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長野県で見つけた、一人ひとりに向き合う就農サポート

長野県で見つけた、一人ひとりに向き合う就農サポート

全国4位の面積を誇る長野県。南北に広がる雄大な土地において、レタス、ぶどう、米など、各地域の気候や風土を生かした多様な農作物が生産されています。
そんな長野県では、一から農業を始めたい方のためにさまざまな研修制度が整備されています。例えば「新規就農里親支援事業」。通称 “里親研修” と呼ばれるこの事業では、県に登録された里親農家のもとで、実践的な農業を学ぶことができます。また、市町村や農協などの就農トレーニング農場で、働きながら研修を受けられる制度も。長野県に移住就農した方にお話を聞きに行くと、就農者一人ひとりに合わせたきめの細かいサポートが見えてきました。

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縁がつながってたどり着いた、農業のある暮らしの喜び

高橋昭吾さん

高橋昭吾さん

「色づいた桃を見上げる瞬間が幸せなんです」そう話すのは、長野市の南に位置するりんごの名産地・真島で『くだもの農家・糸や』を営む高橋昭吾さん。この日、高橋さんが家族とともに管理している約80aの圃場には、りんごや桃の樹になった色形さまざまな果実が太陽の光を受けてキラリと輝き、収穫を待っていました。

初めは長野で農業をやるつもりではなかったと言う高橋さん。
「地元、神奈川で転勤の多い花屋に勤め、子供が生まれたのを機に転職。新しい職もしっくりこないと感じていた頃、真島に住む友人に誘われてこの土地へ来たんです。その日に市の農業委員に引き合わされ、そのまま今ここにいます」と笑う。

最初の1年は県農業大学校果樹実科で基礎を勉強。青年就農給付金(現 農業次世代人材投資資金)を受給しながら、2年目は里親研修先の羽生田果樹園で現場の農業を体験しながら学びました。就農後は管理していた圃場をそのまま譲り受け、就農2年目の現在は順調に畑も広がっているそうです。

シャキシャキとした口当たりが特徴の「ワッサー」。ほかにも6品種ほど栽培している

シャキシャキとした口当たりが特徴の「ワッサー」。ほかにも6品種ほど栽培している

「 “(里親の)羽生田さんのところの研修生” 、と周りに知られることで、『この土地もやってみないか?』と声がかかる。農業は栽培技術だけでなく、地域とのつながりが重要。まずはそこをつないでくれるのが里親さんなんです」と、高橋さんの里親研修をサポートした県長野農業改良普及センター就農コーディネーターの近藤さんは言います。

高橋さんは、地域での縁がつながって、農業をしながら暮らしやすい新居を見つけることができたのだそう。真島に腰を据えた今、農業への思いを高橋さんに尋ねてみました。

「僕は、農業というより、農業のある真島での暮らしが楽しい。だから、地域や農業をやりたい人の役に立ちたいと思っています」

その言葉通り、真島の就農ロールモデルとして取材を受けたり、SNSで情報発信を続けている高橋さん。最近は、真島のブランディングについて先輩農家と議論する場にも出向くのだとか。

高橋さんのお話を聞いて、地域の農業を担う若手就農者の新しい風と、それを受け入れバックアップする地域の、密度の高い関係性を感じました。

この土地でこの暮らしを末長く。夫婦で選択した農業という生き方

長野市から高速に乗り1時間。浅間連山をはじめ、雄大な山並みに囲まれた東御(とうみ)市は、澄んだ空気と恵まれた風土で多くの農作物を育む全国有数の生産地です。

宇田川喜宏さん

宇田川喜宏さん

「初めて東御の夕陽を見たときは感動しました」─そう話すのは、パプリカ栽培歴8年の宇田川喜宏さん。「東京でシステムエンジニアをしていた頃は生活が不規則で、自然に触れる時間なんかありませんでした」と、移住前の生活を振り返ります。
田舎暮らしへの憧れを持っていた宇田川さん。「移住を考えて行動を始めた時、田舎での職業として現実的だったのが農業。都内の就農相談会で、初心者の自分に一番親身になってくれたのが長野県でした」と長野県での就農のきっかけを語ります。

宇田川さんのハウス。元々は花き栽培をしていたハウスだそう

宇田川さんのハウス。元々は花き栽培をしていたハウスだそう

その後、当時県農大研修部で就農コーディネーターだった山口さん(現 上田農業改良普及センター)と面談し長野県へ移住。農大研修部で1年間基礎を学び、農業法人『信州うえだファーム』で働きながらの長期研修を2年間こなしました。研修では、単価が良く栽培面積が少ない、ハウス栽培のパプリカを希望。就農にあたっては、研修中に管理していたハウスをそのまま譲り受けました。

現在は、奥様と二人三脚で3棟のハウスを管理しながらパプリカを栽培している宇田川さん。
実は、当初は奥様を東京に残し、東御での3年間の研修を一人で受けるつもりでした。それに反対したのが山口さん。奥様と研修を受けるように説得し、職員用の平家を空けて、夫婦の住居を用意しました。

結果としてその判断は大正解。「今では奥さんの方が東御での暮らしに馴染んでいますよ」と、ご夫婦の暮らしを知る山口さん。山菜採りや、タケノコ堀りなど、地域のコミュニティの中で田舎での楽しみ方を教わっているそうです。

来たい人をただ受け入れるのではなく、 “就農の先にある暮らし” も一緒に考える。
そんな山口さんのサポートは、宇田川さんご夫婦にとってどんな就農を実現したのでしょうか。宇田川さんに今後の目標を尋ねると、その答えが返って来ました。

「僕は、トライアンドエラーしながら理想に近づいて行くパプリカ作りが性に合っている。80歳まで現役を目標にこの東御でできるだけ長く、夫婦でパプリカを栽培して暮らしていきたいんです」。
生き生きと話す姿に、この土地で理想の田舎暮らしを見つけたことが伝わって来ました。

やりたいことをしっかりと伝えれば、本気のサポートで後押しします

二人の就農者のお話を聞いて印象的だった、地域との関係。就農支援と地域との関係について、就農コーディネーターの一人でもある長野県の農政部農村振興課 担い手育成係の市川祐司さんにお話を聞きました。

左から近藤さん、山口さん、市川さん

左から近藤さん、山口さん、市川さん

「農業で生きるとはその土地で暮らすこと。私たちは、就農者の地域での様子もとても気にかけているんです。例えば、里親研修ですが、地域の農家に入って実践的な知識をつけるといった制度は各地に存在しています。でも長野県の場合は、研修生が地域で暮らす準備から就農後のサポートまで里親さんにお願いしているんです」。

研修生の受け入れ前から里親さんとともに準備していくことが、地域での人物保証につながるのだそう。

「農業で一から成功するには地域の人の協力が必要不可欠です。せっかく長野に来るなら成功して欲しいので、地域の人と良い関係を作るサポートもしていきたいんです」。

そう語る市川さんに、長野で就農を考える方へメッセージをいただきました。

「受け身ではなく、自分の夢をしっかり周りの人に伝えて実現させて欲しい。こちらも本気でぶつかっていく。飛び込めば受け入れる土壌はあります」。

独立しやすい就農サポートと、一人ひとりと本気で向き合う就農コーディネーターがいる長野で、あなたも本気の農業に飛び込んでみませんか?

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