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素朴で温かみのあるクレイアートが評判! 10年にわたり三菱農業機械のカレンダーを担当する作家 ごとうゆきさんに注目

素朴で温かみのあるクレイアートが評判! 10年にわたり三菱農業機械のカレンダーを担当する作家 ごとうゆきさんに注目

粘土で作った可愛らしい人形や、味わいのある旅スケッチなどで多くの人を魅了する作家 ごとうゆきさん。美術館での個展から、広告、雑誌への連載、各地で開催している粘土教室まで、その活動は多岐にわたります。三菱農業機械のカレンダー制作に、2011年度版から携わっているので、農業界のみなさんは知らないうちにごとうさんの作品を見ているかもしれません。今回は、作家のごとうさんと三菱マヒンドラ農機株式会社 広告宣伝グループの与那覇 良さんに、クレイアートの制作工程やカレンダー制作への思いなどを伺いました。

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ごとうゆきさんについて

三菱マヒンドラ農機株式会社

プロフィール:図工舎 ごとうゆき 人形作家、スケッチ画家、イラストレーター 兵庫県明石市出身


 

――作家活動を始めたきっかけを教えてください

【ごとうゆきさん(以下:ごとうさん)】
作家活動は2003年頃にスタートしました。大学を卒業して建築関係の仕事に就きましたが、バブル崩壊の影響で勤め先の経営が傾いたんです。そんなタイミングで立体作家である兄から、「気分転換に仕事を変えてみたら?」と言われたのをきっかけに、5年ほどフリーのイラストレーターとして活動しました。

それまで美術を専門的に学んだことはありませんでしたが、やってみると「飽きなくて楽しいし、疲れない仕事だ」と感じ、クリエイティブな作品制作を仕事にする喜びを覚えました。

2006年には神戸の商業施設から依頼があり、子供服売り場用に大きな人形を制作してディスプレイを担当。ことのほか反響が大きく、人形作家の活動に力を入れることにしました。人形が映えるように、背景とセットにしたクレイアートを作るようになったのもその頃です。

――当初は、おもに赤ちゃんの人形を作っていたそうですね

【ごとうさん】
ちょうど皇族の愛子さまが生まれるタイミングで、「来年はきっとベビーブームが来るから、赤ちゃんを題材にした作品を作ってみない?」と当時のエージェントに言われたのがきっかけです。

当時、赤ちゃんをモチーフにした作品は写真が多くて、人形は少なかったので、友人の赤ちゃんを観察しながら見よう見まねで作ってみました。それが幸運なことに、ベビーサインを扱う書籍の編集者の目に留まり、広告などの依頼で人形をどんどん作るようになっていきました。

三菱マヒンドラ農機株式会社

三菱農業機械のカレンダー制作との出会いについて

三菱マヒンドラ農機株式会社
 

――ごとうさんの作品を起用することになった経緯を教えてください

【三菱マヒンドラ農機 与那覇 良さん(以下:与那覇さん)】
ごとうさんとの出会いは、複数社に参加してもらって毎年行っていたカレンダーのデザインコンペだったのですが、オリジナルで制作された“立体物”を使った提案はとてもインパクトがありました。

三菱マヒンドラ農機株式会社

それまでは、写真やイラストを使ったカレンダーが定番だったので、ごとうさんのクレイアートを初めて見たときの感動は、すごかったですね。社内での評判もとても良くて、その後のコンペでは参加を辞退する会社が出るほど、ごとうさんの作品は際立っていましたね。

結果的に2011年度版から現在まで、10年にわたって三菱農業機械のカレンダーをお願いしています。
 

――クレイアートの制作工程や素材などを教えてください

【ごとうさん】
絵コンテが制作会社のデザイナーから届くのが6月頃で、まずはカレンダーのプロモーション用に1カット分を制作し、先行して撮影しています。その後、残りの5カット分の制作に取り掛かるのですが、制作期間はトータルで1カ月半ほどですね。

三菱マヒンドラ農機株式会社

クレイアートの素材には、紙粘土や石粉粘土、樹脂粘土などを使用しています。人形のポーズや細かい動きなどは、デザイナーの絵コンテをできる限り忠実に再現することにこだわっています。カレンダーには、農業機械もたくさん登場するのですが、近年はそのクオリティにも自信が付いてきました。

三菱マヒンドラ農機株式会社

田植機や汎用コンバインを粘土で作るのは本当に大変で、仕組みを理解できていないと上手くいきません。いつも勉強しながら作っていて、色を塗る前には機械の構造に問題がないかなど、必ずチェックしてもらっています。2020年度版には農業機械が3台も登場するカットがあるので、なかなか大変でした(笑)。

農業機械は、三菱さんが一番こだわりを持たれていると思うので、実機のイメージから外れないように緊張感を持って作っています。最近は外出先でトラクタなどを見ると、思わず見入ってしまうようになりましたね。

思い入れのある作品や、人形へのこだわりについて

三菱マヒンドラ農機株式会社

――これまでの10年間で、特に思い入れの強いカレンダーはありますか?

【ごとうさん】
最近、初年度(2011年度版)のカレンダーを思い出深く眺めていました。現在とは人形の感じもだいぶ違っているのですが、カレンダーに登場するお父さんのキャラクターを見ていたら、“初心に戻ろう”と思わせてくれました。人形がどこか幼くて、どんくさい感じが可愛らしくて、とても好きな作品です。

三菱マヒンドラ農機株式会社

人形を作るときは、サザエさんのように庶民的で、身近な雰囲気を感じてもらえるようになればと、いつも意識しています。農業機械というハードな立体物も、粘土を使うことで誰もが親しみを持てるように仕上げたいと思っています。

マット調の絵の具を使って温かみを出したり、色鉛筆やパステルも使ったりと、子供が使うような身近な画材を積極的に取り入れています。難しい構図の場合は、闘志が湧いてきますね。

【与那覇さん】
以前は農業機械が中心でしたが、3年ほど前から、「営業の佐藤さん」というキャラクターをカレンダーに登場させています。人物が中心になった分、ごとうさんの作風を通して制作側の思いを乗せられるようになりましたね。

温かみのあるごとうさんの作品は、農業機械だけでなく、そこに息づく人との繋がりを大事にしたいという思いを込めた、「人も道具も、長く強く。」という当社のタグラインとも、とてもマッチしています。

【ごとうさん】
人物がメインになってからは、よりワクワクしながら作っています。人物は私の得意分野ですし、人形の使い回しはしないので、世界に一つだけの作品です。カレンダーに登場するキャラクターは孫が生まれたりと、成長しています。親子3世代の日常風景は、常にリアクションがあるので、人形の表情や動きがとても気に入っています。

カレンダーをいつも楽しみにしてくれる方へ伝えたいこと

三菱マヒンドラ農機株式会社

【与那覇さん】
毎年テーマがあり、過去には干支や童話などをモチーフにファンタジーの要素を盛り込んだ年もありました。

2020年度版は「農家ファミリーが昔の農村にタイムスリップ」というテーマなのですが、「昔はこういう農業をしていたんだ!」、「トラクタの前は馬が引いていたのか!」というように、カレンダーを通して家族の会話が広がったり、農業の歴史に興味を持ってもらえるような、そんなコミュニケーションツールになれば嬉しいですね。

【ごとうさん】
「カレンダーを楽しみにしているよ」と言ってもらえると、本当に嬉しいですね。

最初にカレンダー制作のお話をいただいたときは、農業機械×クレイアートという組み合わせがとても意外でしたが、作っていくうちに人間くささという意味においては三菱農業機械のマシンたちも、私の作品であるクレイアートも同じだと思うようになりました。

カレンダー制作も10年目ということで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつも温かい言葉をいただく三菱マヒンドラ農機の社員や販売店の方々はもちろん、カレンダーを毎年楽しみにして使ってくれる方のお気持ちが制作のモチベーションになっています。これからも、心を込めて作りますので、どうぞ楽しみにしていてください。
 


 

<取材協力>

図工舎 ごとうゆき
 

【関連リンク】

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