漁師という選択肢。魅力や働き方、なり方を聞いてみた!~『漁業就業支援フェア2021』開催~|マイナビ農業

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漁師という選択肢。魅力や働き方、なり方を聞いてみた!~『漁業就業支援フェア2021』開催~

漁師という選択肢。魅力や働き方、なり方を聞いてみた!~『漁業就業支援フェア2021』開催~

農業と同じく日本の食を支える漁業。魚は身近な食材ですが、それを獲る漁業の仕事はイメージしにくいかもしれません。漁師になりたくても、どうすればなれるのかわからない人もいるのではないでしょうか。一口に漁業と言っても、漁をする場所や漁法によって働き方はさまざま。地域によって暮らし方も違ってきます。そこで今回は漁業就業の相談窓口でもある『漁師.jp』こと一般社団法人全国漁業就業者確保育成センターで、漁業の魅力と漁師のなり方を聞いてきました。リアルに相談できるチャンスです!『漁業就業支援フェア2021』の情報も注目です。

漁師になるには? まずは『漁師.jp』に聞いてみよう

身近に田畑がある農業と違い、船に乗って沖で作業する漁業の仕事は見えにくく、未経験から漁師になるのはハードルが高そうに感じるかもしれません。

そんな漁師への道を開いてくれるのが、一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター(以下、『漁師.jp』)です。『漁師.jp』は漁業への新規就業者を発掘するため就労に関する情報を提供し、新たな漁業の担い手を確保・育成することを目的に活動しています。

漁業

ここには「漁師になるにはどうしたらいい?」「漁師の働きかたは?」という問い合わせが度々寄せられています。海が好き・釣りが好きな若い世代、自分の船を持って独立したい中堅世代など、職業として漁師に興味を持つ人は少なくありません。

「漁師になりたくても情報がなくて諦めてしまう人も多いようです。未経験からなれると思っていなくて一般企業に就職したけど、道があるなら漁師に転職したいという人もいます」と話すのは、同センターで就業相談にあたる馬上敦子さんです。

『漁師.jp』では、漁業に興味がある層に向けて、全国の漁業者や漁業協同組合(以下、漁協)と連携して、webサイト、セミナー、フェアなどを通して情報を提供しています。

漁業フェア

馬上敦子さん(右)

漁業界の現状。漁師という選択

漁業もやはり後継者・担い手不足が深刻です。60代はまだ若手といわれるほど、漁業者の高齢化は進んでいます。10年後にはベテラン勢の一斉引退の危機が迫り、漁業技術の継承が急がれています。

「以前であれば漁師は自分の子どもが継いだり、地域や水産高校とのつながりで人材を確保していましたが、近年は子どもが一般企業に就職して町を出ていくことが多く、地域の外から人材を入れたいというニーズが高まっています」と馬上さん。

漁業就業⽀援フェアに参加したある地域の漁協では、フェアで出会った⾸都圏の会社員を受⼊れたところ、その⼈材が、⾃分の船を持って独⽴し、組合でもベスト3の漁師になったそう。その姿を⾒て地域の若者たちも漁業を志望するようになったとのことです。

新しい人材が入ることで漁村が活気づき、船が増えたため岸壁を整備し漁協事務所も新築されたそう。その様子を見た隣町の漁協でも外からの人材獲得のニーズが高まっているという話を聞くと、夢を抱かずにはいられません。

漁業

「漁師の魅力は、自然の中で常に自分を試せることです。その日ごとに結果が違ってギャンブル性があることが魅力であり不安定さでもありますが、そこにワクワクできることは漁師になるうえで大事な要素かもしれません」と、馬上さんの言葉に納得です。

働き方もいろいろ、漁業の種類と漁師のなり方

道は開かれているとは言え、漁師になりたいと思ってすぐになれるものではありません。ましてや独立するとなると、船や漁業権、組合員資格などが必要です。組合員になるには、ほとんどの場合、その市町村に居住して組合理事会で認められなければなりません。
そこでまずは漁業会社に入社して乗組員として漁の経験を積み地域に馴染んでいくことが大切です。地域の漁業者の一員として働く中で、組合員の資格が得られ、引退する漁師から船を譲り受けて独立するケースもあります。

また、漁業にはいろいろな種類があり、漁をする場所、漁法、地域によって、働き方や暮らし方が異なります。
「沿岸には釣り漁業や、定置網漁業、まき網漁業などがあり、1年の大半を船で旅をする遠洋まぐろはえ縄漁業、魚を育てるという点で比較的農業と似ている養殖業もあります。どんな漁師になりたいかで私たちがアドバイスする内容が違ってきます」と馬上さん。

大型船を運航する沖合・遠洋船では、日本人船員は将来船の中での幹部候補となるため、運航に必要な海技士資格取得までの期間を考えると比較的若い人や水産高校の卒業生が求められます。例えば中学生や高校生から大型船に乗船したいといった相談があった場合には、就職する前に、海技士資格を取得する学校に行くことも選択肢の一つとして考えられます。

若い人ばかりを求めるかというとそうではなく、地域の人口増や漁村の活性化をもたらしてくれる家族が歓迎される地域もあります。漁師を目指すなら、年齢にかかわらずその土地に合うかが重要。田舎暮らしは思った以上に都会よりも付き合いが多くコミュニケーションが大事なのは、農業も漁業も同じです。

漁業フェア

令和元年7月漁業就業支援フェア東京会場をきっかけに岩手県でワカメ・ホタテ養殖をしている岡⽥さん夫婦

漁業は体力的に厳しいイメージがありますが、近年は機械化が進んで力仕事の割合は少なくなっています。長期航海をする大型船には若い方に乗船してもらうためにWi-Fi完備の船が増えています。また、経営面では世界的な日本食ブームで海外でのニーズが高く、売り方を考えて利益を上げている経営者も少なくありません。

「今までのように漁師さんは魚を獲るだけでは、漁村は衰退してしまいます。どうしたら儲かるかを考えて新しいことにチャレンジすることも大切。外から入る方にはそういった新しい風を吹かせてくれることに期待しています」とこれからの漁業を語ってくれました。

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遠洋漁師を目指す方に向け、動画を配信しています

『漁業就業支援フェア2021』開催!生の声が聞けて相談もできる!

漁業就業についての情報収集の場として、『漁師.jp』では、毎年、全国最大の漁業合同就職説明会「漁業就業支援フェア」を開催しています。2021年は感染症対策をより一層万全にして、大阪(9月25日)、東京(10月2日)、福岡(10月9日)の三都市で開催予定です。

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『漁業就業支援フェア2021』詳細はこちら

水産庁の補助事業として2002年2月にスタートした『研修生募集フェア』を前身に、2004年度からは『漁業就業支援フェア』として開催。東京・大阪・福岡の3会場で開催され、2019年度は延べ数で出展者206団体、来場者762人と過去最大。2020年度は、オンライン出展を含む142団体、来場者518人が参加しました。

漁業フェア

昨年の様子。出展者・来場者・関係者の感染者ゼロをモットーに漁業就業支援フェア2021を開催いたします

入場無料、来場予約も不要なので気軽に参加して、ブースを自由に回ることができます。漁業がまったくわからなければ、まず「ガイダンスコーナー」へ。漁業の種類など入門編の基礎知識を解説します。どの出展ブースをまわればいいのか迷ったときは「総合相談ブース」へ。馬上さんら『漁師.jp』スタッフが、あらゆる相談に応じます。

「出展団体ブース」では人材を受け入れたい漁協や漁業会社から、漁師の生活、地域の情報、就業条件などの情報を詳しく聞くことができます。全国の支援制度やパンフレットが設置された「資料コーナー」もあります。

漁業

オンライン出展者も含めて、全国の漁協や漁師さんから直接情報が得られる貴重なチャンスです。「漁業に興味がある」「話だけでも聞いてみたい」など、漁師に興味ある方は参加してみてはいかがでしょうか。

【問い合わせ先】
一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター
TEL:03-5545-1617(平日10:00〜17:00(昼休み12:00〜13:00))

『漁業就業支援フェア2021』

●大阪会場
日時:9月25日(土)12:30~16:00
会場:大阪マーチャンダイズマート(OMMビル)

●東京会場
日時:10月2日(土)12:30~16:00
会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館5階展示室

●福岡会場
日時:10月9日(土)12:30~16:00
会場:JR博多シティ JR九州ホール9階

入退場自由・入場無料・履歴書不要・家族連れ歓迎・服装自由・未経験者歓迎!
出展者情報やコンテンツなど詳細は下記をご確認ください。

『漁業就業支援フェア2021』

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