農業の最先端技術が勢ぞろい 「アグロ・イノベーション2019」レポート

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農業の最先端技術が勢ぞろい 「アグロ・イノベーション2019」レポート

農業の最先端技術が勢ぞろい 「アグロ・イノベーション2019」レポート
最終更新日:2019年11月28日

「アグロ・イノベーション2019(2019年11月20〜22日 会場:東京ビッグサイト)」から、衛星を利用した圃場の見える化サービス『Digital Farming』、地域の鳥獣対策をアプリで支援する『.Wanna!(ドットワナ)』、背の高い草も楽々刈れるラジコン草刈機『TIMAN RCシリーズ』の3つをピックアップし、レポートします。

総来場者数は1万人超え

国内の農業ビジネスにおいて、最先端の技術や製品を展示する「アグロ・イノベーション2019」が、2019年11月20〜22日の3日間、東京ビックサイトで開催されました。

初の開催となる「草刈り・除草ワールド2019」や、「第2回鳥獣対策・ジビエ利活用展」、「フローラル・イノベーションEXPO2019」を加え、4展同時開催となった今回。161の出展団体の中から注目の製品を3つご紹介します。

衛星を活用した最先端の営農支援サービス【有人宇宙システム株式会社】

ブースでは導入事例の紹介も行っていた

ブースでは導入事例の紹介も行っていた

衛星で取得されるデータの商業利用を推進する有人宇宙システム株式会社は、衛星画像データや気象データを活用した営農支援サービス『Digital Farming』を展示しました。

生育状況や収穫適期・収量の予測といった情報が地図上に表示され、PCやタブレット端末、スマートフォンから圃場全体を簡単に管理できます。宇宙から継続的に撮影するため、ドローンを使った同様のサービスと異なり現地に足を運ぶ必要がなく、見回り作業にかかる人手や時間をより削減することが可能です。生育状況の見える化によって、施肥を効果的に行えるようになり、10%~15%ほどのコストダウンに成功したり、収量が増加したという事例もあります。

サービス詳細と導入事例についてまとめられている

既存の衛星情報を使用するため、新たに設備や機材を購入する必要がなく、気軽に導入できる点も魅力の一つ。同社の古賀新一郎さんは、「今後の農業において、情報の取得や活用は不可欠です。使用方法についてのサポートも行っているため、このような営農支援サービスを初めて使うという方も安心して利用していただければ」と意気込みます。

『Digital Farming』

地域の鳥獣対策をスマホから支援【株式会社WorkVision】

ブースは常に興味津々な人々であふれ、サービスの新規性がうかがえる

ブースは常に興味津々な人々であふれ、サービスの新規性がうかがえる

ITソリューションの開発に力を入れる株式会社WorkVisionは、2020年秋にリリース予定の鳥獣対策地域応援アプリ『.Wanna!(ドットワナ)』を発表しました。

農地の保全において鳥獣被害への対策は必要不可欠ですが、罠の見回り、捕獲後のハンターへの連絡など、日々のさまざまな工程を農家個人で行っており、その負担の大きさから対策効果が不十分になってしまう地域もあります。

都市部の方にも鳥獣対策の現状を知ってもらい、そのチカラを農家のモチベーション向上につなげたい─。その思いで開発されたのが『.Wanna!』です。使い方は下のイラストの通り。アプリでの売上は地域に還元され、農家の鳥獣対策を支援する原資となります。

2019年11月18日より体験版を無料提供中。詳細はこちら

2019年11月18日より体験版を無料提供中。詳細はこちら

市町村の垣根を越えた鳥獣対策の連携が可能となり、地域おこしも含めた更なる効果が期待できる同アプリ。「将来的には捕獲データを分析して、後継者不足の解消や、里に被害を与える動物のみを選択的に捕獲するなどの新たなサービスも目指したい」とバリュークリエーション推進部 参事の松野純一さんは展望を語ります。

『.Wanna!(ドットワナ)』

コンパクトかつパワフルな草刈機で除草作業を安全に【株式会社バンブー苑】

ブースでは『TIMAN RC-1000』を展示

ブースでは『TIMAN RC-1000』を展示

株式会社バンブー苑では、TIMAN社(デンマーク)製のラジコン草刈機『TIMAN RC-751』と『TIMAN RC-1000』を展示。ラジコン草刈機は、事故の多い草刈り作業を誰でも安全に行うことができるだけでなく、傾斜があり刈りにくかった場所でも使用できるため、導入の拡大が予想されています。

『TIMAN RC-751』は、これまでラジコン機の主流とされていたロータリー刃ではなく、背丈を超える高さの草も刈り取れ、刈跡がきれいなハンマーナイフの搭載を実現。「軽トラックの荷台に積むことができるため、離れた圃場へも簡単に運べます」と代表取締役の若松憲造さんはそのコンパクトさを強調します。

『TIMAN RC-751』を使った草刈り作業の様子

同じく運搬が可能な『TIMAN RC-1000』は、アタッチメント部分が取り外し可能なので、除雪や切り株の除去などさまざまな用途で使用できます。「誰でも操作できて、効率的に作業するならラジコン機がベストです」と若松さん。女性や新規就農者の方でも使いこなせるので、雇用就農を行っている法人に特におすすめだと話します。

『TIMAN RCシリーズ』

次回開催は2020年11月11日(水)~13日(金)

当日は生産者だけでなく、農業の未来に期待するさまざまな業界の企業・団体の関係者も多く見られました。一堂に会した最先端の製品やサービスを、実際に目で見て手で触れられるのは展示会ならではの魅力です。

次回のアグロ・イノベーションは2020年11月11日(水)~13日(金)に、東京ビックサイトで開催される予定です。日々進化し続ける新技術と出会いに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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