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【学べる環境◎しっかり稼げる◎やりがい大!】”らくのう王国”熊本県だから叶う、酪農ヘルパーのお仕事

【学べる環境◎しっかり稼げる◎やりがい大!】”らくのう王国”熊本県だから叶う、酪農ヘルパーのお仕事

 周りをぐるりと山で囲まれている九州の“おへそ”熊本県。温暖な気候と豊かな自然、清らかな水に恵まれているため、農業と並び酪農が盛んなことを皆さんはご存知でしょうか。1日に生産される生乳は約700トン。北海道、栃木に次いで全国第3位、西日本一の酪農王国です。そして、質・量ともに全国トップクラスを維持し続けるために欠かせない存在が、搾乳や餌やりをお手伝いする“酪農ヘルパー”です。その最前線に密着すると、熊本ならではの確かな研修制度、手厚い福利厚生、しっかり稼げるヒミツ、そしてやりがいが見えてきました。

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朝夕働いて昼間は休み!プライベート時間も充実◎
酪農ヘルパーは独特な勤務スタイル

 夜明け前の朝4時半。今回密着した酪農ヘルパー・西川佑さん(キャリア20年)の仕事が始まります。「農大の先輩が酪農ヘルパーをやっていたので興味がわき、私も挑戦したのがきっかけでした。振り返れば早起きに慣れるのが一番大変でしたね(笑)」と冗談まじりに話しながら、牛舎の清掃、搾乳、給餌と作業をこなしていきます。
 そもそも酪農ヘルパーとは、365日休みなく搾乳を行う酪農家が休暇を取りたい時や、急な傷病や弔事の際にサポートを行なうのが役目です。主な仕事は搾乳となりますが、朝晩2回、決まった時間に行う必要があるので、その日の担当酪農家のもとを早朝と夕方の2回訪問する勤務スタイルです。この日の西川さんの1日は、3時30分起床・準備をしてすぐに出発し、4時30分~8時まで朝の作業。その後は自宅に戻ってプライベートな時間をゆっくり過ごし、15時30分に再び現場に戻って19時まで夕方の作業という具合。

派遣される牧場によって取り入れている機械も餌の種類も異なるため、柔軟な対応力が求められる仕事です

「毎日、出役先が変わりますから酪農家によってスタート時間も場所もバラバラです。生活リズムを作るまでは戸惑うかもしれませんが、慣れたら平日の昼間に自由になる時間があるって本当に便利ですよ。先輩たちも『子供の学校行事に参加できる』って喜んでいます」と、毎日が充実しているようです。

酪農家の働き方改革に欠かせない存在

「初任給の金額を聞いて、父が『もらいすぎ!』ってびっくりしたことが忘れられません」と振り返る西川さん。がんばっただけ、しっかり稼げるのが魅力

 この日、西川さんが担当したのは、熊本と福岡の県境にある『黒石牧場』(玉名郡南関町)です。九州生乳販連が年に一度選定する『ハイクオリティミルクアワード』で2020優秀賞(九州内約1200軒中トップ30)に選ばれた実力者。代表の黒石哲博さんと西川さんは農大の先輩後輩という縁らしく、月に7~10日は同牧場に出役しているそうです。
「ここに出役した日は、夕飯に誘われて自宅で一緒に食べるところまでがワンセット(笑)。ヘルパーになって約20年間担当し、今では『家族』って感じで接してもらえるのが嬉しいですね。私も牧場への愛着があるし、強い責任感を持って仕事に当たっています」と西川さん。

派遣要請の9割は指名で入るらしく、それぞれのモチベーションアップにつながっているそう

 一方、黒石さんに酪農ヘルパーが存在するメリットを伺うと「メリットどころか、いないと成り立たない」という答えが返ってきました。同牧場は180頭の乳牛を育てている大規模経営ですから、家族と外国人技術研修生を雇用しています。スタッフに長く勤めてもらうためには休みをしっかり確保する必要があり、その部分を酪農ヘルパーにお願いすることで成り立っているそうです。さらに、「うちは高校2年を筆頭に2男1女ですが、私の後を継いでもらうためには、ちゃんと仕事をして、稼いで、休みがあって家族サービスできる姿を見せて、『お父さんカッコいい!』って思ってもらわないといけない。後継者が続く業界づくりという意味でも酪農ヘルパーの存在は必須ですよ」と黒石さんは分析します。
 他県では、酪農家さんが常に立ち合い、プラスαで酪農ヘルパーが補助を行うケースがほとんどだそうですが、熊本では鍵を預かって酪農ヘルパーだけで作業を行う時もあるそうです。また、搾乳と餌やり、牛舎の掃除しかやらない県がある中で、子牛の出産に立合うこともあり、高い技術と知識があるからこそ、「留守中、何があっても大丈夫」という信頼関係が育まれ、熊本の酪農家の働き方改革に貢献できているのでしょう。

高い技術と人間性を育む研修制度&リーダー制

 九州トップクラスの酪農家が太鼓判を押すほど高い、熊本酪農ヘルパーの技術と知識。その秘密を探ると、成長の段階に合わせた研修制度と、2年に1度選挙を行い、全ヘルパーの投票で決められるリーダーの存在が見えてきました。入社後、まずは3ヶ月間雇用研修を行い、その後は技術・知識・人間性共に周りから認められたリーダーが中心となってスキルアップ(以下、OJTという。)でしっかり仕事を教育していきます。1~2年間、補助ヘルパーとして2~3人で入る現場を担当し、「独り立ちしても大丈夫」というリーダーのお墨付きをもらったら、3日間に及ぶ昇格試験にチャレンジ。見事合格したら専任ヘルパーに認定され、手当も付き昇給という流れ。

「研修・育成制度がしっかりしていますので、作業に対するクレームは年間を通してほぼゼロです」と語る、レジェンド的存在の統括リーダー・田村さん

 OJTでしっかり教えてもらえるとはいえ、全くの異業種・未経験からの挑戦は難しいのでは?素朴な質問を投げかけると、「過去には5期連続で選出されたという絶対的リーダーもいて、仲間たちから厚い信頼を得ています。分からないことは何でも聞けますし、しっかりフォローしてくれるので、やる気があって動物好きな方なら大丈夫!」との答えが。

「酪農王国を支える仕事ですから、やりがいは十分ですよ!」と、副リーダーの土井さん

「正直、私は農大出身ですが、学校で学んだ知識よりも、現場で一つひとつ教えてもらってここまできました」がんばった分だけ周りがしっかり評価してくれるので、20代でリーダーに選ばれることもあるらしく、やりがいは十分です。

酪農王国だからこその手厚い福利厚生がスゴイ!

 現在、熊本県酪農ヘルパー利用組合には20~60代まで幅広い世代が33人(平均年齢39歳、勤続年数12年、男性29名、女性4名(令和2年11月1日現在))在籍しヘルプ要請に応えていますが、酪農家の働き方改革に伴い需要が増加。毎月3割近くは断っているのが現状だそうです。そこで経験や知識の有無に関わらず、やる気・興味のある方を広く募集中です。

「採用の必要条件は、やる気と動物好きだけです。女性も活躍中ですよ」と語る組合長の井上栄一さん

「中でも新規就農を考えている方にとって、給与をもらいながら学べる絶好の環境ですよ」と語るのは、組合長の井上栄一さんです。「派遣される酪農家によって餌も飼育の仕方も全く異なります。同業者では、なかなか得られないその農場だけの工夫を働きながら吸収できるんですから、まさに一石二鳥です」。
 また、65歳の定年までキャリアや年齢の段階に合わせてペースを配分しながらずっと働ける点も魅力。「若いうちは家族のために頑張りたい!」とペースを上げ、20代でマイホームを手にした人。「60歳を超えたし、これからは自分のペースでゆっくり働きたい」という人。お互いにフォローしあいながらスキルを磨いている姿が印象的でした。
 やる気だけで飛び込んだとしても、作業に必要な車両や携帯電話を貸与している他、作業服等支給して資格取得に必要な費用は全額補助、特殊免許取得は助成があるので安心してキャリアアップすることができます。牛が好きな方、酪農に興味のある方、酪農王国の発展を支える仕事に興味がある方は、まずは気軽に問い合わせてみてください。


【お問い合わせ】
熊本県酪農ヘルパー利用組合

〒861-8041
熊本県熊本市東区戸島5-10-15
熊本県酪農業協同組合連合会
生産本部 経営支援課内
Tel:096-388-3516
Fax:096-388-3546
Mail:s2401@mothers.or.jp
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