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農業への理解を深める「日本農業検定」の概要と試験方法

農業への理解を深める「日本農業検定」の概要と試験方法

農業や食に関する知識が必要とされる仕事に就いている方や、家庭菜園や食の安全性などに興味を持っている方などにおすすめする、農業への理解を深めるための資格試験が「日本農業検定」です。農業全体への関心が高まりつつある昨今、注目の高い資格と言えます。今回は日本農業検定の概要と試験方法などについてまとめて紹介します。

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日本農業検定とは

日本農業検定

日本農業検定は、農業の知識が全くない方、農業に日頃関心があり農業の基礎的な知識を学びたい方、家庭菜園や農業体験など栽培についての体験や経験を持ち体系だった農業の基礎知識を学びたい方、趣味で農業の基礎的知識を必要とする方などのための検定で、どなたでも受検できます。

日本農業検定の概要と受検資格

日本農業検定には3級から1級まで設けられていて、どの級からも受検可能です。受検資格はなく、農業経験も必要ありません。

3級:「農」の入門レベルの栽培や農業をこれから学ぼうとする方
2級:体験農園・市民農園・家庭菜園などで栽培をしている方
1級:2級と3級の基礎知識をベースに、より深い総合的な知識を身につけたい方

日本農業検定の試験方法

日本農業検定

日本農業検定の試験方式は、CBT方式となります。CBT方式は、Computer Based Testingの略で、申込みから試験当日の受検まで、すべてパソコンを使用するやり方です。

試験時間

3級は50分、2級は70分、1級は70分です。

試験問題数

3級は50問、2級は70問、1級は70問です。

合格基準

3級と2級は60%以上の正答率、1級は70%以上の正答率が合格基準となります。ただし、問題の難易度により若干の得点調整を行う場合があります。

受検料

CBT方式の受検料は、3級は4,200円、2級は4,700円、1級は5,600円です。支払はクレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy決済が利用できます。

試験内容

日本農業検定で扱う分野は以下の4つで、3級から1級まですべての級で共通です。

1:農業全般について
農業や農村の現状、食料自給の現状、農業の多面的機能など
2:環境について
地球温暖化の原因と影響、農業と自然環境、農業と環境問題など
3:食について
食に関する基礎知識、食生活と健康、日本の伝統食など
4:栽培について
植物の成長に関する知識、栽培環境の管理、主な野菜の栽培例など

日本農業検定の試験対策

日本農業検定

試験問題は新版テキストから出題されるので、テキストでの学習が基本。学習に役立つテキストはホームページまたは書店での購入が可能です。
日本農業検定のホームページで、過去3年分の1級から3級の試験問題が掲載されています。

第9回 日本農業検定実施概要

CBT方式

試験日程 2022年1月5日(水)~1月16日(日)
申込期間 2021年12月1日(水)~12月27日(月)
検定会場 全国47都道府県の約250会場から、お好きな会場を選択できます。

日本農業検定の受検(個人受検)の申込み手順

日本農業検定

CBT方式の場合

日本農業検定のホームページより「新規受検者登録」を行い、マイページから申込みを行います。

「農業」や「食べ物」への関心を持ったとき、まず農業の正しい基礎知識を得るための第一歩として、日本農業検定の受検を考えてみてはいかがでしょうか。

日本農業検定

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