丹精込めて育てた鹿児島の和牛を広めたい。農家に支援の声集まる

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丹精込めて育てた鹿児島の和牛を広めたい。農家に支援の声集まる

丹精込めて育てた鹿児島の和牛を広めたい。農家に支援の声集まる
最終更新日:2019年10月18日

日本で最大規模の牛肉の品評会「全国肉用牛枝肉共励会」で日本一に輝いた福永畜産が今、クラウドファンディングで多くの支援を集めています。2019年11月1日の品評会を目前にしてクラウドファンディングを行った背景には、鹿児島の和牛への強いこだわりと愛情がありました。

クラシックが流れる牛舎 生産へのこだわり

「全国肉用牛枝肉共励会」は、一般社団法人東京食肉市場協会が年に1度開催する品評会。品質や味を評価するもので、全国からブランド牛肉約600頭が集まり競う、注目の共励会です。さつま福永牧場の牛肉は2013年度に最高賞を受賞し、まさに”日本一の肉”の称号を手にしました。そして2019年、再び最高賞を手にするために出品の最終段階に入っています。
一方同じタイミングで、鹿児島の和牛を都内で食べられるプロジェクトでクラウドファンディングもおこなっており、こちらも話題を集めています。2つの取り組みについて、生産部の内村祐太(うちむら・ゆうた)さんに話を聞きました。

福永畜産 生産部の内村さん

「福永畜産では、ブランド黒毛和牛『さつま福永牛』を確立させ、繁殖から肥育までおこなう肉牛一貫経営を行っています。また外食産業に乗り出し、鹿児島県内に4店舗、東京・三軒茶屋に1店舗の直営店を展開しています。これも全て、私たちが丹精込めて育てたおいしい牛肉を、多くの人に食べていただきたいという思いからです」(内村さん)
実際、肥育へのこだわりは相当なもの。肥育牛は、暑さや寒さ対策をおこなうだけでなく、牛舎にはジャズやクラシック音楽が流れ、牛がリラックスできる環境に努めているのだとか。目に見えない効果であっても、牛に良いと思うことは何でもやるのが福永畜産流です。

2019年11月1日に開催される全国肉用牛枝肉共励会へ出品する『さつま福永牛』

餌にも様々な工夫が凝らされており、「ウイスキーかす」や「煎り大豆」、旨味の凝縮と向上が期待できる「米ぬか」などに加え、トウモロコシを毎日10時間炊き続けて作る「炊き餌」も与えているそうです。これを生産牛 約500頭・肥育牛 約900頭のうち、肥育牛の約900頭に準備しているというのだから、凄いこだわりです。
直営店を作った背景も、できる限り安価で提供したいという想いと、自信の牛肉を自分たちが納得した金額で提供したいという気持ちがあったそうです。

畜産王国・鹿児島の和牛を日本中へ

品評会で高い評価を得て、鹿児島県内の人気も急上昇していている『さつま福永牛』ですが、都心での認知度は弱いと言います。
「全国規模で言うと、松坂牛や神戸牛の認知度には敵いません。ただ、味には自信がある。鹿児島の和牛を知ってもらう機会を増やせば、もっと広がっていくのではと思っています」。そこで内村さんたちが考えたのがクラウドファンディングです。品評会で最高賞を目指して出品した肉牛を買い戻し、三軒茶屋店『牛串 ギュウドウ』で特別メニューとして支援者に提供することを企画しました。

きめが細かく、とろけるような口当たりの『さつま福永牛』

品評会で首位奪還を狙っているタイミングということもあり、支援者は既に420名を超えています。プロジェクトの期日は11月上旬まで。まだまだ応援の輪が広がっていきそうです。

【参考リンク】
「和牛日本一を狙い続ける匠の『今年の自信作』を三軒茶屋直営店にて皆様へ!」
東京三軒茶屋の直営店『牛串 ギュウドウ』にて『2019年全国肉用牛枝肉共励会出品牛特別メニュー』を提供するプロジェクト

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