
日本アジア投資と森久エンジが共同で建設した植物工場(兵庫県丹波篠⼭市)
日本アジア投資は、植物⼯場の開発・企画・建設・運営や、味や固さをオーダーメイドできるブランド野菜の⽣産を⼿掛ける森久エンジに戦略投資 を⾏いました。日本アジア投資は、再⽣可能エネルギーに続く新規分野として、スマートアグリ(植物⼯場)プロジェクトに今後積極的に投資を拡⼤していく⽅針を打ち出しています。その第一号として、植物⼯場を兵庫県丹波篠⼭市に森久エンジと共同で建設し、2019年3⽉から操業しました。
森久エンジは、植物⼯場の開発・企画・建設・運営や、消費者の年齢層や好みに合わせて、味や固さをオーダーメイドできるブランド野菜「モーベル」の⽣産を⼿掛けるベンチャー企業。反射板を⽤いて野菜への光の照射量を増やすことに成功し、⽣育が難しいとされる⽟レタスの栽培や、省電⼒での栽培を実現しています。
日本アジア投資は、⾦融機関からの融資資⾦が調達可能な新規の投資事業を創出し、事業投資を⾏うとともに、パートナー企業にも投資を⾏う「戦略投資」に注⼒しています。
工場は敷地⾯積約820平方メートル。リーフレタス、クレソン、⾚⽔菜、結球レタスなどの業務⽤野菜を栽培し、年間で約200トンの⽣産量を見込んでいます。販売先は⾷材メーカーやレストランチェーンなどで、2019年5⽉より正式に取引先への納品が始まりました。工場のプロジェクト総額は約7億円。その大部分を金融機関からの融資(プロジェクトファイナンス)で調達する予定です。徐々に⽣産量を増加させていき、後続案件の投資も積極的に行う方針だといいます。