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豊頃町の大地で、すべての人が心豊かになる酪農を目指して
JR北海道根室本線『豊頃駅』から、徒歩で約5分の場所にあるのが『株式会社スライブハーツ』です。この社名には、「豊頃町の大地で、牧場で働く仲間や地域の方々、消費者の方など、すべての人が心豊かになる酪農を目指したい」という鈴木代表の願いが込められています。「酪農という仕事は、命を育む仕事です。私たちの仕事を通して出会う、多くの方々が、健やかで幸福な毎日を紡ぐ場所でありたい」と鈴木代表は話します。
牧場の入り口にあるロゴ看板には、こうした牧場の姿勢や考え、思いが詰め込まれています。『グッドデザイン賞』を何度も受賞した実績を持ち、特に、農業分野のブランディングに定評のあるデザイン会社『ファームステッド』がロゴを手掛けました。
スタッフが安心して働くことができる環境を目指し、家族経営から法人化へ
鈴木代表は、北海道立農業大学校に進学した際に「長男だし、僕が牧場を継がなくてはいけない」と考えていたそうです。卒業後、実家の『鈴木牧場』に就農し、酪農業務のさまざまな経験をしていく過程で、経営の効率化と規模拡大のために、フリーストールとミルキングパーラーを導入しました。
また平成26年に経営を引き継いだことを機に、今後の更なる規模拡大や、ここで働く人たちが安心して働くことができる環境を整えるため、家族経営から法人化を図りました。
個体管理の質の維持・充実させるため人工知能(AI)を利用した牛の個体管理サービス『ファームノート』を導入しました。牛1頭1頭の首に、『ファームノートカラー』という装置を付け、リアルタイムで個別の牛の活動情報を測定。取得したデータにより、繁殖で重要となる発情や、体調の変化などがスマートフォンに通知されるというものです。
この牛の個体管理サービスの導入により、発情のタイミングを逃すことなく、効率的な受精ができるようになりました。また、発情や病気などの情報が数値で表されるため、未経験者や経験が浅い人でも即戦力になるというメリットが挙がりました。
牛の観察など経験が必要な部分も、データ、AIを活用することで経験不足を補え、未経験者の方でも十分に活躍できる環境を整えることができました。
『ファームノート』は帯広にあり、ユーザーとの距離が近く、システム改善にはこちらの要望を聞き入れてもらいやすい点が安心感に繋がっています。
「貿易の自由化や離農等、農業にネガティブな事柄がある中で、どうしたら酪農・農業が魅力的で価値ある仕事であるか、ポジティブな方向に導き、事業を継続していくための基盤を作るためにしなければならないことを一つ一つ推進していかねばならない」「自分ができることは全部やろう」と鈴木代表は語ります。
牛の餌は、毎月酪農コンサルタントの方に牛群の様子を見てもらい、配合割合と給与量を調整して、約16種類ある飼料を混ぜ合わせ、作っています。
現在は子牛、育成牛をアウトソーシングし、搾乳に専念することで生産性向上を図る戦略を取っています。
今年の10月には建設中の新牛舎が完成し、飼養頭数は1.5倍の500頭、搾乳牛は240頭となる予定です。
鈴木代表は、より強固な経営基盤を図るため、『北海道中小企業家同友会とかち支部』の研修で研鑽を深めながら、経営指針などを策定している最中です。また、社会保険労務士の方とも相談しながら、安心して働くことのできる環境を整えています。
皆で意見を交わしながら、一緒に会社を作り上げていきたい。
『株式会社スライブハーツ』では、鈴木代表とご両親、従業員1人の合計4名が働いています。
スタッフの中で一番若いという鈴木代表は、「酪農が好きという思いとやる気があれば、経験は問いません。私たちが今まで気が付かなかったことや考え方などを教えてくれる、皆さんの新しい視点を大切にしていきたいと思っています。代表ではありますが、まだまだ未熟な部分も多いので、スタッフと意見を交わしながら、会社も人材も成長させていくことができれば」と語ります。
酪農の作業一つひとつに心を配り、更なる効率化を図ることで、酪農の価値を高めることをはじめ、ワーク・ライフ・バランスに配慮し、スタッフが働きやすい環境づくりに努め、酪農は辛く苦しいというイメージを払拭させることなど、鈴木代表には、今後やりたいと思っていること、やるべきことがたくさんあるそうです。
まさに、牧場を成長させていく成長期の段階にある『株式会社スライブハーツ』で一緒に、酪農に取り組んでみませんか。
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【お問い合わせ先】
株式会社スライブハーツ
住所:北海道中川郡豊頃町豊頃佐々田町123
電話番号:015-574-2757
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