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共同経営で叶えた4週6休の酪農ライフで、若い世代を酪農界へ!

共同経営で叶えた4週6休の酪農ライフで、若い世代を酪農界へ!

丘陵地や平野が多く、酪農が盛んな標茶町。人口よりも牛の数が多い、酪農を基幹産業とする地域です。町内には360度地平線が見られる観光名所など、ダイナミックな風景にあふれています。『有限会社阿歴内ファーム』は標茶町内ではありますが、釧路駅へも車で約30分と市街地にも近いメガファームで、平成7年に3つの牧場が集まり共同経営を始めました。酪農業界も労働環境の改善が必要という思いで、福利厚生の拡充に力を入れています。今年度からはインターンシップの受け入れをスタート。実際に勤務するスタッフに、牧場の雰囲気やお仕事内容をお伺いしました。

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「休みなく働くことが当たり前」から
「残業なし&18時帰宅」への変化

『有限会社阿歴内ファーム』は搾乳牛約650頭、育成牛600頭を2つの牧場で管理するメガファームです。平成7年に3つの酪農家が共同経営を始め、その後4つの酪農家も経営に合流。共同経営を始めた一番の目的は、職場環境を改善して休日なども取れるような牧場にすることでした。代表の早川敏文さんに当時の話を伺うと「個人経営の頃は休みもなく働いていて、それを当たり前のことと捉えていました。しかし時代の移り変わりによって規模拡大や職場改善をする必要性が出てきて、共同経営に踏み出しました。最初は新しい仕組みに慣れず、思うようにいかないことが多かったです」と当時を振り返ります。それもそのはず、現在では共同経営スタイルの牧場は少なくありませんが、『有限会社阿歴内ファーム』は標茶町初の農業法人だったためです。フリーストール牛舎や600頭規模のロータリーパーラーなどへ設備投資を行い、120頭からスタートした牧場を現在の規模へと発展させていきました。早川代表は「現在では経営や環境も安定し、4週6休を叶えることができています。残業もなく18時には帰宅できる状態ですね。職場環境を整えることで、新しく酪農業に入ってくる方が一人でも多くなればと思っています。シフトが決まっているので、希望通りの休みを取ることも可能です」と笑顔を見せてくれました。

代表の早川敏文さん

ワクチンでの病気予防で、未来のトラブルを回避

『有限会社阿歴内ファーム』でのインターンシップは4日間です。牧場の説明から始まり、仔牛の哺乳体験や搾乳など、一般的な体験内容は網羅した上で、さらにこの牧場ならではの学習が可能です。1,000頭という牛たちの健康管理にワクチンを活用しており、未然に病気を防いだり、治療できないほど重篤な状態にならないようにコントロールしています。健康上に不安を抱えた牛の飼養は時間も労力もかかるため、牛の健康管理は牧場の重要な要素です。独自の取り組みを行っているため、同業や関係者などの視察者が多く、社屋2階の窓からロータリーパーラーのある搾乳室を見学できるようになっていたりと、メガファームならではの酪農モデルに刺激を受けることも多い4日間になりそうです。

インターンシップを受け入れる狙い

インターンシップの狙いはと聞くと「本当は次期経営陣に加わってくれるような人材を求めています。スタッフは2、30代もいますが、牧場規模で考えるともう少し欲しいところです。しかし5、60代が多いのも確かですから、まずは若い人の考え方や価値観を学びたいと思いました。インターンシップを希望する学生さんの意見を通して、牧場の新たな魅力の発見やより良い職場環境の改善につなげられたらと考えています。積極的な意見を聞きたいですね」と早川代表。『有限会社阿歴内ファーム』は、酪農に興味のある学生インターンシップを募集しています。スタッフには未経験から始めた人も多く、専門分野を学んでいない学生も大歓迎とのこと。早川代表は「共同経営について学びたい学生さんも事前に伝えてもらえれば、対応したいと考えています。前例がない中での苦労もあったので、メガファームならではの牧場方針などお話しできることもあるかと思います」と話してくれました。

野生のシカが珍しくない大自然の中で阿歴内ファームの牛たちは暮らしています

異業種からの転職だからこそ新鮮に感じた、牛の目線

先輩の声 ~髙木憂介さん~

インターンシップでの指導を担当する髙木憂介さん(36)に話を伺いました。髙木さんは機械の管理や牛舎全般を管理しており、7年前に『有限会社阿歴内ファーム』へ転職。前職は清掃業の営業職ということもあって、気さくで話し上手な印象です。転職のキッカケは、すでに『有限会社阿歴内ファーム』で働いていたお兄さんから手伝いをお願いされたことでした。1年間だけという約束で始めましたが、動物が好きであったことや人を相手にしない仕事が性に合い本格的に就農を決めたそう。髙木さんは「営業をしていた頃はあっという間だった1日が、とても長く感じました。みんな牛のリズムに合ってきちゃうんでしょうね(笑)。ゆったりとした人が多くて、心にもゆとりができるんです。けれど体を動かしているから充実感があって、夕方になっても明日の仕事が憂鬱じゃないと気付く…。1回始めるとクセになる仕事なんです」と話します。髙木さんは未経験だからこそ気付いたこともあったと言います。「今までの感覚だとボーッと立つだけって、サボっているように感じるでしょう?なので、働こうと思って動くと怒られるんです(笑)。牛の目線で考えろって。牛の目線だと立っているだけで、搾乳時に牛を上手く誘導できたりするのでOKなんです。働き始めた当初は“よかれと思ってやったのにすごい注意するじゃん”って毎回思ってましたね(笑)。インターンシップの学生さんには、作業体験だけでなく牛と人との目線の違いを学んでもらいたいと思っています」と髙木さん。

気さくでお話しやすい髙木憂介さん(右)

大型機械の規模が違う!整備や機械に興味ある方へ

先輩の声 ~早川敦さん~

次にお話をお伺いしたのは、早川代表の息子さんで、4年前に札幌から戻って牧場で働いている早川敦さん(27)。幼い頃から車が好きで、札幌の自動車学校を卒業後、旭川の会社で農業機械の整備士をしていました。現在の仕事については、「大規模農場で機械の数も多いため、主に機械整備を担当しています。仕事では特に牧草の収穫作業が好きですね。巨大な機械を操作して、広い土地を回るのでやりがいがあります。収穫した草を食べた牛の乳量が上がると、良い状態で牧草を収穫できたのだとモチベーションも上がります」と早川さん。納屋に並ぶトラクターなどの農業機械は3メートル以上の大きさがあり、メガファームならではのダイナミックサイズ!「インターンシップで訪れた際には、実際に乗ってみることもできます。大型機械が好きな人が来てくれたら嬉しいです」。

愛機のそばで笑顔を見せる早川さん

インターンシップで感じてほしい、職場の雰囲気

お話をお伺いしたお二人に職場環境について伺うと「牧場スタッフは雑談好きで、年齢問わず仕事の話、プライベートの話、くだらない話までよくします。くだらない話が一番多いかな(笑)」。実際に取材中にも楽しそうにスタッフ同士で会話している様子がありました。
インターンシップの学生さんに期待することについては「職場の雰囲気がとても良いので、そこを感じてもらえればそれだけで…。文章や写真では伝わらない酪農現場の雰囲気を感じてもらいたいと思っています。フランクな職場なので物怖じせずに話してくれる人だと、楽しく過ごせると思いますよ!話し好きなので、あんまり冷たくされると心が折れちゃいます(笑)。大自然の中でやりたいことは、どんどん伝えてください。休憩時間に近くの川を見に行きたいなど、酪農以外のお願いにも応じます」と頼もしい笑顔を見せてくれました。

休憩中の一コマ。みなさんリラックスしてリフレッシュしてますね!

インターンシップでの宿泊先は第2牧場にある新築アパートです。1人1部屋で家具家電付きなので、身軽に酪農体験ができます。標茶町内で先進的な取り組みを行う『阿歴内ファーム』は、あなたの「見たい」「知りたい」を叶えてくれるはず!メガファームならではのインターンシップを体験してみてはいかがでしょうか?

清潔でプライバシーが保たれる寮


問い合わせ先
有限会社 阿歴内ファーム
〒088-2271 標茶町字阿歴内1番地

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