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目標は攻める農業。ほぼ全員が未経験!最先端設備のトマト園に潜入!

目標は攻める農業。ほぼ全員が未経験!最先端設備のトマト園に潜入!

トマトの生産量で日本一に輝く熊本県。その中でも、作付面積トップの一大産地として知られる八代市に株式会社宮本農園はあります。最大の特徴は、育成状態やその日の天候に合わせてコンピューターが水や養液、温度・湿度、CO2などを管理する、統合環境制御を導入していること。そのため、年間を通して安定した栽培が可能となり、高い収量が見込めます。さらに作業効率が劇的にアップするため、新種のトライアルや栽培方法の実験・検証に使えるのも高ポイント。「常に『今よりベターなもの』を探求する方なら、農業未経験の方も大歓迎!」と語る代表の宮本清一さんに農業に対する思い、同園の魅力、そして今後の展望を伺いました。

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きっかけは「強い農業組織を作り、社会貢献したい」という思い

株式会社株宮本農園の代表 宮本清一さん

100年前は海の底だったという干拓地に、宮本農園のハウスはあります。宮本さんが4代目のバトンを受け継いだのは2012年。その2年後に株式会社株宮本農園を設立し、当時の八代市にはまだなかった高軒高環境制御ハウスを初めて導入したそうです。自慢の農園を訪れると、そこは「ハウス」と言うよりも「工場」という言葉がしっくりくる立派な造り。ハウス内環境を整えるためにハウスの高さは約6mもあり、骨材が細く採光性が高いので植物を栽培する上で条件が良く、トマトも気持ちよさそうにのびのびと葉を広げ実を色づかせています。

足元はコンクリート。天井も高く、まるで温室のような空間のハウス内

もともとミネラル豊富な土に恵まれていたため、旨味成分であるグルタミン酸がたっぷり含まれたおいしいトマトが採れていた同園。にもかかわらず、思い切って大規模投資し、最新設備を導入した理由を尋ねると「天候や景気、社会の情勢に左右されない強い会社組織を作りたかった」という答えが返ってきました。
「トマトも人も同じで、生育状態に合わせて最もパフォーマンスを発揮する環境を作ってあげると病気が減るし、むしろ健康な植物体になり美味しいトマトができるんです。収量と品質の向上を目指したとき、『ハウス内の環境を完全にコントロールすることが不可欠だ』という結論にたどり着きました」と振り返る宮本さん。

その言葉通り、同園では365日・24時間、その日その時の太陽の高さや強さを計測し、得られた緻密なデータに基づいて窓の開閉や灌水、暖房の温度など数多くの項目を分析し細かい計画を立て微調整を行うことで光合成能力を最大限まで高めています。宮本さんをはじめスタッフがハウスのことを『太陽光利用型植物工場』と呼んでいるのも納得の環境。この最新設備に「現場、現物、現実」という三現主義を組み合わせることで収量・品質は初年度から劇的にアップし、同園の収益は右肩上がりで順調に推移中。しかも、すべて関東・関西などの主要都市に送られるため、今となっては地元・熊本の人もなかなか口にすることができないプレミアムな逸品です。
「小さなことですが、物流が増えれば運送業者や梱包に使う資材業者への発注が増えて地元が潤うでしょう?それも一つの地元貢献だと思うんです」。そんな思いが「今よりもっと上」へと突き進む原動力になっているようです。

商品化の最低条件は「魅せる、美せる、味せる」

宮本農園の経営理念は「魅せる:魅力があれば自然と仲間が集まる」「美せる:植物は作る芸術。高度な技術で美しく」「味せる:おいしいねと言ってもらえる味を追求し消費者とつながる」です。この3つを実現するために行っている同園独自の取り組みが、①試験ハウスの運営と、②生産部門と販売部門の両輪でバランスよく運営するという2本柱です。

まずは宮本さんが「チャレンジの場」と呼ぶ試験ハウスにクローズアップ。日本ではまだ生産されていない新品種のトライアル(現在6種育成中)や、栽培におけるベストパフォーマンスの模索、新規就農したスタッフの育成の場として会社設立と同時に建設しました。広さは約400㎡。そんなに広くないですが、過去にはここで品質のブラッシュアップを図り商品化したものもあるそうで、同園のブランディングに欠かせない存在です。
「こうした栽培方法がいいんじゃないか?とか、新しい栽培技術を先行で取り入れたり
というアイデアを実証するための場ですから、トマトに限らずいろんなことに挑戦したい」と語るように、今年からいちごのトライアル栽培がスタート。他にも日本で需要が伸びていて、なおかつ八代の気候に合うものにも積極的に取り組む予定とのこと。今後、経営の幅が広がることに期待が高まります。

タブレットで作業内容やスタッフのシフトを管理し効率化を図っています

もう一つの柱は、昨年立ち上げた販売事業部。同園の販促を一手に担い、生産事業部と切磋琢磨しながら収益アップにつなげています。統括の片山彰二郎さんに仕事のやりがいを尋ねると、「マーケットを分析し、戦術・戦略を練る面白さ。そして、結果を出すとしっかり評価してもらえる点」という答えが返ってきました。
例えばトライアルで行っている香港やシンガポールへの輸出。販路拡大を目指して始めたことでしたが、実際に行うことで「将来的に現地に農園を作って技術継承と、現地での雇用の創出をめざしたい」という新たな夢が見えてきたそう。また、子育て世代のママたちをターゲットに、おやつ感覚で食べられる『スナックトマト』に着目。今後、生産事業部と連携し試験ハウスで開発を行い、事業としてハマるかどうかを検証していく予定だそうです。

作業中の片山さん(右)

「元々は農機具販売の仕事をしていましたが、農業が好きで鹿児島のミニトマト農場に就農し、代表に声をかけてもらい転職しました」と、振り返る片山さん。会社を辞めて就農した際は収入が100万円下がり、さらに休日が減ることに家族は難色を示したそうです。それが今は一転。同園に転職し、しっかり結果を出すことで「以前よりぶっ飛んで良い(笑)」と思わず笑が溢れるほどの高収入を得ているそうです。しかも今シーズンから週休1.5~2日へと職場環境も改善中。ここには働きがい、働きやすさが揃っています。

求めるのは、「トマトを作れる人」ではなく
「一緒に未来を描ける信念のある人」

「100年続く企業」をめざし、これまでにも夢を具現化してきた同園。現在は20〜30代を中心にスタッフ22人で運営していますが、来期は約1haの大型ハウスを増設し15人前後の増員を図る予定のため、生産規模のさらなる拡大に期待が高まります。また、現在はオランダから輸入した人工培地(ロックウール)でミニトマトを、代々引き継いできたミネラルたっぷりの土壌でトマトを育てていますが、5年以内に100%人工培地に舵を切り、品質・収量のさらなる安定を試みます。「中期事業計画をしっかり成功させ、将来的に集荷施設と本社ビルを建て更なる飛躍の拠点になればと。会社が強くなるのを一緒に支えてくれる、農業を楽しめる人を募集します」と宮本さん。同園が開催しているインターンシップは単なる農業体験だけではありません。「今後、八代という地の利を生かしてどんなことができるか?」を広い視野で議論するトークセッションを中心に、「100年続く企業」であるための道筋を一緒に考えていきます。

統括の片山彰二郎さん(左)とスタッフのみなさん

事業拡大の増員を控えた今がチャンス。向上心・探究心に応えてくれる環境です。農業経験の有無は問いません。興味がある方はまずは気軽にお問い合わせください。


【企業情報】
株式会社宮本農園

〒866-0002
熊本県八代市郡築11番町59-2
ホームページはこちら

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