- いつでもどこでも畑の温度・湿度をスマホでチェック。高齢者でも楽々操作!
- 従来品より大幅コストダウン。ランニングコストは月々約1100円!
- 小型で軽量のため畑から畑へ持ち運びも自由自在。特別な設置工事不要!
導入実績年代は20~80歳代。
高齢者も扱いやすいデバイス
FOX‐TECH社が2020年11月から国内の農業向け販売を開始したばかりの温湿度計デバイス『TEMPHAWK(テンプホーク)』。宮崎県で営業をスタートした途端、 瞬く間にその実用性と機能性に評価が広がっています。これまでトルコキキョウ、ラナンキュラス、スイトピーなどの花卉(かき)栽培やキュウリ、ピーマン、ニラなどの野菜栽培、マンゴー、イチゴ、キンカンなどの果物栽培農家に導入されました。温湿度計は、石けん箱サイズで重さは500g以下と軽々。電源コードもついていないので、屋内・屋外どこにでも簡単に持ち運びが可能です。温度や湿度を確認したい場所に設置すれば、スマートフォンでデータをいつでも確認。設定した温度を超えた場合はアラート機能で通知が来ます。実際に導入した生産者の年代は20~80歳代と幅広く、高齢者でも簡単に操作できる手軽さも喜ばれています。
試験的にTEMPHAWK を導入した農業系の高校では、干し大根用のやぐらに設置。設定温度になるとスマホに通知が来るように設定しました。そのことに興味を持った地元の漬け物メーカーが、契約している干し大根農家の生産者に試験的に配布。実は干し大根は、凍ってしまうと商品価値が下がってしまいます。これまでは毎年凍結する生産者もいたそうですが、TEMPHAWKを設置したことで、凍結を回避できた生産者からの喜びの声も届いています。このため、多くの干し大根農家が購入に至りました。
設置2日後のアラートで
出荷時期の花の全滅を回避
近年、花卉(かき)栽培で人気が高まっているラナンキュラス。高千穂地域でもラナンキュラスの栽培を始める生産者が近年増えていますが、その課題はハウス内の温度管理。12月から3月の寒い季節に出荷シーズンを迎えますが、ハウス内の温度低下により花が全滅してしまうことも。ボイラーは5℃になったらスイッチが入るよう設定されていますが、何らかの原因でセンサーが働かなくなったり、ボイラーがストップしたりするため、夜中に何度もハウスに見回りに行くという日常を強いられている生産者も少なくありません。
高千穂、日之影、五ヶ瀬の3地区23のラナンキュラス生産者が集まる「高千穂町あまてらすラナンキュラス」部会長の松本陽介さんも、そんな1人でした。「測定器を取り入れたいとは思っていましたが、現実的にはお金もかかるし、踏み込めませんでした」と松本部会長。そんな時、知り合いの花卉生産者がFacebookにTEMPHAWKのことをアップしているのを見て、「まず破格の値段なのにびっくりしました。これなら導入できるのではないかと思いましたね」。実際にモニター機を設置してみた感想を、「今まで勘でやっていたことが数字やグラフに表れるので非常に分かりやすい。ボイラーが正常に動いているかどうかも、グラフのジグザグで確認できます。これは使いやすいと思ってすぐに導入を決めました」。「技術を共有しよう」を合い言葉に広い視野で品質向上に取り組んでいる同部会では今、TEMPHAWK 設置が進んでいるそうです。
設置早々、予想外のアクシデントから難を逃れたのが、部会メンバーで高千穂町のラナンキュラス生産者の甲斐末喜さんです。6年前から栽培を始め、現在7.5aに3つのハウスで7万5000 本の出荷を目標にしています。
2月上旬、甲斐さんがデモ機をハウスに設置した2日目のこと。家族がスマホのアラートに気付き、甲斐さんに「アラートが赤くなっている」と告げると、「ボイラーを入れているのにそんなことはないだろう」と半信半疑で、車で5分ほどのところにある畑へ駆けつけました。すると、ダクトが燃料のコックを塞ぎボイラーが停止。ハウス内の温度が急速に下がっていました。すぐにボイラーを再稼働したため、花の全滅をギリギリで免れることができました。「ハウスごとダメかと思いましたが、TEMPHAWKに救われました。だから今は、他を辛抱してでも入れた方がいいと、みんなに勧めているんですよ」と話す甲斐さんの今季のラナンキュラスの出荷数は目標を超えたそうです。TEMPHAWKの導入により生活スタイルも一変。それまでは夜中もハウスを見回りに出かけていたため、ぐっすり眠れなかったそうですが、「今では、テレビを見ながらでも、布団の中ででも温度を確認できる。安心して眠れます」と笑顔を見せます。
長年の勘や経験を数値化。
労働時間や精神的負担も軽減
ITやデバイスなどというと難しく捉えられがちですが、TEMPHAWKの特長は、高齢者でもスマホのアイコンにタッチさえできれば、簡単に取り扱うことができることです。長年の勘や経験に頼っていたことが、数字やグラフに表示されます。また5時間の充電で半年近く稼働。微弱な電波を使用するためWi‐Fiも携帯電話の電波も不要且つ、月々のランニングコストも低くおさえるというメリットもあります。電波が悪い場合は中継器を使用しますが、実際に導入した高千穂のような山間部でも、ほとんど中継器が不要でした。何より、初期投資と毎月のコストが大幅に軽減できます。
既に宮崎県内のJA高千穂、JA宮崎中央、JAこばやし、JAはまゆう管内などの生産者で導入。他の都道府県にも広がりを見せています。生産者の同意があれば、農作物の部会単位やJA単位ですべての生産者の温度・湿度管理の状況が把握できます。今後は、畜産業や漁業など温湿度管理が必要な分野での可能性も秘めています。温湿度管理に関する課題を低コストで解決するだけでなく、労働時間の緩和や精神的負担の軽減にもつながるTEMPHAWK への期待は高まるばかりです。
【商品名】『TEMPHAWK ( テンプホーク)』 【価格】オープン価格 ※ 通信料・アプリ使用料は月々1100 円(税込) ※デバイス本体価格、通信料、アプリ使用料は 為替相場の変動等により、価格を変更する場合がございます 【コンセプト】 TEMPHAWK (テンプホーク)は、長年の勘と経験を数字で表してくれる温湿度デバイスです。私たちは、農作業の負担の解消や品質の更には農産物のブランド力を上げ、地域活性化にも役立つ取り組みを目指しています。 |
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