社名渕の一員となって、酪農家として踏み出す『有限会社社名渕みどり牧場』
北海道の社名渕地区で、3軒の酪農家が集まって設立したのが『有限会社社名渕みどり牧場』です。“牛と人に優しい環境の中、安全で高品質な牛乳を生産すること”がモットー。ロータリーパーラーや搾乳ロボットなどの設備を導入しているので、日々の業務が省力化され、牛1頭1頭の状態にしっかりと向き合うことができています。搾乳や哺乳、牛舎の清掃などの仕事は、スタッフが分業して担当します。
この他にも、子供たちを対象にした『教育ファーム』の実施や、牧場の一部を開放する『体験交流牧場』にも取り組んでいます。
『有限会社社名渕みどり牧場』で働く、出先国彦さんにお話を伺いました。
福岡県出身の出先さんは、酪農は未経験でしたが、今では搾乳などの業務全般を担当。牛の治療や哺乳のほか、後輩のサポートもしています。「朝のミーティングを欠かさず実施しています。スタッフ同士の仲が良く、仕事後も皆でご飯を食べたりとコミュニケーションをとる機会も多いです」。
勤務時間は、朝4時30分から午後7時までですが、途中休憩が5時間あるため、メリハリのある日々を過ごしているそうです。また福利厚生もしっかりしていて、「有給休暇が取りやすく、連続休暇も柔軟に対応してくれます」。
今後の目標については「新規就農することも選択肢に入れながら、ここで経験を重ねていきたい」と話してくれました。
『有限会社社名渕みどり牧場』では、未経験でもしっかり技術を身に付けることができる体制が整っています。また、酪農に関する研修会やセミナーの受講を推奨しています。子供達を対象にした『教育ファーム』にも携わることもできるので、酪農について第三者的に見つめ直すこともできます。
社名淵は、酪農家と畑作農家などの約25軒の小さな集落です。ここで働く方に求めているのは、「社員である前に、社名渕の住人であること」。人と人の繋がりを大切にして、社名渕の一員として、酪農家としての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
遠軽町・湧別町の酪農家を支える、『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』
『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』は、酪農家に代わって搾乳や飼料給与、哺乳、牛舎の清掃などを担当する、酪農ヘルパー業務に当たっています。事前に酪農家と打合せし、1~3名体制で、朝夕作業します。活動範囲は、この組合に加入する88戸数(遠軽町・湧別町)と広範囲にわたります。
『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』の酪農ヘルパーは、正社員として採用されるので、健康保険や厚生年金、雇用保険のほか、賞与や昇給などもあるのが魅力です。
『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』で働く、酪農ヘルパーさんにインタビュー
地域の酪農家の皆さんから、厚い信頼を得ている木幡さんと長澤さん。お二人が業務にあたっていた遠軽町の『坂本牧場』でお話を伺いました。
木幡さんは、道内の農業大学校を卒業後、20歳で遠軽に移住。酪農ヘルパーとして活躍しています。「仕事を覚えるまで大変でしたが、徐々に仕事を覚えていけば問題ありません」。朝の業務が終われば、午後の作業までお休みが続くので、メリハリをつけて仕事ができる点が気に入っているそうです。
長澤さんは、静岡県出身。大学卒業後、新規就農を目指して、遠軽の牧場で約3年勤務。酪農に対する視野を広げたいと、酪農ヘルパーとして働き始めました。「さまざまな牧場経営に触れ、多くのことを学び、毎日がとても充実して楽しいです」。
搾乳をメインに手伝ってもらっているという『坂本牧場』の坂本さんは、「今の牧場経営にとって、酪農ヘルパーは欠かすことができない存在です。いてくれるだけで大変有難い。家族と同じように接しています。仕事以外でも困ったことや休みなど気軽に相談してもらえるとうれしい」と話していました。
『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』では、初めのうちは先輩と一緒に仕事ができるので、未経験でも大丈夫。地域の酪農家の皆さんに愛され、信頼される酪農ヘルパーの一員として『えんゆう酪農ヘルパー利用組合』で働いてみませんか。
【問い合わせ先】
有限会社社名渕みどり牧場
〒099-0426
北海道紋別郡遠軽町社名淵95番地1
電話番号:0158-49-2188
えんゆう酪農ヘルパー利用組合
〒099-6501
北海道紋別郡湧別町上湧別屯田市街地230番地
電話番号01586-2-2163