電熱ベストってなんだ? 冬の農作業を、少しでも暖かく、快適に。
電熱ベストとはシンプルに言うと
電気の力であっためてくれる服
です。
冬にバイクでツーリングを楽しみたい人や、長時間外で仕事をする人がよく使っているようです。
でね、気づいてしまったんです。
- 収穫後の水洗い
- 耕運機を押しているとき
なんかは、冬場の農作業で特に寒く辛いです。
せめて、体は温かくしたい! そこで、電熱ベストです。
電熱ベストは危ない? 簡単に仕組みを理解しよう!
とは言え、いきなり「電気で温まるベストです」と言われてもピンときませんよね。
まず、電熱ベストの仕組みを簡単に理解しておきましょう。
電熱ベストはバッテリーの力で温かくなる
電熱ベストは
- モバイルバッテリー
- 専用のバッテリー
などを使用します。
バッテリーからの電気を熱源に、ベスト内に仕込まれたヒーターが温まる
ということですね。
なお、バッテリーはベストとは別に購入する必要のある場合がありますのでご注意ください。
5V/2A以上の出力など、各電熱ベストがバッテリーに求める規格があるのでその点も注意が必要です。
専用バッテリーがある場合にはそちらを使用しましょう。
電熱ベストって熱くなりすぎたりしないの?
現在多くの電熱ベストが発売されていますが、その多くは45〜65度前後の温度を設定できて、かつそれをキープできるようになっているようです。
電熱ベストは洗えるの?
農作業に使うとなると、当然汗や汚れの付着が気になりますよね。
バッテリーを使って温めるんだから、洗えないんじゃないの?って僕も思っていました。
ところが、洗えるものが多く発売されています。
もちろん洗う際にはバッテリーを外す必要があります。
また、専用の洗濯袋が推奨されている製品もあるので選ぶときには注意が必要です。
電熱ベストおすすめ3点
今回は、農業で使うときにオススメできる製品を3つご紹介します。
ぜひ自分にあった電熱ベストを探してみてください!
長時間使うなら! Vinmori
最初は、Vinmori(ヴィンモーリ)という会社が販売しているこちら。

Vinmoriの電熱ベスト。
個人的なオススメポイントは、なんといっても最大13時間使える(※)というところですね。
※ 10000mAhのバッテリー使用で設定:低の場合。
※ 気温等でバッテリーの稼働時間にも多少影響が出るので、どんな環境でも必ず13時間が保証されるわけではありません。

出典:Amazon.co.jp
外での農作業はもちろんなんですけど、この時期って野外でのイベントとかも結構あるじゃないですか。
テントの下で1日、とか。
夜も外だからストーブから離れられないんですけど、とか。
いろいろ駆り出されることの多い農家さんだからこそ、長時間駆動は魅力です。
最強の暖かさを求めるなら! DINOKA

出典:Amazon.co.jp
冬でも特に寒いのは早朝や深夜の作業じゃないですか。
酪農家の方みたいにさむーい時間帯に作業しなきゃいけない方や、畑の面積が広くて半日トラクター乗りっぱなしだよ!という方にはとにかく暖かさ重視で選ぶのもアリかなと思います。
このDINOKA(ディノカ)の電熱ベストはヒーターが8枚もついているので、そりゃもう暖かそうだなと。

出典:Amazon.co.jp
工具のバッテリーでOK! マキタ
あのマキタも電熱ベスト(充電式暖房ベスト)を出しています。

出典:株式会社マキタ
マキタの電熱ベスト(充電式暖房ベスト)のメリットは3点あると思っています。
個人的には、マキタが出してるってだけで安心感があるのが一つ。
そして、マキタの充電式工具や掃除機などのバッテリーが使えるのでマキタユーザーが使いやすいというのが一つ。
最後に、高齢者の方でもとっつきやすいという点です。

筆者の掃除機、インパクトドライバーのバッテリー。どちらも電熱ベスト(充電式暖房ベスト)に使うことができる。
ちだ、実際に電熱ベストを着てみた
ここまで電熱ベストの概要とオススメを紹介してきましたが、具体的にまだイメージできてないという方もいるのではないでしょうか。
ちだが、実際に着てみましたよ!
結論:
超あったかいし、超便利。
電熱ベストってこんな感じ
今回着てみたのはVinmoriのこの製品です。
着ると、普通のベストですね。
お腹のポケットの中に、モバイルバッテリーをつなぐコードがあります。
このコードにつなぐだけでOKです。
チャックを閉めれば、作業中にモバイルバッテリーが落ちたりもしません。

モバイルバッテリーは筆者私物。電熱ベストを使う際にはバッテリーが必須なのでお忘れなく!
ポケットがそんなに大きくないので、あまり大きなモバイルバッテリーは入らないかも。
その分、中でモバイルバッテリーがあまり動かないので、作業の邪魔になる感じはしません。
首元のボタンを押すと、温まりはじめます。
スイッチを押して、ものの数分で温まってきました。
これが
また
あったけぇ……
ポカポカに
あったまってやがるっ
作業性には支障ないでしょうか。
ちょっと動いてみます。
収穫、除草的な動きも問題なし
手を大きく上にあげても突っ張る感なし
これは非常に作業しやすいですね!
フリースよりも動きやすいし、見た目もスッキリ。
防寒具の定番と言えば、個人的にはフリースです。
私ちだ、花も恥じらう35歳の男の子です。
農作業の後、そのまま買い物やコーヒーショップに行きたいわけです。
だから、冬でもシュッときれい目に作業服を着たいわけです。
そこでフリースと電熱ベストの比較です。
写真ではわかりにくいですが、電熱ベストはモコモコ感が全くありません。
そして、モコモコ感がないということは、動きやすいということです。
電熱ベストなら温度調節もラク
また、フリースでよくあるのは
- 着たときは寒かった
- 作業してて暑くて脱いだ
- 脱いでしばらくしたら寒くなった
というやつです。
電熱ベストなら温度調節できるものが多いですし、電源を切ればただのベストなので温度調節という点でもフリースより優れていると言えます。

これはVinmoriのベストの例です。調整できる温度の範囲は各製品によって異なります。
電熱ベスト、個人的には冬の作業に必須です!
おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントにも電熱ベストはおすすめ!
電熱ベスト、冬の農作業には本当にありがたい存在です。
寒くて毎朝毎晩つらいな、作業効率上がらないな、という方は試してみてもいいのではないかなと思います。
検討される際には、ぜひ下記3点はご確認ください。
- バッテリーの持ち時間
- 温度調節ができるか
- 洗濯ができるか
また、おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントとしてもいいのではないでしょうか。
確かに、モバイルバッテリーをベストにつないだり、充電したりというのは多少ハードルは高いかもしれません。
が、それを上回るメリットは十分あるなと感じています。
この冬は、電熱ベストで乗り切りましょう!