クラウド型水管理システム『水田farmo』で、お金をかけず作業時間を大幅削減!

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クラウド型水管理システム『水田farmo』で、お金をかけず作業時間を大幅削減!

クラウド型水管理システム『水田farmo』で、お金をかけず作業時間を大幅削減!
最終更新日:2019年11月28日

稲作における作業時間の約半分を費やしている水管理。手元のスマートフォンで水位が分かり、遠隔操作で圃場に行かなくても給水・止水ができれば、時間と労力はかなり削減されるはず。栃木県のIT企業、株式会社ぶらんこが開発した『水田farmo(ファーモ)』は、シンプルで低価格、簡単に設置してすぐに使い始められる水位センサーと給水ゲートです。実証実験で同製品を導入した『農業生産法人かぬま』で、製品の活用法と評価を聞きました。

市販の部材を活用し、低価格にこだわった『水田farmo』

写真右が水位センサー。左が給水ゲート

写真右が水位センサー。左が給水ゲート

時間と労力がかかる水田の水管理。「見回りに1日2時間かけている」。そんな水稲農家の声を聞いた栃木県のIT企業、株式会社ぶらんこは、自社開発したハウス環境モニタリングシステム『farmo』の技術を応用してクラウド型の水管理システム『水田farmo』の開発に着手しました。

もともとはアプリ開発のベンチャー企業として設立。現在は、農業のインターネットの会社に特化しています。「地域のハウスや水田の数、そして課題の多さに改めて気づき、農家さんの役に立ちたいと思いました」と代表取締役の永井洋志さん。生産者に直接話を聞きながら研究を重ね、2年目に水位を遠隔で確認できるセンサーを製品化。1台あたり1万8000円という安さと、測定の正確さで安定的に売れるようになりました。

2018年には給水ゲートの開発をスタート。「水の給水・止水もスマートフォンで遠隔操作できたら最高ですね」という農家の声を永井さんは聞き逃しませんでした。最初は既存メーカーのように水門を開閉するゲートを作ろうとしたものの、コストがかかりすぎて断念。設計を見直す必要が生じました。

「給水ホースを挟むだけで止水できる構造にすれば、安く済むのでは」と考えた永井さん。試行錯誤を繰り返した結果、ホームセンターで買ってきた部材でもホースをしっかり挟むことに成功。こちらも1台5万円という低価格で販売を開始しました。

実際の使用風景

設置も取り外しも簡単! 水管理に費やす時間が半分以下に

栃木県鹿沼市で農作業の受委託をする農業生産法人かぬま(以下、かぬま)は、現在412haの水田を受託し、『こしひかり』、飼料用米などを生産しています。2019年6月、栃木県の「新技術実証フロンティア事業」により、飼料用米の圃場に『水田farmo』の水位センサー6台、給水ゲート2台を試験的に導入しました。給水ゲートは受託圃場に、水位センサーは地域の大規模農家に使ってもらっています。

福田朗さん

福田朗さん

「地域には高齢の農家さんが多く、田んぼの見回りが大変です。さらに兼業農家も多く、水門を開閉できる時間が早朝か夕方以降に限られるため、手元のスマホで水位のモニタリングができるのはとても便利だと感じました」と、専務取締役の福田朗さんは試験導入の経緯を話します。『水田farmo』で水位の測定から給水ゲートの開閉まで遠隔で管理することにより、見回りに費やす時間は半分以下になりました。

各水田の水位を一覧化。水位変化もリアルタイムで把握できます

各水田の水位を一覧化。水位変化もリアルタイムで把握できます

「導入前は遠い圃場へも、毎日朝夕必ず水管理に行っていました。スマートフォンから水量が分かれば毎日行く必要はなく、水が足りなければ仕事帰りに立ち寄って水門を開けるだけ。給水ゲートはそれもスマートフォンから操作できるので、有効性を十分に感じています」と話すのは、常務理事の田野井康弘さんです。

田野井康弘さん

田野井康弘さん

『水田farmo』は、他社と比べてかなりの低コスト。シンプルで設置しやすいことも支持されています。特に水稲作は面積単価が低いため、高額な装置は付けられません。農家の事情も理解してリーズナブルなものづくりをするのが、開発メーカーぶらんこの信条です。

『水田farmo』の詳細はこちらから

地域を潤す『水田farmo』のポテンシャル

かぬまでは、水位センサーにオプションで水温計を付けました。
「それまでは水温を計ることはなく、勘どころで行っていましたが、地球温暖化で猛暑が続く状態なので、水温上昇に連動して遠隔操作で水門を開けて冷たい水を入れ、水温を管理ができれば、よりおいしいお米をつくることができるのではないかと期待しています」と福田さん。水温計はプラス3000円で利用することができます。

コンパクトな通信機。複数個の貸し出しにも無料で対応しています

コンパクトな通信機。複数個の貸し出しにも無料で対応しています

『水田farmo』本体はソーラーパネルと充電式のバッテリーで稼働するため配電は不要で、圃場に差して立てるだけ。家庭用の電源に差し込んだ通信機から半径2~3Kmで通信可能です。かぬまではソーラー式の屋外用通信機を社屋の屋上に設置して半径6~8Kmをカバー。

通信機は無料で貸し出されているので、遠隔地の場合は知り合いの家に置いてもらうか、圃場に屋外用の通信機を設置すれば、どこでも使うことができます。水位センサーと給水ゲートは、簡単に外せるので、稲刈りの際に機械に巻き込んで壊してしまうこともありません。

機体は軽く、女性でも一人で設置作業ができます

機体は軽く、女性でも一人で設置作業ができます

「鹿沼市全体で水稲をやってくれる農家を育成していきたいです。水管理システムがあればどんどん省力化でき、管理面積の拡大にもつながります。『水田farmo』は、田植え前の代かきなど、使い方次第で大きな効果があります」と福田さん。

「経営規模を拡大したいと思っても、農家さんの時間と労力は限られています。『水田farmo』は、地域全体で活用すれば用水の節水や合理化も可能ですので、より多くの方に使ってもらえるように改良を続けていきたいです」と永井さんは意気込みます。

機体の説明を行う永井洋志さん

機体の説明を行う永井洋志さん

全国から問い合わせや実証実験の依頼が増えている『水田farmo』。2018年まで自社で一つひとつ組み立てていた機械も、委託工場での生産を開始しました。コールセンターも設置し、普及に向けての体制が整ったいま、『水田farmo』が日本中のコメ農家を支える未来はすぐそこまで来ています。

『水田farmo』の詳細はこちらから

ハウス環境モニタリングシステム『farmo』の記事はこちら
シンプル・低コスト・設置簡単な『farmo』が、ハウス環境の見える化を実現
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『farmo(ファーモ)』は、家族経営や新規就農者にも手が届く低価格設定、設置方法の簡易さが魅力のクラウド型ハウス環境モニタリングシステムです。開発したのは栃木県のIT企業、株式会社ぶらんこ。代表取締役の永井洋志さんが、地域・…

【お問い合わせ先】
株式会社ぶらんこ
[本社] 〒321-0966 栃木県宇都宮市今泉1-2-6 増渕ビル4階
[開発] 〒321-0301 栃木県鹿沼市北半田432
TEL: 028-600-4501

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