軽くて強靭、滑りにくい、農業に適した敷板
『スーパージュライト/らくらくばん』は、再生ポリエチレン樹脂製の敷板です。
軽量で持ち運びがしやすく、耐久性・柔軟性に優れているため地面にもなじみ、割れにくいという特徴があります。歩行はもちろん、車両走行も可能ですし、滑り止め加工が施されているので、雨天時の作業や歩行も安心です。
従来の鉄鋼板やコンパネ、絨毯、ブルーシートなどに代わる養生用の敷板として注目されています。
製造元の京葉興業は、優れたプラスチック成型加工技術をベースに、産業や環境の課題を解決してきました。『スーパージュライト/らくらくばん』は工事現場などで使用される敷鉄板の代替として開発され、今や建設、建築、農業、工場、倉庫、仮設施設やイベント会場など、用途が広がっています。
今回は、体験農園・観光牧場で『スーパージュライト/らくらくばん』を使っている現場を拝見。オーナーに活用法と感想を聞いてみました。
高齢者の農業体験農園で、雨上がりの滑りやすい地面を安全に
東京都日野市の石坂ファームハウスは、農家の指導のもとで野菜作りや農家の行事を体験ができる農業体験農園です。60歳以上の高齢者を対象に1人あたり30㎡の区画で年間約20種の野菜を栽培・収穫しています。
2年前から小さな子どもを持つファミリーにも区画を「三世代農園」として開放し、農業をきっかけとする、ふれあい・健康・生きがいづくりに取り組んでいます。
「ご高齢者向けの農園なので、霜が降りる冬の日中や雨上がりなどは、畑のまわりで滑って転倒されないか心配です」と話すのは、園主の石坂亜紀さんです。
一部に滑り止め用のタイルを敷いていましたが、ところどころに苔の生えた場所もあり、思わぬところで転倒しないかと気になっていたそうです。
「滑りにくい養生シートはずっと求めていたので、『スーパージュライト』を知って興味を持ちました」と石坂さん。
タイルの外側に沿ってスーパージュライトを敷き、危険防止のためにあえて目立つように黄色の留め具を付けました。利用者からも「滑りにくいので雨の日も安心です」とうれしい言葉をいただきました。
利用者の農具を収納しているビニールハウスは、人の出入りも多く、荷の積み下ろしのために車を寄せることもあります。石坂さんは、泥やタイヤの轍が気になるハウスの出入り口の前に、大判で厚手の『スーパージュライト』を広めに敷きました。
「車で走行してもタイヤが沈むことがありません。滑り止めが施されているので、車の切り返しも楽にできます。今までハウスの前は土でしたが、マットの上なので苗の仕分けなどの作業もしやすくなりました」と満足した様子の石坂さん。
「水道まわりの泥よけや農園の通路としても利用できますね。軽量で動かしやすいので、季節に応じて配置換えも楽にできそうです」とアイデアを聞かせてくれました。
農業体験農園の利用者は、高齢者24組、家族9組。ここでは、園主と利用者は持ちつ持たれつな程よい距離感を保ちつつ、助け合いながら色々な人と関わることができる社交場を目指しています。
利用者の安全と農作業の快適を『スーパージュライト』が支えます。
来園者の足元を汚さず、ダチョウの世話もスムーズに
埼玉県新座市の「だちょう牧場 並木屋」は、2005年に観光農園としてオープン。8羽のダチョウが飼育されています。鳥類最大のダチョウを間近で見ようと県内外からたくさんの人が訪れ、近隣小学校の社会科見学や保育園の散歩コースにもなっています。敷地内には屋根付きのバーベキュー広場も併設され、週末は家族連れで賑わいます。
春の産卵シーズンには、ダチョウの卵を使ったサブレやアイスクリームの製造販売、卵の殻に絵付けする体験教室なども、団体からのリクエストに応じて開かれます。1997年にダチョウを飼い始めた代表の並木大治さんのところへは、ダチョウの飼育や事業の相談も多いと言います。
「牧場は雨に弱いんですよ。今年は特に雨が多いので、足元が滑らない・汚れないように、使ってみようと思いました」と話す並木さん。
改善したかった場所は、管理棟(来場者の休憩や体験教室ができるスペース)の出入り口です。もともと地面との段差を埋めるためにアプローチ部分に木材を並べていましたが、その上から敷くことでガタつきが解消されました。
「私が障がい児の放課後デイサービスを運営している繋がりで、障がいを持つ子どもたちが牧場に遊びに来ることもありますが安心して利用してもらっています。緩やかなスロープになっていますが、滑りにくいので車椅子でも入りやすいと思います」と並木さん。路面のガタつきを防ぐので、一般のお客様がヒールのある靴を履いて来ても大丈夫です。
ダチョウの世話にも『スーパージュライト』が活躍しています。並木さんは牧場の作業用の通路に敷いています。
「雨が降った後は地面がぐちゃぐちゃで長靴でなければ作業できませんでしたが、今はサンダルでも入れます。一輪車のタイヤに泥がついて重くなることもなくなったので、雨の日の作業効率が上がりました。軽くて移動させるのも楽だから、子どもたちにダチョウを触ってもらうときも敷くといいかもしれません」と並木さん。
「駐車場の養生にもよさそうです。毎日、車が出入りするとタイヤで地面が削れて水たまりができてしまいます。スーパージュライト内に停めてもらえば、白線の代わりになり、草むしりもいらないですね。それから、バーベキュー場や牧場への動線を示す通路のような使い方もできそうですね」と、次々とアイディアを出してくれました。
並木さんの夢は、農福連携。だちょう牧場を障がい者が働ける場所にすることです。法制度などのハードルはたくさんありますが、作業場の安全や快適な職場環境づくりに『スーパージュライト』が一役買うことができるかもしれません。
『スーパージュライトシリーズ』は、設置場所や用途に合わせた各種製品をラインナップしています。特に農家の声から生れた『らくらくばん』は、超軽量仕様で車両の走行にも適した滑り止めリブ付きの農業用敷板です。ハウス周りの養生、農作業現場、仮設駐車場、作業場、資材置き場、農機や軽トラの倉庫などに利用することができ、高い評価を得ています。
これからも、お客様の課題解決につながる製品を作り続ける京葉興業。観光農園はもちろん、農地・農作業場の養生でお困りごとがあれば、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
京葉興業株式会社
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