農業で使える助成金6選!気になる支給額や条件も解説【図解あり】

マイナビ農業TOP > 行政・団体・個人の支援 > 農業で使える助成金6選!気になる支給額や条件も解説【図解あり】

行政・団体・個人の支援

農業で使える助成金6選!気になる支給額や条件も解説【図解あり】

農業で使える助成金6選!気になる支給額や条件も解説【図解あり】
最終更新日:2019年10月15日

農地や施設、機械の購入等、農業経営を行うには多額の費用が必要です。新たに農業を始める方も、従業員を雇用して経営を行っている方も、資金調達の方法は第一に考えるものでしょう。そこで、今回は農業で使える助成金の制度をご紹介します。ご自身の状況に合った助成金の活用について考える一助としていただければ幸いです。

新規就農や新たな農業経営を応援する制度

農の雇用事業(農林水産省)

農業法人等が新規就農者である雇用者等に対して研修を実施する際に支給される助成金です。「①雇用就農者育成・独立支援タイプ」、「②新法人設立支援タイプ」、「③次世代経営者育成タイプ」の3種類があり、①、②のタイプは新規就農者の継続的な雇用や独立、または新法人を設立すること等を目標として研修を実施した場合に支給します。支給金額は①、②とも年間最大120万円ですが、①は最長2年間、②は最長4年間で3年目以降の支給額は最大60万円となります。

青年等就農資金(農林水産省)

新たに農業経営を行おうとする青年等に対し、農業経営を開始するために必要な資金を長期、無利子で貸し付ける制度です。融資対象物件以外の担保及び第三者保証人は不要で借り入れができ、限度額は3,700万円です。農地等の改良・造成、農機具や農舎・畜舎の取得、果樹や家畜の育成に必要な資金など、多くの使途に使用可能です。利用するには市町村から青年等就農計画の認定を受ける必要があり、その他にも要件があるため申請前に都道府県の普及指導センターや市町村へ相談する必要があります。

雇用環境の改善で支給される助成金

人材確保等支援助成金(厚生労働省)

人材確保等支援助成金にはいくつかのコースがあります。中でも「雇用管理制度助成コース」、「人事評価改善等助成コース」は農業分野でも取り入れやすいものと言えます。「雇用管理制度助成コース」は評価・処遇制度や研修制度等の新たな雇用管理制度を導入し、その運用を経て離職率を低下させた場合に、目標達成助成として57万円が支給されます。
「人事評価改善等助成コース」は人事評価制度と2%以上の賃金のアップを含む賃金制度を整備し、実施した場合に制度整備助成(50万円)を支給します。 人事評価制度等の運用を経て、生産性の向上及び労働者の賃金の2%以上のアップや離職率の低下に関する目標をすべて達成した場合、目標達成助成(80万円)を支給します。どちらのコースも制度の整備計画を作成した上で実施し、適切な制度運用を継続していく必要があります。

【さらに詳しく知りたい方にオススメ!】
農業経営のお悩みを各種専門家に相談できます!
農業経営のお悩みを各種専門家に相談できます!
農業経営に精通した専門家によるeラーニング、各種テンプレートであなたの農業経営をサポート!農作業の合間にスマホやパソコンから解説動画を視聴できる「3分ラーニング」もおすすめ。

時間外労働等改善助成金(厚生労働省)

農業分野は収穫時期や天候に左右され労働時間が長くなりがちです。この助成金は生産性を高めながら労働時間の短縮に取り組んだ場合に支給されます。5種類のコースがあり、農業分野で取り入れやすいのは「勤務間インターバル導入コース」、「時間外労働上限設定コース」、「職場意識改善コース」の3種類です。
いずれのコースも、労働時間削減のための取り組み(研修や就業規則等の作成・変更、人材確保に向けた取り組み等)を実施し、実際に労働時間を短くしたり、休日を増やしたりすることが目標となります。目標の達成度合いにより、労働時間削減のための取り組みにかかった経費を助成する額が変化します。

雇用形態や処遇の見直しで支給される助成金

キャリアアップ助成金(厚生労働省)

キャリアアップ助成金は有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者等の正社員化や処遇改善の取り組みを行った際に支給される助成金です。ここでは「正社員化コース」をご紹介します。正社員化コースは、有期契約労働者を正規雇用労働者に転換または直接雇用した場合に助成されます。支給額は図でご確認ください。

キャリアアップ助成金【正社員化コース】支給額

この助成金は対象となる労働者や事業主に細かい要件がありますので、申請をお考えの方は厚生労働省のパンフレットを参照して申し込みを行ってください。また、正社員化コース以外にも「賃金規定等改定コース」や「健康診断制度コース」など、複数のコースがあります。自社で導入しやすい制度を検討し、できるところから処遇改善を行ってみてはいかがでしょうか。

65歳超雇用推進助成金(厚生労働省)

この助成金は、意欲や能力のある労働者が年齢に関わりなく長く働けるよう支援するもので、定年引き上げや高年齢の有期契約労働者の無期雇用転換等を実施した事業主に助成金が支給されます。「農業就業人口及び基幹的農業従事者数」(農林水産省)の2018年の統計では、農業就業人口の平均年齢は66.8歳です。農業分野においては特に、年齢が上がっても長く働ける仕組みを整えることは重要と言えます。
この助成金には「65歳超継続雇用促進コース」、「高年齢者評価制度等雇用管理改善コース」、「高年齢者無期雇用転換コース」がありますが、一例として65歳超継続雇用促進コースで制度の導入を行った場合の助成金支給額を図で掲載しますのでご覧ください。

65歳超雇用推進助成金【65歳超継続雇用促進コース】支給額

使える助成金は意外と多い!

今回農業で申請できる助成金についてご紹介しました。農林水産省の貸付制度や交付金等をご存じの方は多いかもしれませんが、厚生労働省が実施している助成金にも実は農業分野で活用できるものがあります。今回紹介した助成金制度は、特に従業員を雇用している事業主の方が活用できるものが多いと言えます。雇用環境や処遇が改善されることは従業員にとっても喜ばしいことです。ご自身の農場の環境を見直し、助成金の申請も検討してみてはいかがでしょうか。

【さらに詳しく知りたい方にオススメ!】
「農業経営のお悩みを各種専門家に相談できます!
 詳しくはこちらをご覧ください。 ⇒ スグスク

関連記事
農業経営における節税 自分の経営に合った制度や控除を活用しよう
農業経営における節税 自分の経営に合った制度や控除を活用しよう
「納める税金をなるべく少なくしたい……」という本音は誰しも抱えているのではないでしょうか。納める税金を少なくするためには「経費を増やす」、「控除を利用する」などの方法があります。個人事業主・法人とも利用できる制度は数多く…

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

カテゴリー一覧