「おいしい!」を生み出すプロフェッショナルの育成
奈良県の農業振興を図り、奈良のおいしい「食」づくりの取り組みを推進するため、奈良県農業大学校を再編し、2016年4月に開校したのが、『奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校』です。
農業・農作物に関する知識を持った「食の担い手」を育成する『フードクリエイティブ学科』と、高度な農業技術を持ち、農業経営のセンスに優れた「農の担い手」を育成する『アグリマネジメント学科』の2学科を設置し、生産・調理・加工・流通などを担う次世代の「食」と「農」のトップランナーを育成しています。
食の知識と技術が幅広く身につく『フードクリエイティブ学科』
『フードクリエイティブ学科』では、実学教育に重点をおいたカリキュラムで、レストラン・オーベルジュの開業、レストラン・ホテル・食品関連企業への就職に役立つ力を磨きます。
調理実習は下準備から料理制作、後片づけまで調理の全工程を1人でこなす技術を修得するため、1人1ストーブ(コンロ)方式を導入しています。他にも、敷地内に併設された、実際に営業する『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』での実習を通じて、高度な調理技術ともてなしの心を育成します。
また、飲食店経営やマーケティングの知識を修得でき、マネジメント力の育成にも注力しています。他校にはない特徴として、調理に使用する農作物の知識を深めるため、校内での農業実習を実施しています。
卒業生の進路は、カフェやオーベルジュなどの独立開業や、レストランやホテルなどに就職しています。
農業経営のプロを育てる『アグリマネジメント学科』
『アグリマネジメント学科』では、生産から流通、販売までの幅広い知識と実践力を身につけることができます。1人1ほ場での実習や先進農家での長期実習などを取り入れると共に、経営やマーケティングなどあらゆる分野の専門家や経験豊かな農業技術者によるカリキュラムを設定しています。
卒業生は、県内での自立・親元就農や農業法人・農業関連企業などに就職しています。
卒業した先輩の声
フードクリエイティブ学科
『森のオーベルジュ星咲~きらら~』を開業 ―芝田 秀人(しばた ひでと)さん
私の地元・奈良県曽爾村(そにむら)は自然豊かな美しい村で、観光客の誘致に力を入れています。飲食店で働いていた私は、「食」を通じて地元を盛り上げたいと思い、NAFICに入学しました。
開業に関するスキルや調理技術を学び、オーベルジュをオープンすることができました。卒業後もNAFICに相談し、さまざまなサポートを受けることができ、大変助かりました。これからは、オーベルジュを軌道に乗せ、地元に貢献していきたいと思います。
アグリマネジメント学科
『いちごの縁 F(エッフェ)』を経営 ―藤原 大輔(ふじわら だいすけ)さん
私は卒業してすぐに『いちごの縁 F(エッフェ)』という屋号で農園を立ち上げ、生駒市内でイチゴを主とした経営を行っています。NAFICの専門実習で早くからイチゴ栽培の基礎を学べ、販売や経営についての知識も身につけられたのは非常に役立っています。
農家現地実践実習では奈良市のイチゴ農家で研修。栽培だけでなく販売の考え方を教わったり、他の農家の方々と知り合う機会も作っていただきました。NAFICでは、『フードクリエイティブ学科』を含め、幅広い年代の同級生たちと出会えたことが大きな財産です。これからも人とのかかわりを大切にし、多くの人を幸せにできる農家を目指しています。
まずは気軽にお問い合わせください
オープンキャンパス情報
オープンキャンパスを下記日程で開催予定です。校内見学、学校・カリキュラム説明、授業・実習体験、個別相談などを実施します。詳しくはホームページをご覧の上、お気軽にお申し込み、ご参加ください。
◆フードクリエイティブ学科
令和3年12月19日(日)、令和4年1月29日(土)、3月6日(日)、3月20日(日)
◆アグリマネジメント学科
令和4年1月8日(土)、3月13日(日)
学生募集について
奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校では、下記日程で学生募集を行います。募集要項などは、ホームページから請求してください。
◆一般入試(前期):令和3年10月25日(月)から11月5日(金)まで(出願期間)
◆一般入試(後期):令和4年1月11日(火)から1月28日(金)まで(出願期間)
【お問い合わせ先】
奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校
ホームページはこちら
◆フードクリエイティブ学科
〒633-0044
奈良県桜井市大字高家2217
フードクリエイティブ学科 食・研修係
TEL:0744-46-9700
◆アグリマネジメント学科
〒633-0046
奈良県桜井市大字池之内130-1
アグリマネジメント学科 農・研修係
TEL:0744-47-3430