。「絞ったばかりの生乳が目の前で廃棄されていくのを、ただ悔しく無念な気持ちで見つめていた」と田口代表は言います。
しかし田口代表は、こうした危機に立ち向かうことを決意しました。平成20年には、一度に40頭、1時間で200頭を搾乳できる『ロータリーパーラー』と10棟の『フリーバーン牛舎』を、農協からの融資に頼らず、公庫や市中銀行からの融資で資金を調達。一気に規模拡大へと乗り出したのです。

平成25年秋、農協や農協系団体が運営する指定団体に対する不信感がさらに高まる問題が起きました。生乳の一元集荷・共同販売が確立された、今の体制のままではいけないと、平成26年4月、『MMJ(ミルクマーケットジャパン)』(本社:群馬県)に出荷することになりました。飼料などの高騰で酪農の経費が増大する中、飲用中心に高値で購入してくれる、本州のメーカーへ出荷する道を選んだのです。この牧場が生き残るための、一世一代の大勝負でした。
農協系団体が運営する指定団体への出荷をやめ、独自の出荷ルートを確立させたことは、メディアでも大きく取り上げられ、各方面からたくさんの反響があったそうです。

増加した収入は、従業員の労働環境改善のために使う

本州のメーカーに出荷することを決めた当時の飼養頭数は約600頭。年間生乳出荷は5300tでした。飼養頭数、年間生乳出荷、ともに現在の約半分になります。このことについて田口代表は、「高い乳価による収入の増加とММJとの年間契約によって、計画的な経営や規模の拡大ができるようになった」と話します。

収入が増加し、田口代表が第一に考えたのは、従業員の労働環境改善です。最新設備の導入や業務の見直しを徹底的に行った結果、実働8時間を実現しました(ただし、月10時間程度の残業はあります)。

敷地内に2棟ある社宅は、個室を完備。家賃は水道光熱費込みで2~3万円と格安です。今秋には、社宅を2棟増設する予定です。牧場の仕事は、体が資本になるため、社宅の食事は、調理専門スタッフが調理。栄養バランスに配慮したメニューを提供しています。食費は、朝昼晩の3食で月5000円です。

現在、外国人研修生8人を含む、従業員数が53人という大所帯になりましたが、毎月、誕生会を兼ねた親睦会を行って交流を深めています。取材に伺った時は、ちょうど親睦会の真っ最中。全員で焼き肉を囲み、笑顔がはじける姿に、風通しの良い社風と従業員同士の仲の良さを感じました。

 

左上:社宅1 右上:社宅2 左下:社宅の食堂 右下:親睦会で焼き肉

人も牛も管理できるプロフェッショナルに、来てほしい

今後について、「さらに経営規模を拡大し、従業員が働きやすい環境を整備していきたい」と、田口代表は話します。そのため、「生産現場を任せられる人が必要不可欠。人も牛も管理できるプロフェッショナル、指揮をとることができる幹部層が、可能であれば3人欲しい。月給50万円でも喜んで払う」と身を乗り出しました。

 

田口代表(右)と真由美夫人(左)

『田口畜産』が求めている人材について、現状に満足せずに上昇志向のある方、仕事も遊びも一生懸命に取り組んで人間の幅がある方、またメガファームの経験は必要がありませんが、他の牧場でしっかりと経験を積んだ方などです。何より大切なのが、「牛を観察し、牛の気持ちを分かろうとし、反応できる人。牛の命を預かっている仕事だと肝に銘じ、パーラーを止めてでも、牛を救うことができる人を求めています」と、田口代表は強調しました。

常に変化を恐れず、成長し続ける『田口畜産』。この思いに共感していただけたなら、『田口畜産』で、あなたの経験を存分に発揮してみませんか?
高待遇で、あなたの思いにお応えします。


【お問い合わせ先】
有限会社 田口畜産
〒089-0574
北海道中川郡幕別町日新7-4
電話番号 0155-56-1593
HPはこちら

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