スマートフォンで農業の現場をもっと便利に、もっと楽しく
「仕事、楽しい」を全国に届けることをミッションに掲げるワークスモバイルジャパンでは、ビジネス版の『LINE』である『LINE WORKS』の普及に加え、働く人々をつなぎ、仕事を楽しくすることで、地域を活性化する取り組みを全国で展開しています。
ビジネス版とはいえ、『LINE WORKS』を導入しているのは民間企業だけではありません。災害時の職員間の情報共有や地域住民への情報発信、業務のペーパーレス化や電話・メールレス化、オンライン面接・カウンセリングなどの用途で、数多くの自治体の多様な部署で『LINE WORKS』が活用されています。
農家が連携する事業者と効率的なやり取りを実現するツールとして、農業界での活用事例も増えています。「農業従事者の皆さんは働く場所が、耕作地や作業場など、複数箇所に分かれているケースがほとんどです。移動先でいちいちパソコンを開かなくても、スマートフォンで仕事ができるので、便利だと使っていただけているのでしょう」とワークスモバイルジャパン 地域創生担当の廣瀬さんは語ります。
目指す方向性で2社が共感。新しい農業のカタチを模索
全国的に高齢化と人口減少が進む今、地域活性化をICTでサポートする取り組みを急ぐ必要があります。
「そこで、『あなたたちの地域は、このままでいいんですか?』と疑問を呈するところまで踏み込んで、活用方法のコンサルティングを行い、『導入したら、確かに仕事が楽しくなったね』『稼げる可能性が増したよ』と言われるところまで導くことで、地域活性化を加速させたいと考えています」と語る廣瀬さん。
地域活性化に取り組む上で、農業振興は避けて通れません。そこで、農業起点の地域活性化に取り組む仲間を探していた時に出会ったのが、ネクスグループの農業ICT事業『NCXX FARM』でした。
地域経済を支えている中小企業や個人事業主が使えることを想定した『LINE WORKS』と、中小企業や個人農家に向けて、収益性と使いやすさにこだわった農業ICTを提供する『NCXX FARM』。目指す方向性や取り組み方に共感した両社は、タッグを組むことで新しい農業のカタチを生み出せると考え、連携をスタートさせました。
役務はICTに任せて人は創造的なビジネスに集中
『NCXX FARM』の事業開発を担当する山川さんが「現在の農業は、人間でなければできない作業だけでなく、人間がやらなくてもいい作業にかける時間が多すぎます」と話せば、廣瀬さんも「AIやICTの進化は人間の仕事を奪うものではなく、人間を役務から解放し、楽しいと思える仕事に注力させてくれるものになるはずです」と続けます。
収支が成り立つ農業経営を実現するために、人間がやらなくてもいい作業をICTで制御できるようにしたのが『NCXX FARM』です。ハウス内の環境制御はICTに任せ、人間は販売や販路開拓、6次産業化といった高度な業務に注力する。あとは、ハウスの緊急事態を知らせるアラートを受け取った時に対応できる体制を整えておけば良いのです。
廣瀬さんは「努力に対する正当な収入と、事業としての楽しみを得られる農業を目指します」と語ります。それは、「農業の鉄人」と呼ばれるような特別な人でなければ成功できない農業や、3K(キツい、汚い、危険)で労働時間が長い農業でもありません。新規就農者が先輩農家に相談したり、データを共有できるコミュニティの中で、楽しみながら、しっかり稼げる農業を実現することが、『LINE WORKS』と『NCXX FARM』の連携プロジェクトの願いです。
※LINE WORKSとは
使い勝手が『LINE』と同じビジネスチャットツール
ワークスモバイルジャパン株式会社が提供している『LINE WORKS』は、コミュニケーションツール『LINE』の使いやすさと便利さはそのままに、『LINE』とつなげることができる唯一のビジネスチャットツールです。
『LINE』と同じ使い勝手のチャット機能に加え、無料通話、予定表、ファイル共有、ログ管理、グループウェア機能など、仕事に必要なすべての機能を1つのアプリでカバー。スマートフォンでストレスなく利用できる使いやすさと、ビジネス上のやり取りでも安心して使えるセキュリティと管理機能を備えています。
さまざまな業務システムと連携
『LINE WORKS』では、クラウドサービスを中心に、さまざまなシステムと連携することが可能です。『LINE』のチャット上で、Botを介して連携できるので、コミュニケーションツールの枠を超えた可能性が広がります。
NCXX FARMの「稼げる農業のパッケージサービス」とは
農業用ハウスに設置した複数のセンサーや環境制御機器(点滴かん水システム、温度センサー、CO2センサー、日射量センサー、送風機、換気窓開閉装置、暖房機、遮光・保温カーテン、ミスト発生装置など)を連動させることで、農作業の省力化と、安心・安全でおいしい健康野菜の安定生産を実現。
面倒な農作業の削減
畑を必要としない「多段式ポット栽培」なので、肥料設計された専用用土に苗を植えるだけ。かん水量、温度、湿度、CO2濃度などの栽培環境だけを管理することになります。
低コスト・自由設計
既存の設備に機器を追加する形でも複合制御の実現が可能です。将来の増設を見据え、最小構成の導入も選べるなど、少ない初期投資でスタートできます。もちろん、トラクターなどの農業機械も不要です。
野菜本来の味を実現
ポット内は健全な土と発育に欠かせないバランスのとれた肥料で構成されているので、作物の自然な生命力を最大限に引き出した、安全な低硝酸野菜を育成できます。
失敗しづらい栽培方法
ICTを活用した栽培技術とデータに基づいた効率的な管理手法による「稼げるモデル」を提供します。熟練の技やノウハウに頼らなくても失敗しづらくなるので、新規就農へのハードルを下げることができます。
NCXX FARMとは
通信デバイスメーカーである株式会社ネクスグループが、岩手県花巻市の小学校跡地で、ICTを活用した新事業として2013 年3月にスタートしたのが、同社の農業ICT事業『NCXX FARM(ネクスファーム)』です。
新農法「多段式ポット栽培」を採用した10棟(1500坪分)のハウスでは、ICTシステムによるデジタル管理された化学的土壌マネジメントで、ミニトマト、食用ホオズキ、バナナピーマン、白ナスを栽培しています。作物は大手仲卸業者に加え、飲食店などに直販を行い、現在、収穫量を超える注文が来ています。
LINE WORKS × NCXX FARMで農地やPC環境に縛られない新しい就農スタイルを実現!
スマホで遠隔管理
『LINE』のUIを踏襲しているので、誰にでも使いこなせる『LINE WORKS』で、ハウスの遠隔管理が可能です。異常が発生したらアラート通知が届くので、農地に縛られることはありません。
新規就農者をコミュニティ化(開発予定)
地域の農家を『LINE WORKS』でコミュニティ化することで、栽培データの共有に加えて、新規就農者が先輩農家に質問しやすくなり、新規就農者の自走を後押しします。『LINE WORKS』で多くの先輩農家とつながることで、新規就農者の孤立を防ぎます。
LINE WORKS ×NCXX FARMでは、実証実験のパートナーとなる自治体を募集しています!
私たちと新しい農業のカタチを創りましょう!
今回の実証実験のパートナー募集で、自治体の方々に一番求めているのは、自ら創意工夫しながら実践する「主体性」です。
『LINE WORKS × NCXX FARM』の農業ICTシステムは、あくまでもツールです。私たちのビジョンに共感していただき、この農業ICTシステムを自らカスタマイズし、農業活性化と地域活性化に本気で取り組みたい、という意欲のある自治体様を求めています。
それぞれの状況によって必要な準備・アクションは変動します。既存資源を無駄にせず効率的に目標を達成するためにも、農地や予算・人的リソースなどについては、お問い合わせをいただいた後に相談していきましょう。
[問い合わせ先]
ワークスモバイルジャパン株式会社
https://line.worksmobile.com/jp/
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング 11F
お問い合わせフォーム:https://agri.mynavi.jp/lineworks/
E-MAIL:agri-lineworks@mynavi.jp