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豊かな土づくりは、微生物のバランスがカギ。世界40数カ国で実用される『コフナ』を使った、土壌消毒方法に迫る

豊かな土づくりは、微生物のバランスがカギ。世界40数カ国で実用される『コフナ』を使った、土壌消毒方法に迫る

イチゴの萎黄病やトマトの青枯れ病など、農家を悩ませる連作障害。これらの対策としてさまざまな土壌消毒の方法がある中で、土づくりをしながら土壌消毒もできるのが「コフナ・ソーラー法」です。太陽熱消毒(土壌還元消毒)に微生物資材『コフナ』(俗称コフナ菌)をプラスすることで、土壌の微生物相のバランスを整えて病原菌を防除するというこの方法。約10年前から導入し、茨城県オリジナルのイチゴ品種栽培を軌道に乗せた鷺谷一雄さんに話を伺いました。

試験栽培から取り組む「いばらキッス」

イチゴ生産量全国7位の茨城県。中でも県西部の筑西市は歴史のあるイチゴ産地です。主力品種の「とちおとめ」に加え、近年は茨城県オリジナル品種「いばらキッス」の栽培も盛ん。とちおとめと比べて酸味が控えめ、マイルドな食感で、首都圏の市場を中心に高い評価を集めています。

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真紅色の大粒な果実が印象的な「いばらキッス」

2003年に家業を継いで就農した鷺谷一雄さんは、JA北つくばいちご部会に所属する傍ら、県全域の約350名からなる茨城県いちご経営研究会の会長も務めています。鷺谷さんにとって「いばらキッス」は、2006年の試験栽培から携わり、2012年にようやく品種登録されたとあって思い入れもひとしおです。

しかし、当初は土が栽培に合っていなかったのか、不良果が多発するなど苦戦していたと、鷺谷さんは当時を回顧します。「茨城県を代表する品種ですが、生産量はイチゴ全体の2割ほどです。とちおとめとは潅水や施肥の管理方法がまったく違うので、熟練している農家ほど新規には取り組みにくいようです。私も最初の2~3年は、期待した収量の7割程度しか採れませんでした」。

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就農歴を語る鷺谷さん

好転のきっかけとなったのが、好嫌気性複合微生物資材『コフナ』の導入でした。

土壌消毒法の見直しが、『コフナ』との出会い

『コフナ』とは、土のメカニズムの基本である腐植を、世界で最初に解明したフランス・パスツール研究所の指導を受けてフランス・コフナ社が世界で初めて商品化した土壌改良微生物資材。多種多様な微生物を含有しており、中でも高温に強く、無酸素状態で増殖する嫌気性菌「クロストリジウム属菌」の特性を活かし、太陽熱消毒(土壌還元消毒)と組み合わせた使用法「コフナ・ソーラー法」が広く実施されています。

体への負担が心配ない、安全な土壌消毒法を探す中、この方法が、鷺谷さんの目に留まります。

鷺谷さんがこれまで行っていた、薬剤による化学消毒は土壌を無菌状態にするものの、有用な善玉菌までをも死滅させてしまうほか、消毒作業に危険が伴うことも悩みの種だったといいます。

そこで、2011年から販売店からの勧めで「コフナ・ソーラー法」を試してみると、圃場の土は今までにないくらいフカフカに。苗の定植も手でスポッと埋められるほど柔らかく、収穫シーズン終了まで団粒構造が維持されているという鷺谷さんの言葉からも、多種多様な微生物が共生する良好な土壌環境に整ってきたことがうかがえます。

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「コフナ・ソーラー法」は足が沈むほど土壌にたっぷりと水分を含ませます

「コフナ自体が元肥になるので消毒というよりも土づくりをしている感覚で取り組みやすいですね」と、鷺谷さん。販売店の本澤辰哉さんも「真っさらな土壌に悪い菌が1種類でも入ると爆発的に増殖しますが、コフナを撒いた土壌には多少の悪い菌が入っても、周囲にそれを抑えるほどたくさん菌がいるので、悪さができなくなるんですよ」とコンセプトを説明してくれました。

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土の状態を確認する本澤さん(左)

善玉菌をどんどん増やし、イチゴ栽培も軌道に

『コフナ』導入の成果は、土づくりや土壌消毒の作業性改善だけにとどまりません。それまで苦戦していた「いばらキッス」の栽培にも進展がありました。以前は株が成長しすぎて多発していた不良果がほとんど見られなくなったのです。

「土(の環境)が栽培にうまくはまったんでしょう。他にも条件が重なったのかもしれませんが、私の農業はこれが転換期になりました」。

鷺谷さんは毎年6月ごろ、収穫が終わったハウスに残った株をすべて土にすき込み、そこへ『コフナ』とその餌になる有機炭素資材『ビオマス』を機械散布。その後、圃場に潅水チューブを張った上からポリ資材で被覆して、ハウスの外へ染み出すほどたっぷりの水を流し入れ、2カ月間ハウスを締め切る方法で「コフナ・ソーラー法」を実践しています。

取材に訪れた6月中旬、3日前に処理を開始したというハウスの中は、サウナのように高温で蒸し込まれ、微生物の生きた匂いが漂っていました。

「土の中でコフナ菌とビオマスが手を組んで善玉菌をどんどん増やし、さらに熱と水分で発酵(腐植)も進むので、土壌の状態がぐんぐんよくなります」と、鷺谷さん。『コフナ』と出会って10年。目標としていた「いばらキッス」の4月末収量6t/10aも達成して満足のいく結果が出ていると、総評を語ってくれました。

こうした結果を目の当たりにし、地域では鷺谷さんに倣って『コフナ』を導入したという農家も。長年悩まされたトマトの青枯れ病を克服したり、土壌測定でイチゴの萎黄病の原因になるフザリウム菌やセンチュウが見られなくなったなどの事例も少なくありません。

土壌消毒の方法を見直したい方、土づくりの方法を模索している方はぜひ、お近くの販売代理店に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

◆コフナをご注文の際は下記のURLより、お取り扱い店舗までお問い合わせください

https://cofuna.jp/sale_list/


【取材協力販売店】
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〒328₋0037
栃木県栃木市倭町12₋2
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