“搾乳ロボット”の導入など、業務の効率化を図る『有限会社林牧場』
遠軽町内で、乳牛約280頭(搾乳牛150頭を含む)を飼養しているのが『有限会社林牧場』です。乳量や乳質を低下させないため、ストレスによる負担をなるべくかけないよう、牛が牛舎の中を自由に歩き回ることができる“フリーストール牛舎”で育てています。
今(2020年3月現在)、この牧場で働いているスタッフは4人。少ない人数でも仕事ができるように、業務の効率化を徹底しています。
ご飯を食べたい時に食べ、寝たい時に寝る牛たちの生活は、牛舎内で牛をつなぎ留めて飼養する「つなぎ牛舎」に比べると、労働時間の削減に繋がります。
また、搾乳作業では、2009年から搾乳ロボットを導入。現在3台を稼働しています。
1日の仕事の流れの一例です
餌やりや牛舎の清掃、仔牛の哺育作業、搾乳ロボットの管理が主な業務となります。
朝 5:30~8:30 または 9:00
休憩を挟んで
午後 15:30~18:00
『有限会社林牧場』では、未経験者も大歓迎。酪農の経験がある方は、待遇面で優遇します。搾乳ロボットがあるので、搾乳が省力化され、作業がほとんどありません。最初は、牛への餌やりや搾乳ロボットの管理、牛舎の清掃などの業務に当たります。「酪農の仕事が初めての方には、覚えることはたくさんありますが、スタッフが丁寧に教えます」と、代表の林秀和さん。
さらに、牛の堆肥を生産し、それを使って牧草を生産する“循環型酪農”にも取り組んでいます。繁殖や飼料作りも『有限会社林牧場』で行っているので、酪農の仕事をすべて学ぶことができます。
寮や社宅を用意しているので、住居面でも安心です。牧場から車を使って約10分の所に、スーパーや病院、学校があるので安心です。
林さんは、「将来的に、牧場をすべて任せることができるような技術や知識を身に付けてほしい。収穫作業の時期となる夏には、作業を手伝ってもらい、忙しいこともあるが、時間的に余裕を持って仕事ができると思います」と話します。風通しが良く、アットホームな環境で、酪農の仕事をすべて学ぶことができる『有限会社林牧場』で、一緒に働いてみませんか。
牛の快適性を追求した牛舎、自給飼料の充実など『有限会社リゲルファーム』
2004年に2戸法人が設立したのが『有限会社リゲルファーム』。創業した1月に南の夜空に見えたオリオン座の一等星“リゲル”のように、末永く繁栄し、光り輝くことを願い、命名したそうです。
経産牛、育成牛を飼育。乳牛の他にも、繁殖和牛を飼養しています。
この牧場のこだわりの一つが、カラマツ材を使った牛舎です。湿気に強く、年限が経つほど丈夫になる木造牛舎を建てたいという思いから、地元の加工会社に依頼、建設しました。天井が高く、スペースが広く、ゆったりとした雰囲気の牛舎で、牛たちは快適に過ごしています。
「牛に無理を掛けないこと。そして飼料は可能な限り自給する」という鹿野代表。2001年ころから、栄養素の高い牧草として知られる。エストニア原産のマメ科牧草“ガレカ”を飼料として導入しました。播種の条件が難しいものの、工夫を図り、収穫高が4t以上を上回るほどになりました。
また牧場内の道路沿い一面に、緑肥料ヒマワリを植えています。一時的にヒマワリを植えることをお休みしていたこともありましたが、2019年より再開。「満開に咲き誇るヒマワリを、観光客や地元の人が見て喜んでくれれば。これが、牛たちの餌にもできれば、なお良いですね」。
現在スタッフは11名(パート・役員を含む:2020年3月現在)。長い方で、17年勤務している方もいるそうです。あるスタッフは、「朝5時30分から8時30分まで仕事をし、帰宅。夕方からの勤務は、午後5時~7時30分と、勤務時間が決まっていて、残業もありません。スタッフ同士仲が良く、働きやすいです」と話します。
「社長の右腕となって、牧場の成長を支える方は、正社員として迎えたい。飼料作業は別会社に委託しているので、機械に乗ることはほとんどありません。興味のある方はぜひご連絡ください」と鹿野代表。
カラマツ牛舎や自給肥料の充実など、牛の健康を大切にしている『有限会社リゲルファーム』で、酪農をスタートさせてみませんか。
【お問い合わせ先】
有限会社林牧場 林社長
〒099-0346
北海道紋別郡遠軽町若咲内131
有限会社リゲルファーム 鹿野社長
〒099-0622
北海道紋別郡遠軽町生田原安国165番地1
電話番号 090-9512-1917