農業の酸いも甘いも知り尽くした、経営者のリアルな声に触れる3日間!

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農業の酸いも甘いも知り尽くした、経営者のリアルな声に触れる3日間!

農業の酸いも甘いも知り尽くした、経営者のリアルな声に触れる3日間!
最終更新日:2021年04月05日

北海道勇払郡むかわ町。新千歳空港から車で約1時間。太平洋に面するこの町は、稲作や畑作、露地栽培、ハウス栽培、酪農から畜産まで実に多様な農業が花開く土地です。栽培品目もトマトや花まで多種多様。農業を継いだ若い経営者もたくさんいます。このむかわの地で、種まきや収穫・出荷の農業体験のみならず、「農業経営の面白さや苦労について知りたい」という人にぴったりの3日間のプログラムを紹介します。

稲作、畑作、露地栽培、ハウス栽培など多様な組み合わせの経営スタイル

『有限会社内海アグリファーム』代表取締役 内海久俊さん。宮城県石巻市からこの地に開拓へ入り、数えて5代目。来年には6代目になる若き長男が後を継ぐ予定です。現在は98haという町内有数の耕作地を有し、米や麦、大豆などの広大な農地を利用したダイナミックな栽培をする一方で、キャベツやニラなどの野菜類は丁寧に人の手をかけて栽培しています。また季節に応じて馬鈴薯、ブロッコリー、長芋、ニラも育てています。

12月4日撮影。シートの下にはニラの苗があり、あと2週間ほどでシートを押し上げるほど成長する

畑を見れば生産者の仕事に対する姿勢が分かるそうですが、内海さんの畑は雑草もなくきれいに整地されています。内海さんが仕事を始めた22歳から比べ、現在では3倍ほどの広さ。そのため、耕作地は町内に点在しており、海側から山側の畑まで車を走らせて30分ほど。毎朝のミーティングでは、その日にどこの畑でどのような作業をするのかを従業員と共有します。

丁寧に手を入れた内海さんの田んぼ

倉庫の中もきれいに掃除され、内海さんの丁寧な仕事ぶりが想像できる

「もともとこのあたりでは米を作っていましたが、就農頃から政府の方針で生産調整が始まり、畑作に転換していきました」と内海さん。冬に雪が少なく日照時間が長いという条件をもつむかわ町は、産地としての優位性を活かし野菜の通年栽培を実現。現在では冬にニラやレタスなどのハウス栽培が行われています。

水稲・畑作・露地・ハウスの複合経営を行う内海アグリファーム

多品種の複合栽培によるリスク分散だけでなく、大型機械導入による省力化と生産性向上、麦や大豆など収穫量の多い作業機の汎用化によるコストダウンなど。内海さんの農業経営は収益向上を目指して順調に伸びてきました。しかしここに至るまでには様々な挑戦や試行錯誤、それに伴う苦労の連続でした。

これまで農業をやってきて大変だったこと、特に記憶に残っている年を伺うと、「大変じゃなかった年なんてないよ」との答え。気候の変化や消費者ニーズの変化など毎年刻々と変わっていきますが、その時々に置かれた状況の中でベストな方策を考えて挑戦し続けています。

農業体験だけでなく、内海さんから試行錯誤の話を聞くのが本当の醍醐味

30年以上かけて試行錯誤してきた農業経営のカタチ。その一端に触れられる3日間のインターンシッププログラム。季節により育てている品目が異なるため、体験できることは時期により異なりますが、基本的には畑での種まきや収穫、出荷のお手伝いが中心。3日間のスケジュールはおおよそ以下の通りです。

(1日目)
・内海アグリファーム到着
・圃場見学
・オリエンテーション
・農業体験

(2日目)
7:00 集合・農業体験
12:00 お昼休み
13:00 農業体験
18:00 シェアハウスまで送迎
※午前・午後に各15分ずつ休憩あり

(3日目)
7:00~11:00 集合・農業体験
11:00 フィードバック(個人面談)
12:00 むかわ駅まで送迎

※体験内容は季節により異なります。
1~4月     ニラの管理・収穫体験
5月~      畑の作物定植体験(大豆・麦など)
5月下旬     田植え体験
6月上旬     畑の管理/長芋の管理(ネット張り等)
6月下旬~10月 ブロッコリー収穫体験
7月下旬~8月   じゃがいもの収穫体験
11~12月上旬  長芋収穫・選別体験

宿泊するシェアハウスはもともと離農者の住居だったもの。男女それぞれに1棟ずつ建っています。また自由に使える自動車も用意してくれているので、仕事が終われば町にご飯を食べにいくもよし、食材を買ってきて調理するもよしという環境です。興味がある方は、大型耕作機械の助手席に座らせてもらうことも可能。

初冬には長芋の種いもの選別や出荷作業も体験できる

インターンシップに参加したら、ぜひ内海さんに「これまでの農業経営の試行錯誤について話を聞かせて欲しい」と声をかけてみてください。30年以上取り組んできた農業経営のリアルを、その苦労をした本人から直接聞ける機会なんてそうそうありません。そこで語られることはネットで検索しても決して出てこない話ばかり。「どんどん質問をしてきて欲しい。求められれば体験が終わった夜の時間でも付き合って話をします。自分から積極的にコミュニケーションの取れる人を待っています」。

インターンシップ参加者に期待したい、内海さんの秘めたる想い

例え畑や従業員など生産面のリソースが同じだとしても、どの品目をどの時期にどのくらいの規模で作るかの組み合わせによって最終的な収益が全く変わってきてしまう、そのことを身をもって経験してきた内海さん。「昔正しかったやり方が、今も正しいわけではない。だから後継者には固定概念にとらわれない感性を養ってほしい」。その背景には、22歳で内海さんが実家に戻り親と一緒に農業に取り組むことになってから、父親からなかなか自分のやりたいようにやらせてもらえなかったという苦い経験があるからです。

内海さん。平成16年に農業生産法人を成立し、年々経営を拡大

内海さんは今回のインターンシップに一つの期待を持っています。それは、将来的に会社の後継者と共に農業をする人との出会い。苦労し成長し次の時代に合った新しい農業のカタチを模索していってくれる人が現れてくれたらと思っているそうです。もちろんまずは気軽に参加してもらってOK!内海さんの所で栽培している品目以外にも、むかわの農業で興味のあることがあれば、生産者のところに連れて行ったりもしてくれるそうです。

太平洋に面した北の大地。そこで懸命に農業に取り組み、苦労して生み出した経営スタイルの一端に触れてみませんか?

道路沿いに立つ「内海アグリファーム」の看板。ここが3日間の特別な体験の入り口


有限会社内海アグリファーム
北海道勇払郡むかわ町花岡279
電話:0145-42-4934
FAX:0145-47-7555
メールアドレス:hisatoshi6402@gmail.com
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