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餌やり・ミルクやり・寝床の掃除。可愛い仔牛とたっぷり触れ合う3日間

餌やり・ミルクやり・寝床の掃除。可愛い仔牛とたっぷり触れ合う3日間

北海道新幹線の『新函館北斗』駅がある北斗市。道南と呼ばれる地域で、津軽海峡を越えればもう青森県。北寄貝のお寿司をモチーフとした個性的な公式キャラクターは、ゆるキャラの中でも、ひときわ異彩を放っており、メディアなどで、一度は目にしたこともあるのではないでしょうか。今回訪れた『大原牧場』は、この北斗市にあります。33歳の大原慧社長を筆頭に、若くて活気のあるチーム。近くにある大野農業高校からも、毎年インターンシップの学生が来ていて、受け入れ態勢も万全です。ここで過ごす3日間はどんな日々が待っているのか、話を伺ってきました。

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育成専門のスタイルが可能にする、月8日の休み。残業も禁止で一切なし

可愛らしい猫や犬も迎えてくれる温かな事務所。「大原牧場ってどんな牧場ですか?」と大原社長に話を伺うと、「それが、説明が難しいんですよね」と何とも渋い表情。どうした? と気になってしまいましたが、それには理由がありました。大原牧場の頭数は約1500頭と、道南地域において、かなりの大規模。ホルスタイン、黒毛和牛、F1(交雑種)と乳牛も肉牛も育てているものの、乳を搾るでもなく肥育(牛に肉を付けさせる)をするでもないので、いわゆる一般の人が持っている牧場のイメージとはちょっと違うそうなのです。では、ここでは何をしているのでしょうか。

北海道内や青森、岩手などの市場から仔牛を仕入れてきて、一定の大きさになるまで育てることに特化しているそうです。「乳牛だと種付けをして、あと2カ月で分娩となるまで(月齢22~25カ月)、肉牛だと300㎏の体重(月齢約8カ月)になるまで育てて出荷します」と大原社長。

朝が早く、夜は遅い、出産など突然のイベントに対応しないといけないという、酪農や畜産のイメージと異なり、『大原牧場』の勤務時間は朝7時~夕方16時30分、途中1時間半の休憩、残業は禁止にしているとのこと。残業禁止は、暗い中で黒い牛を見ても、良く分からないだろうという先代の考えで、聞いていて妙に納得しました。休みも月に8日あり、シフト制なので希望を出すことができます。こんなにも労働環境に恵まれているのは、育てることに特化した経営スタイルがもたらすメリットの一つなのです。

牧場の入り口付近。のどかな里山の風景が広がる

育てた牛を出荷するためのトラックが牛舎の前に停まる。お別れの時が近い

生育状況をデータで管理。弱い仔牛を守るために大切なのは、頭を使うこと

体力勝負に思える酪農の仕事ですが、今は自動化も進み、かつてのような肉体労働の世界ではありません。一方で餌のレシピや日々の授乳量、体重などデータに基づいた育成を行っているため、さまざまな数字が並ぶ資料を持ちながら牛の世話をすることが、日常の風景。「頭を使えと、従業員にはよく言っています」「面接の時など“勉強はできませんが体力には自信があります”という人がいますが、それでは困ります」と大原社長。仔牛はとても弱い生き物なので、計算を間違えたり、数字の見方を間違えたりしたまま、世話を続けたら、最悪の場合は死んでしまうそうです。

寒さから守るため、来たばかりの仔牛はブランケットで包まれています

もちろんインターンシップでは、そこまで責任のあることをお任せしなのでご安心を。可愛い仔牛達と一緒に過ごすことができます。動物好きにはたまらない毎日。3日間のインターンシップは、特にプログラムがカチッと決まっておらず、大枠は下記のような内容・流れになっています。

インターンシップの流れ

◆6時50分 出勤。朝礼
◆7時から 仕事開始。仔牛のミルクやり(ちなみに2ℓ~3ℓも飲むそう)、哺乳瓶洗浄・消毒、牛のベッドメイク(おがくずを敷き)、牛舎の掃除
◆12時から お昼休み。お弁当はコンビニなどで買ってきてもいいし、牧場まで来てくれるお弁当屋さんから買ってもOK
◆13時30分から 午後の仕事開始。仕事内容は午前と同じ
◆16時30終業 夕礼をして17時には、解散

体験プログラムの中心が、仔牛へのミルクやり。朝と夕に全体で約60本程、瓶を使用

牛舎の掃除も大切な仕事。清潔に保つことで仔牛を病気から守るのです

初日には農場見学がある他、作業の中で気になったことや詳しく知りたいことがあれば、別途時間を取って座学のレクチャーをしてくれるそうです。また年の近い若手社員に、あれこれ質問できる座談会も開催可能とのことなので、受け身で参加するだけではなく、いろいろ自分から質問してみましょう。求める人にはきちんと応えてくれる環境なので、せっかくの3日間を、より中身の濃いものにするために、自分からいろいろと働きかけるのがお勧めです。

面倒見が良い現場リーダーや、年が近くて話しかけやすい先輩

現場のリーダーの一人、中川さん。インターンシップの面倒も見てくれる、優しくて頼れる兄貴です。社長の大原さんとは、中学校時代の同級生。バスケ部で汗を流し合った仲間だったそうです。もともと動物が好きだった中川さんは、そのころから『大原牧場』に何度も遊びに来ていて、別々の高校に進学した後に、『大原牧場』でバイトを募集していると知り、すぐに手を挙げ、毎週土日に牧場で働いていました。今でも「けいちゃん」と社長のことを呼ぶそうです。高校卒業後は、動物看護の専門学校に進み、動物看護士として数年仕事をした後、また『大原牧場』に戻ってきました。社長にはちょっと相談しにくいことも、中川さんには何でも話せてしまう、そんな雰囲気でした。

社長の大原さん(左)とリーダーの中川さん(右)。仲が良い様子が伝わってきます

大原牧場の従業員は11人。30代が3人、20代が2人、10代が1人と若いチーム。年が近い人が多く、何でも相談しやすいのも、ここでのインターンシップの特徴の一つです。

五稜郭タワーが見える距離。希望すれば、函館で夜ご飯も

インターンシップ中の宿泊は、近くの旅館かJR『新函館北斗』駅前のビジネスホテル。観光地として有名な函館までは、車で30分程なので、仕事の後に「ご飯に連れてってください」といえば、社長も気持ち良く応えてくれるそうです。幕末に一番早く開港した土地であり、欧米の文化が早くから流れ込んだ函館には、独特の文化があります。ラーメンや海産物、ハンバーガー、スイーツなど美味しいものもたくさん。北側へ車で20分程行けば、3つの湖の中に点在する大小さまざまな小島、沼、木々や動植物、そして雄大な駒ケ岳が鎮座する『大沼国定公園』もあります。少し足を延ばしてみるのも良いかもしれません。

仔牛が集まる牛舎は、ほんわりとミルクの香りが広がる心地良い空間

若手を中心に、仲の良い従業員。雄大な自然、近くの観光地、そして可愛らしいたくさんの仔牛達。
初心者でももちろんOK!素晴らしい体験が、皆さんをお待ちしています。



【お問い合わせ先】
農業生産法人大原牧場有限会社
TEL:090-8276-1565
E-mail:ohara-fm@taupe.plala.or.jp

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