まさに”身ひとつ”で行ける村~熊本県阿蘇郡産山村の就農・移住支援がスゴイ!

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まさに”身ひとつ”で行ける村~熊本県阿蘇郡産山村の就農・移住支援がスゴイ!

まさに”身ひとつ”で行ける村~熊本県阿蘇郡産山村の就農・移住支援がスゴイ!
最終更新日:2019年11月25日

環境に恵まれた土地でありながら、作り手の不足により農業の衰退が懸念されている地域は少なくありません。世界農業遺産に登録される阿蘇地域の高冷地・産山村では、新たな農業の人材を確保するため『うぶやま新規就農支援』を施策しています。少ない初期投資で充実した設備環境の提供を受けながら、地元のベテラン農家から農業のノウハウを学ぶことができる制度。今回は、この制度に惹かれて産山村に移住した新規就農者とベテラン農家の方、そして村の暮らしをサポートする関係者の方々にお話を伺いました。

阿蘇の雄大な自然の中で、のびのびとした暮らしを!

産山村はかつて、雄大な阿蘇の大地を実らせ、神の子が生まれたと伝えられている神秘の村です。神様の産湯にも使われたという清流が流れ、信号機一つなく続く道に広がる村には1500人余りが暮らしています。
広大な土地と清らかな水源に恵まれているため農業には最適の土地で、高冷地ならではの作物が豊富に実ります。特に、ホウレンソウ、チンゲンサイ、トマト、アスパラガス、シイタケ、米などの農産物は村の特産品として市場をにぎわせています。

標高500~1047mという高冷地の特性を生かした農作物が豊富に実る産山村。

インタビュー~産山村で農業や労働に携わる人々

「すべてをまるっと借りられるのが魅力だった」~新規就農者

それまで勤めていた会社を辞め、農業を始めようと一念発起した宮原さんは2年前から産山村で農業に携わり、ホウレンソウの栽培に勤しむ毎日。宮原さんに、産山村の支援制度と土地の魅力についてお話を伺いました。

「サラリーマンからの転職を考えていた時に、農業高校出身で農家の知り合いも多かったので農業という選択肢が自然とありました。でもいざ始めようとしても、土地も設備も全くない状態。いろいろ調べる中で、ビニールハウスから軽トラから家までまるっと一式借りられる産山村の支援制度が一番好条件だったのでここに決めました。

「何もない状態からでも農業が始められる産山村の制度はお勧めだと思います」と宮原さん。

始めたころはホウレンソウ部会の部会長だった岩下さんに指導してもらい、種まきから一緒にしていただきました。それ以来、疑問に思ったことはその都度教えてもらうなど、とても親切にしてもらっていますね。
農業は天候や環境に左右されるし、特に台風などの災害の時は被害なども心配です。それに夏は暑く冬は寒い中で作業するのは体力の面でも大変。体が資本の仕事なので体調管理には特に気を付けています。そんな中、一つひとつ手間暇かけて育てた作物が立派に実った時は、やりがいを感じますね。

作物を種から育てて収穫するまでの成長を見守るのは、我が子を育てている感覚と同じ。今年の8月に子どもも生まれ、産山村で楽しく暮らしています。夏は涼しくて夜は流れ星もよく見える。都会の生活にはない経験が沢山できるのが魅力の一つですね。それに産山村の人たちは皆とても良い人たちばかり。今後も産山村で農業を続け、ゆくゆくは農地を広げて沢山の農産物を作り、家族を養っていきたいと思います」

新規就農者である宮原さんに対し、岩下さんは分かるまで丁寧にホウレンソウの育て方について指導したといいます。

「新規就農者を増やすことが産山村の未来を支える」~ベテラン農家

宮原さんに農業のノウハウを教えているのは、農家歴40年以上の岩下さん。役場に勤めていた岩下さんは制度についても詳しく、制度の現状について話していただきました。

「この制度ができたのは今から10年前。私が役場に勤めていた時に立ち上げました。村の人口が減っていく中、新規就農を増やして定住促進を図ることが目的です。この制度の良さは、やはり充実した設備を無料で使え、初期費用を抑えられるという点。ただ、高齢化が進んでいるので、指導者が不足しているのも現状です。

行政が就農者と地域の人々とのコミュニケーションの仲介役を担い、農業だけでなくさまざまな生活面でサポートできれば、もっと若い就農者が増え、定住につながるのではと思いますね。農業は苦労が多いと考えている若い方が多いですが、楽しいですよ。確かに大変な作業もあるけど、人間らしい生き方ができます。仲間もたくさんいるし、皆で作業を手伝うのも楽しい。きちんと仕事をすれば、必ず生計が立てられる仕事です」

「農業は楽しい。そう思ってくれる若い方がもっと増えるといいですね」と岩下さん。

「”これまでとは違った人生”を支えるのが私たちの仕事」~移住支援NPO法人

産山村への移住をサポートしている団体もあります。林業をしている合同会社産山守り人代表の大谷さんは、産山村への移住者のお世話をしています。

「移住者の中には、音楽活動をしている人やフリーライターの方もいて、皆さんには空いた時間に収入を得てもらえるよう、林業のお手伝いをしてもらっています。移住者は、それまでとは違った生き方を求めて村にやってきます。ですから、自分たちが大事にしている移住空間の中で地元の人たちと一緒に仕事をするのは、新鮮で飽きないと思います。田舎の良さは、何でもできるというところ。柔軟な発想と自分の持つ能力を生かせば、体一つで何でもできる。ですから移住者の皆さんには、フレキシブルに産山村の生活を楽しんでもらいたいです」

「自分たちの生活を大切にしながら地元と触れ合えるのも産山村の魅力です」と大谷さん。

就農希望者を手厚く支援! 農業に専念できる『うぶやま新規就農支援』

産山村が独自で施策している『うぶやま新規就農支援』。本気で農業を始めたい! と考えている人には万全のサポート体制が整っています。それはまず、農地や機材を持たないゼロの状態から始められるという点が挙げられます。

始めるにあたり、村からはビニールハウス、農機、軽トラック、軽作業用倉庫、そして住居まで提供されるので、心置きなく農業に専念することができます。初期費用は、光熱費と作物の種代程度。そして村が用意した「就農研修施設」で2年間の栽培実践研修を行い、技術を習得します。
研修で育てる野菜はホウレンソウが推奨されていますが、これはホウレンソウが高地である産山村の栽培環境に適していることと、種まきが年に6回できるので失敗してもやり直しが効きやすいという利点があるからです。さらに収穫の回転率も高いため利益を得やすく、経営についても学ぶことができます。

7例目にしていまだ離農者ゼロ! その理由は”暮らしやすさ”

宮原さんで7例目となる制度利用の就農者は皆、離農することなく今でも農業を続けています。それは地域の人たちの面倒見が良く、産山村に自然と溶け込んでいくからだそう。良質な教育環境も離農しない理由の一つだと言います。

産山村はとても充実した支援制度を行っています。

産山村は子育てをするには最高の環境です。出産祝い金が支給されるほか、保育料の完全無償化、18歳までの医療費の全額補助など、子育て世帯に対する経済的な支援が充実しています。さらに教育面では「保小中一貫教育」を実施しており、電子黒板の導入などICT環境は全国トップレベル。30年以上継続しているタイ国との交換留学「ヒゴタイ交流」などの文化交流や国際理解のための活動にも力を入れています。また移住のサポート体制も整っており、産山村に魅了された県外からの移住者は誰もがのびのびと暮らしています。

「暮らしやすいことが産⼭村の最⼤の魅⼒です︕」と産⼭村役場・移住⽀援の⻑浜さん(左)と就農⽀援の溝上さん(右)。

■産山村役場■
〒896-2703 熊本県阿蘇郡産山村大字山鹿488番地3
<問い合わせ>
・移住関係:企画振興課 長浜(ながはま)/TEL0967-25-2211
・就農関係:経済建設課 溝上(みぞかみ)/TEL0967-25-2213
産山村ホームページはこちら http://www.ubuyama-v.jp/
<参考> 暮らし産山 移住定住サポート http://move.npo-ubuyama.jp/

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