【北海道滝上町】頑張りや成果を評価。すべてのスタッフを大切にする『グリーンヴァレー』

公開日：2019年09月20日

最終更新日：2020年02月05日

紋別市と旭川市の中間に位置する滝上町にある『株式会社グリーンヴァレー』は、飼育頭数1000頭を超える、メガファームです。牛を第一に、そして働くスタッフが、笑顔で活躍できる職場環境を整え、地域に貢献していくことを目指しています。更なる規模拡大と社員満足度の向上を図るため、常に新しい視点で組織をまとめています。例えば、各種手当については、残業手当や出荷乳量手当などのほか、技術手当など個人の頑張りや成果を評価する制度を設けています。また体験入社制度もあるので、未経験でも安心です。この牧場の魅力を取材しました。

飼育頭数が、1000頭を超えるメガファーム

敷地内には、大きなフリーストール牛舎が並ぶ

山一面がピンク色に染まる、芝桜の群生地として知られる滝上町。芝桜の開花時期には、全国から観光客が訪れる自然豊かな町です。近隣にある『オホーツク紋別空港』を使えば、東京まで約２時間で到着するため、首都圏とのアクセスの良さも魅力です。この町にある、ひときわ大きなファームが、『株式会社グリーンヴァレー』です。

飼育頭数は1000頭を超えているため、仕事のあらゆる部分で、機械化や効率化が進んでいます。例えば、１度に40頭を搾乳できるロータリーパーラーを稼働。また、農業専門の会社に作業を委託し、従業員の労力を減らすなどの工夫を図っています。

『株式会社グリーンヴァレー』のスタッフのほとんどが、酪農未経験者で、東北や九州など全国各地から集まっています。その理由は、この企業が働くすべてのスタッフを大切にしているからです。仕事を頑張った分だけ、しっかりと評価されます。その積み重ねにより、スタッフは自信を高めていくことができ、新しい技術を習得する糧にもつながっているそうです。

また、スタッフの成長に合わせた研修も用意しているので、ステップアップを図ることができます。

企業理念は、牛に優しく、人を大事に、地域へ貢献

代表取締役社長の張間真之さん

「牛を第１に考えるカウファースト。そして、スタッフが笑顔で働くことができる職場を作り、地域に貢献していきたい」と張間さん。メガファームの社長として、更なる規模拡大と社員満足度の向上を図るため、常に新しい視点で組織をまとめています。

例えば、毎月の出荷量が、前年比100%以上を達成した場合、社員全員に１万円が支給される出荷乳量手当。また、分娩手当も目標を達成した月は１万円、基本給に上乗せして支給されるそうです。

「スタッフだけでなく、その家族、子供たちのことも考えた経営をしたい」と、張間さんはスタッフの子供が、大学に進学するまでに掛かる学費などを逆算。スタッフの頑張りによって、収入が増える社内制度を整えてきました。

免許取得に対する補助や資格手当も支給される

自然が大好きで、牧場への転職を決めた宮脇正行さん

2018年に札幌から移住した宮脇さん。前職は、民間企業の営業職として働いていました。数字を追い、雑踏を駆け回る毎日から、山に囲まれた滝上町での生活をスタートさせました。携帯電話もめったに鳴らなくなったそうですが、のんびりした生活が今の自分に合っていると思ったそうです。

宮脇さんは、牛の世話をするのに必要になる中型・大型特殊・牽引の運転免許を持っています。この１つ１つに資格手当1500円が付き、月に4500円が支給されるそうです。免許がない人には、一定条件を満たした場合、会社が全額を負担する制度もあります。

前職が営業ということで、数字を意識することも多く「乳量が上がることが、仕事のやりがい。今後は、乳房炎を見逃さない目を持ちたい」と話します。

有休消化率92％。余暇もしっかり楽しむことができる

前職は、造船所で溶接をしていたという時和邦英さん

酪農の仕事は、未経験でしたが、大きな牧場で働いてみたいと求人を探していた時に、この会社を知ったという時和さん。中でも、休日がしっかりと確保されていることに興味を持ったそうです。『株式会社グリーンヴァレー』の有休消化率は92％。休日取得制度が整っているので、安心して地元に帰省することができ、中には、10連休を取得して、旅行を楽しむスタッフもいるそうです。

「朝の仕事を終え、夕方の作業に当たるまでに空いた時間を利用して、畑で作業をすると、１回につき、2000円の圃場手当が支給されます。夜に牛舎の見回りを１回する度に、3000円が支給されるのも魅力」と話します。働いた分が、しっかり給与に反映されるのも『株式会社グリーンヴァレー』の魅力という時和さん。「お金もそうですが、今は仕事が楽しくて仕方がない。技術も身に付き、給与も上がっていく制度に満足しています」。