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いま、兼業農家を育てる理由 中山間地における新たな農家像

窪田 新之助

ライター:

いま、兼業農家を育てる理由 中山間地における新たな農家像

長野県上伊那郡飯島町の集落営農法人、株式会社田切農産は2005年4月の設立以来、田切地区の担い手の主軸となって農作業を受託してきた。受託面積が限界近くにまで達したいま、増やそうとしているのが兼業農家だ。地域と農業の振興にともに励む新たな人材を生み出そうとしている。

株主は住民 営農組合の系譜継ぐ

田切農産は飯島町田切地区の250人以上の住民を株主にして設立された。集落営農法人と言ってしまえばそれまでだが、品目横断的な経営安定対策の施行とともに、補助金目的でにわか仕込みに出来上がった組織とは性質がまったく異なる。同対策が始まる前に地域の要望から生まれた自発的な法人である。

話は1986年にさかのぼる。飯島町では第2次農業構造改善事業がすべて終わり、1筆平均が25アールの農地が誕生した。このため、多くの農家は従来持っていた農機具では対応できなくなった。そこで兼業農家が中心となり、農機を共同で利用する営農組合が続々と立ち上がる。

3年後、それらを束ねるようにして地権者がすべて参加する格好で「地区営農組合」が誕生した。周りの地域では精密機械業やIT産業が盛ん。兼業農家は実に8割に及び、彼らの農作業を地区営農組合が請け負うようになった。
しかし、それから10年以上が経ち、営農組合員の平均年齢はいつしか60歳を超えるようになっていた。

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