値段だけ見れば安くはないが、効果を実感すれば高くはない
茨城県つくば市の緑豊かな田園地帯で、主にトマトを生産・販売する株式会社闘魂BY-Qファーム。社名に名残があるように、バイク便から農業界に転身という異色の経歴を持つ代表の池畑隆之さん。
新規就農で7年前にトマト栽培をスタートし、就農初年度からTMRの『ベリーキング』をトマトに、『アグリPソイル』を隣接する畑で使用するロングユーザーです。
『ベリーキング(1ℓ:1万円・5ℓ:4万5000円)』は、文字通りイチゴ栽培用に開発された活性剤で、漢方をベースに海藻エキスや天然カルシウム、活性酵母菌エキスなどを配合。
樹勢強化や食味向上、成り疲れ対策として、イチゴ農家以外にも果菜類を栽培する農家に口コミで広がっています。
「収量が上がるのはもちろんなのですが、とにかく味が格段に良くなり、トマトの玉も大きくなるんです」と、池畑さんは大きな効果を感じています。
池畑さんは『ベリーキング』を希釈(500~1000倍)して、定期的に葉面散布しています。散布を続けた場合と、途中で止めた場合で生育状況や収量などに大きな違いが出ることが分かったため、現在は、3日に1度のペースでの散布を欠かさないといいます。
「小まめに葉面散布を行えば、樹勢がアップするので、虫やカビや病気にトマトが負けなくなり、今では殺菌剤などを使わずに栽培できるようになりました。
完全防備で行う夏場の農薬散布は、負担の大きな作業でしたが、その作業をカットすることができ、農薬代も不要に。
豊富なノウハウを持つTMRの営業さんが定期的に来てくれて、ほかの生産者の取り組みや、野菜の価格動向などをアドバイスしてくれることを含め、『ベリーキング』の値段は高いものではありません」と、笑顔で話す池畑さん。
直販生産者は味勝負! リピーターの獲得には常に品質優先
闘魂By-Qファームでは、夏場には大玉トマトの『アニモ』、冬場にはミニトマトの「千果」や中玉トマトの『フルティカ』を中心に栽培しています。収穫したトマトや畑で作っている野菜はすべて直販で、大半は近隣の野菜直売所で販売しているといいます。
「直売所で販売するトマトは、青採りではなく、樹成りで完熟させています。天然資材を使った『ベリーキング』は、農薬ではないので収穫直前でも散布できるのがいいですね…。
自分の名前を出して、直売所で野菜を売るということは、味勝負なんです。常においしい野菜を届けないと、リピーターが付かないんです」と、池畑さん。
直売所で人気の池畑さんのトマト。近隣の生産者からは、栽培のコツを聞かれることもあり、池畑さんの紹介でTMRの有機農業資材を導入する方も出ています。
「生産者の方からダイレクトにご紹介いただけるのは嬉しいですね。『ベリーキング』の派生商品で、果菜類、花卉類、果実類など、幅広い作物に向けて開発した『バイオクイーン(1ℓ:6000円・5ℓ:2万5000円)』という製品も出ており、少し価格が安いので、こちらを選んでくださる生産者の方が多いですね」と、営業担当である株式会社TMR バイオ事業本部の飯田恒太さんは喜びを口にします。
トマトを栽培品目の中心にしている池畑さんですが、ハウスに隣接した2反の畑では、ササゲやニンニクなどの作物も栽培し、ここではTMRの土壌改良資材『アグリPソイル』を土づくりに活用しています。
『アグリPソイル(15kg 4500円)』は、カニ殻、カキ殻、海藻粉末、ゼオライト、焼成鶏糞などに有効微生物群をバランスよく加え、常温2段階熟成法で有効菌の密度を最大限に高めたJAS適合の土壌改良資材です。
「『アグリPソイル』を畑に入れてニンニクを栽培したところ、驚くほど高品質なニンニクが収穫できました。歩留まりもよくなり収量が向上するなど、導入効果はかなりのものです。追肥の必要もないので、『ベリーキング』と同じように費用対効果が高いと思います」と、池畑さんは信頼を寄せます。
闘魂By-Qファームにおいて、TMRは重要なパートナーで、『ベリーキング』と『アグリPソイル』は、元気でおいしい野菜を育てるのに必要不可欠な資材とも話す池畑さん。
闘魂で完熟した池畑さんのトマトが、これからも人気を集めそうです。
【取材協力】
株式会社闘魂BY-Qファーム
〒300-1268
茨城県つくば市中山1093-1
【お問い合わせ】
株式会社TMR
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町三丁目15番
フリーダイヤル:0120-075-391
受付時間:9時~18時(土・日・祝除く)