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話題の”二刀流”ファーム《G1レース出場のサラブレッド&高級ブランド黒毛和牛》さらには、専任の獣医師のいる全国的に稀有な牧場で働けるチャンス

話題の”二刀流”ファーム《G1レース出場のサラブレッド&高級ブランド黒毛和牛》さらには、専任の獣医師のいる全国的に稀有な牧場で働けるチャンス

西日本屈指の酪農・畜産県、熊本。世界農業遺産に認定されている自然豊かな「阿蘇」の裾野に、話題のファームはあります。

全国から注目を集める理由は、九州でも1.2位を争うサラブレッドの生産牧場でありながら、品評会で常にチャンピオンをとっている黒毛和牛の生産・販売も行っているという二刀流にあります。

一つを成し遂げるのも難しいのに、なぜ同ファームは二刀流剣豪・宮本武蔵も顔負けの実績を残せたのか?成功の秘訣を探ると、3つ目の強み、専任の獣医が常駐し細やかに対応しているという現場環境が見えてきました。

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品評会での優勝多数!その原動力は牛への愛

当社を兄弟で牽引。弟の村山嘉崇さん(左)と代表代行を勤める村山央樹さん(右)

話題の牧場『株式会社ストームファームコーポレーション』が創業したのは今から約130年前。代々、黒毛和牛の繁殖から生産まで一貫して行なってきたそうで、代表代行を勤める村山央樹さん(28・獣医師)で6代目という歴史を持ちます。牛の繁殖から健康管理までメインで担当しているのは弟の嘉崇さん(27)。毎年開催される品評会で長年チャンピオンに輝いてきた実績を、兄弟のタッグで継続中です。嘉崇さんによると、「チャンピオンを輩出したファームだからといって、牛の販売価格が上がるわけではない」というから意外です。それでも挑戦するのは、牛への愛と、名誉のため。

ファーム内のほぼ全ての業務を担当する弟の嘉崇さん

「競りに参加した時から勝負は始まっていて、代々培ってきた『いい牛を見分ける目』で『これだ!』と思える1頭を選び、当ファームで繁殖させて、子牛から愛情をたっぷり注いで育てていきます。品評会前の1ヶ月間は毎日シャンプーとブラッシングを行い、ピカピカに磨き上げないといけませんからかなり大変。それなのに、もらえるのは称号だけでしょう?好きじゃないとできないですよ(笑)」と、語る姿から牛への愛が溢れ出ていました。
目下の目標は、来年、鹿児島で開催される『全国和牛能力供進会(5年に一度開催)』への熊本県代表出場。実は前回、前々回も県代表として出場しており、3回連続となれば熊本県初となる快挙!全国的にも数えるくらいしか実績がないらしく、兄弟の気合も数割増しになっているようです。

細やかな世話と獣医師との連携が功奏。
わずか15年でG1出走馬を輩出

馬術の高校総体で3年連続優勝経験のある兄・央樹さん

「当ファームのやり方は、とにかく牛・馬の様子を注意深く見て、体調不良にいち早く気づき、大事になる前に治すこと」と央樹さん。例えば牛は、耳がピンと立っている時は元気な証拠だし、キツい時はすぐに顔に出るとか。馬は腹痛をおこしやすいらしく、自分のお腹を振り返って見る時や、汗をかいている時、いつも以上に動き回っている時は痛みがある証拠らしい。異変に気づいたら、まずは体温を測って獣医である兄・央樹さんにバトンタッチ。「牛も馬も、早期発見、早期治療が基本ですから、兄が専任の獣医師として常駐し、的確な処置をしてくれることが心強いですね」と、全幅の信頼を寄せいているようです。

サラブレッドの種馬は2頭、繁殖牝馬は17頭。生まれた馬は生後1カ月で北海道にて競りにかけ、未来の競走馬として育っていく

実は取材にお邪魔した前夜も馬の体調が急変し、央樹さんが最新の設備を備えている鹿児島大学まで車で運んだとか。今回は幸いにも処置が早かったから大事に至らなかったそうですが、央樹さんは幼少期、急変した馬を安楽死させた経験があり、その辛さを今も忘れられないそうです。「とにかく悲しくて、現実を受け入れられなくて。『ドクターが近くにいたら間に合ったかもしれない』という思いが、獣医師を志すきっかけになりました」。
その後、央樹さんが中学生の頃に同ファームでは馬の繁殖・生産を本格的に手がけるようになり、中3の時には北海道の牧場で馬の繁殖の研修を受けることになったそうです。

「とにかく父親がスパルタ教育でしたから、北海道への片道切符だけ渡されて、帰りは牧場で働いて稼いで買えって言われて(笑)。生まれた時から馬はいましたから知識だけはプロ並みにありましたし、私も負けず嫌いなので、『この機会に人脈をしっかり作ろう』と決めてトイレ掃除から始めて顔を覚えてもらいました」と振り返ります。何事も決めたら全力投球するのが央樹さんの信条らしく、馬好きが高じて始めた馬術では高校総体で3年連続優勝!その負けん気がサラブレッドの繁殖・生産にも生かされていて、この業界に進出してわずか15年ながら、G1出走馬・ルクシオンを輩出するなど新進気鋭のファームとして注目を集めています。

職員が語る会社の魅力は、”まさに家族そのもの”
やりがいは別格!

4人いる社員の内、3人は20代。助け合い、気づいたことをすぐに言えるアットホームな雰囲気が、全国で戦えるレベルの維持につながっている

同ファームで働く職員は、兄弟の他に牛担当の横田龍弥さん(29)と、馬担当の村林香織さん(40)のおふたり。平均年齢31歳&少数精鋭のアットホームな環境です。
村林さんによると、馬の種付けは2月中旬~6月末、分娩は翌年の1月~5月になるそうで、生後1カ月で北海道に移して7月に行われる競りまで健康管理を行うというルーティーン。そのため、毎年7月後半~12月末は比較的ゆったりとしているそうです。日々の作業がスタートするのは朝6時30分。【夜間放牧していた馬を厩舎に戻して餌やり】→【日中放牧の馬を厩舎から出す】→【馬房の掃除】→【夕方の餌の準備】→【馬の手入れ(ブラッシングや蹄のケア)】で午前中の作業は終了。その後、14時から午後の作業がスタートし、【2回目の餌やり】→【日中放牧の馬を厩舎に入れて夜間放牧の馬を出す】→【馬房の掃除】→【次の日の餌の準備】で18時に作業終了といった具合です。

毎日ブラッシングや蹄の手入れを行うため、馬のちょっとした変化にもすぐ気づくことができる

「お産が近いと手伝うことがありますし、競りの勉強を兼ねて北海道に行くこともあります。働きながらいろんな経験をして知識と技術を身につけられる環境なので、動物好きな方なら未経験者でも安心して飛び込んできてほしいですね」。ちなみに彼女も高校時代に馬術部に所属し、インターハイ出場の経験を持つ馬好き!「当ファームは、代表が地方競馬の馬主資格を持っているので、オーナーブリーダーとして生産した馬が活躍する姿を間近で見られます。昨年デビューした子が、地方馬ながら中央馬相手に3着に入賞したときはめちゃくちゃ感動しました!」と大興奮です。

細かく手入れしているため、牛舎独特の匂いがほとんどない。牛にとっても、職員にとっても過ごしやすい環境だ

また、牛担当の横田さんは別の牧場で7年間勤めていましたが、すぐ身近に獣医がいる安心感と、品評会優勝牛を育てているというやりがいに魅力を感じ、数ヶ月前に転職してきたそうです。「年齢が近いし、和気あいあいとした職場です。みんなでバーベキューをしたりして、楽しむときは楽しむ。仕事上も、誰かが大変なときはフォローし合う。それが自然とできる環境ですから、ストレスなく仕事に向き合えています」。

「話題のファームで一緒に働いてみたい!」という方のために、現在インターンシップを募集中です。応募条件はただ一つ、動物が好きなこと。「命を扱う現場ですから、一つ一つの仕事に手を抜くことができません。専門の知識や技術、経験の有無よりも、『これから活躍するサラブレッドや牛を育ててみたい』という愛情と向上心を持って取り組める方に参加してほしいですね」とおふたり。気になる方はまずはチェックしてみてください。

昨年から周辺地域の農場へ往診開始。
今後は農業コンサルタント業も!

実は、獣医師資格を取得した央樹さんは、JRA(日本中央競馬会)や、北海道の大手牧場から内定をもらっていたそう。獣医師として活躍できる日本トップクラスの環境を蹴ってまで、地元に戻ることを選んだ理由は何でしょう?尋ねると「恩返しがしたかったから」という言葉が返ってきました。同ファームの創業から約130年、「地域の人たちに支えてもらい、時に切磋琢磨しながらここまでこられた」という思いが強く、恩返しのためにまずは農協に獣医師として就職。数年で退職しファームの専属となった後も、周辺地域の農場を往診してまわっているそうです。
「第一次産業は大きく衰退し、人材不足が懸念されています。地域が手を結び協力することで、畜産を営む方が少しでも増えてほしい。これからもそのお手伝いをしていきたいですね」。
その言葉通り、今後は、これまで培ってきた人脈やノウハウを生かし国内外で農業コンサルタント業も展開予定。そうなると獣医も必要になってくるので、「一緒に喜びを分かち合いたい!」という、やる気のある獣医師も募集中です。
全国的にも珍しい現場で働くチャンス。ぜひこの機会を逃さないでくださいね。

「生命に携わる現場でしか味わえない喜びを一緒に分かち合いませんか?」と語る代表代行の村山央樹さん。「経験、知識がある方より、未経験でも『やりたい』『頑張りたい』という向上心のある方に挑戦してほしいですね」と弟の嘉崇さん

★日々のストームファームの様子を Instagram で紹介中★

【お問い合わせ】
株式会社ストームファームコーポレーション
〒869-1236
熊本県菊池郡大津町杉水2068-4
TEL/FAX:096-293-0592

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